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史跡斎宮跡の発掘調査で出土した日本最古の「いろは歌」墨書土器にちなんで、現代の土器に墨で文字を書く体験イベントを開催します。また、平安時代のプリンセスが食べていたとされる料理も提供します。
三重県明和町にある斎宮跡は、国の特別史跡に指定されている歴史的遺跡で、かつての斎宮が存在した場所です。
約3平方キロメートルにわたる広大な遺跡で、宮殿の跡や貴族の住居跡、池や庭園などが発見されています。
ここでは、古代日本の宮廷文化や儀式の重要性を感じることができ、特に「いろは歌」やその他の文化的な遺物が多数出土していることで有名です。
その中でも、⼟器に墨で⽂字を書いた「墨書⼟器」には、斎王に仕える女官が書いたとされる筆跡が残っており、ひらがなで書かれた「いろは歌」としては、⽇本最古のものとなっています。
この歴史をもとに、現代で墨書土器作りを体験するイベントが開催されます。
参加者は、平安時代にタイムスリップしたような気分で、習字や己書の講座を受けた後、自分の好きな文字を土器に墨で書いて記念に持ち帰ることができます。
また、イベントでは斎宮跡での歴史探訪の一環として、平安時代のプリンセス「斎王」が食べていたとされる料理を現代風にアレンジした特別なお弁当をお楽しみいただけます。
古代の食文化を大切にしながらも、現代の味覚に合わせたこのお弁当は、当時の貴族たちの優雅な暮らしを感じられる一品となっています。
見た目にも美しい盛り付けが特徴で、斎宮の歴史や文化に触れながら優雅なひとときを過ごしてみませんか?
この貴重な体験を通じて、日本の歴史と文化に深く触れることができます。
ぜひ、この機会にご参加ください。
※10⽉20⽇(日曜日)・27⽇(⽇曜日)、11⽉2⽇(⼟曜日)・3⽇(⽇曜日)・4⽇(祝日)・16⽇(⼟曜日)、12⽉15⽇(⽇曜日)は開催されませんのでご注意ください。
お伊勢さんの入り口、明和町。明和町は、かつて、天皇の代わりに伊勢神宮の天照大御神に仕えた皇室の皇女「斎王」が暮らしたみやこ「斎宮」が史跡として眠るまちです。