熊本の天気を解説! 季節ごとの特徴とベスト観光スポット

天気情報をチェックしながら熊本観光を楽しもう！

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熊本に行くなら、四季の気温や天気、観光に最適な時期などを押さえておくとより観光を楽しめます。

この記事では、熊本の四季ごとの天気の特徴と最適な服装、観光おすすめスポットを紹介します。旅行先の天気や気温をイメージして、旅の準備に役立ててください。

熊本の天気の特徴

東に標高1,000mを超える九州山地、西に東シナ海や有明海がある熊本県は、地域によって気候特性が大きく変わります。山側の阿蘇地方は冬の冷え込みが厳しい一方、西側の天草・芦北地方は冬でも比較的温暖です。

熊本県は、東シナ海から流れ込む暖かく湿った空気の影響を受けて、大雨・集中豪雨などが発生しやすい地域です。特に宮崎県と鹿児島県に隣接した山深い九州山地付近では、年間降水量が東京の2倍近い3,200mmにも達しています。その他の平野部でも、年間降水量は2,000ｍmとやや多めです。

【熊本】四季ごとの天気の特徴と最適な服装

熊本県は、北・東・南を山地に囲まれているため基本的には内陸性気候を示し、夏は暑く、冬は寒くなります。

年間平均気温は地域によって異なり、海側の天草地方なら18℃前後と比較的温暖です。山側の阿蘇地方は13℃前後で、夏は涼しく過ごせますが、冬の寒さは厳しいです。

春（3月～5月）の気象・気候

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熊本県の春は、最高気温が20～25℃、最低気温が4～14℃です。晴れた日には、日中は長袖Tシャツ1枚で過ごせる日もあります。ただし、寒暖差が激しいので、朝晩は羽織るものを用意しておくと安心です。

2014年～2023年までの10年間における各月の平均気温は、3月が12.2℃、4月が16.5℃、5月が20.8℃です。相対湿度の平均は、3月が67.5％、4月が65.9％、5月が68.1％です。

夏（6月～8月）の気象・気候

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熊本県の夏は、気温が上がりとても暑くなります。湿度も高くなり、蒸し暑い猛暑日が続くため、熱中症に注意が必要です。この時期に観光するなら、スポーツドリンクを持参するなどしてこまめに水分を取りましょう。

移動や観光にかかる時間を計算するときは、日陰で休む時間も考慮しておく必要があります。強い日差しに備えて、日焼け止めや帽子、日傘などを準備するのがおすすめです。

6月～7月頃は、梅雨となり、とても降水量が多いです。雨が心配なら、折り畳み傘に加えてレインコートやレインブーツなどを持って行きましょう。

2014年～2023年までの10年間における各月の平均気温は、6月が23.9℃、7月が27.6℃、8月が28.6℃です。相対湿度の平均は、6月が76.7％、7月が78.5％、8月が74.3％です。

秋（9月～11月）の気象・気候

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熊本県の秋は、9月から11月にかけて徐々に気温が下がり、冷え込んでいきます。

9月は残暑が厳しく、半袖でも問題ありません。朝晩は、パーカーやカーディガンなど薄手の羽織りものがあると安心です。10月頃からは気温がさらに下がり、11月になると朝晩は冷え込みやすくなります。11月頃は、長袖にさらに羽織りもの、または薄手のコートなどがあると便利です。

2014年～2023年までの10年間における各月の平均気温は、9月が25.4℃、10月が19.9℃、11月が14.1℃です。相対湿度の平均は、9月が74.3％、10月が69.1％、11月が73.6％です。

冬（12月～2月）の気象・気候

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九州は暖かいイメージを持つ人もいますが、熊本県の冬は意外と寒いです。最低気温は東京よりも低いことが多いため、冬に観光するなら防寒対策は必須です。セーターに厚手のコートまたはダウンジャケットなどで、しっかり防寒しましょう。

特に1月・2月は気温が低く、氷点下を記録することもあります。分厚い手袋や帽子、マフラーなどもあると安心です。

2014年～2023年までの10年間における各月の平均気温は、12月が7.9℃、1月が6.4℃、2月が7.5℃です。相対湿度の平均は、12月が71.8％、1月が71.2％、2月が68％です。

熊本旅行におすすめの時期は春と秋

熊本県は基本的に夏の暑さも冬の寒さも厳しいため、旅行へ出かけるなら過ごしやすい春または秋がおすすめです。

春に熊本県に行くと、美しく見事な桜の景色を楽しめます。熊本の桜が開花するタイミングは例年3月下旬ごろで、見頃は4月上旬も早い時期までです。

秋は、他の地域に比べて台風の上陸も少なく、紅葉を楽しめます。紅葉は、例年10月下旬～12月上旬に見ごろを迎えます。

といっても、夏には火の国まつりが開催され、冬は温泉を満喫できるため、どの時期に訪れても楽しめます。

熊本のおすすめ観光スポット5選

温暖で豊かな水資源と広大な丘陵を擁する熊本は、旧石器時代から文明が築かれ、独特の文化を営んできたため、多くの歴史スポットがあります。また豊富な降水量に育まれた美しい自然の景観も堪能できます。

桜が楽しめる人気観光スポット【熊本城】

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熊本県の定番の観光名所は、400年もの歴史を誇る「熊本城」です。日本3名城のひとつでもあり、黒と白のコントラストが特徴です。豊臣秀吉の家臣である築城の名手・加藤清正が築城したお城は、当時の土木と建築の最新技術が使われています。

天守閣の最上階の展望フロアからは、緑豊かな熊本の街並みを一望できます。スマートフォンアプリのAR機能を利用して、明治初期に撮影された眺めと現代の景色を重ねて閲覧することも可能です。

春と秋には「お城まつり」が開催され、城下町もお祭りムードで盛り上がります。流鏑馬（やぶさめ）などの伝統行事を間近で見られる絶好のチャンスです。

【熊本城】
住所：熊本県熊本市中央区本丸1-1
営業時間：9:30～17:00（最終入園16:30）
定休日：12月29日～12月31日
公式HP：https://castle.kumamoto-guide.jp/

桜が楽しめる人気観光スポット【一心行の大桜】

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「一心行の大桜」とは、南阿蘇村のシンボルとして知られる、樹齢400年の一本桜です。南阿蘇鉄道中松駅から徒歩約20分、車なら九州自動車道熊本ICから南阿蘇方面へ約60分の場所にあります。桜のシーズンには、臨時駐車場も用意されます。

桜の種類はヤマザクラで、1991年にはふるさとの象徴となる樹木として「ふるさと熊本の樹木」に登録されました。周囲は菜の花のじゅうたんで囲まれていて、菜の花の開花時期も桜とほぼ同じです。一本桜の薄ピンクと、菜の花の黄色の美しいコントラストが楽しめるとして人気のスポットになっています。

例年の見頃は、3月下旬から4月上旬にかけてです。毎年「一心行 桜さくら植木まつり」が開催され、多くの人でにぎわいます。

【一心行の大桜】
住所：熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松3226-1

紅葉が楽しめる人気観光スポット【菊池渓谷】

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大自然の中で秋の紅葉を満喫したいなら、「菊池渓谷」がおすすめです。日本森林浴の森100景や日本の名水100選に選ばれている、広大な憩いの森です。

秋はカエデやブナ、けやきなどの木々が赤や黄色に色づき、足元には真っ赤な紅葉のじゅうたんが広がります。川面に浮かんだ落ち葉が、水の流れとともに流されていくのを眺めるのは何とも優雅なひと時です。

菊池渓谷はヤマドリやモズ、シジュウカラなど多様な野鳥のすみかでもあり、バードウォッチングも楽しめます。自然の恵みを感じながら、マイナスイオンを浴びて存分にリフレッシュしてください。

【菊池渓谷】
住所：菊池市原5026
営業時間：4月1日〜11月30日 8:30〜17:00に係員が常駐、それ以外も入谷は可能。
公式HP：https://kikuchikeikoku.com/

紅葉が楽しめる人気観光スポット【五家荘】

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「五家荘（ごかのしょう）」は、標高1,300～1,700mの山々に囲まれた、八代（やつしろ）の秘境です。特におすすめのシーズンは秋で、周囲の山々が色鮮やかに色づきます。五家荘一帯で見物できる紅葉は、もみじ、カエデ、ブナ、ドウダンツツジなどです。

五家荘を代表するのが、日本の滝百選のひとつ「せんだん轟（とどろ）の滝」です。70mの高さから水が勢いよく流れ落ちるさまは豪快で、圧倒されること間違いなし。周辺は遊歩道が整っていて、駐車場から滝つぼまで歩いて行けます。滝の周囲もよく整備されており、山歩きを楽しめるようになっています。

近くには江戸時代の文献をもとに設計された「せんだん轟（とどろ）の吊橋」もあるので、ぜひ足を延ばしてみましょう。

【五家荘】
住所：熊本県八代市泉町五家荘

王道の観光スポット【黒川温泉】

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「黒川温泉」は、30軒の旅館が集まる温泉街で、日本の里山の風景と温泉の両方が楽しめます。地域全体がひとつの大きな旅館のようにお客様を迎えるという理念のもと、「黒川温泉一旅館」という言葉が根付いています。小さな温泉街だからこそ、アットホームな雰囲気で、ゆったりとした時間の流れを楽しめるのが魅力です。

浴衣での露天風呂巡りやサイクリング、ウォーキングなど、楽しみ方はいろいろ。入湯手形を購入すれば、好きな3カ所の温泉を選んで入浴できます。

年末から翌3月末までの間は温泉街を流れる川に竹灯籠が吊るされ、ライトアップが見られます。

【黒川温泉】
住所：熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594−3
公式HP：https://www.kurokawaonsen.or.jp/

天気を把握して熊本を楽しもう!

熊本の気候は地域によっても、四季によっても大きく異なるため、観光に出かけるときは行き先の天気や気温をチェックすることが大切です。

熊本城などの歴史遺産に春の桜や秋の紅葉、冬の温泉、夏の大自然とみどころは四季折々です。降水量の多い梅雨の時期、酷暑の夏、そして意外に冷え込む冬と、その季節に合わせた服装をして、自然豊かな熊本の観光を十分に楽しんでください。

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Written by Cakutama editorial team