旅の準備はじめよう
市電で行く!熊本市内観光モデルコース
熊本を初めて訪れる方必見!熊本に来たら絶対に行きたい観光スポットを、1日で巡る熊本市内のモデルコースを紹介します。 復興が進む熊本城や熊本ラーメンを味わい、最後はくまモンに会いに行きましょう。 (取材内容は2022年12月初旬の情報です)
10:00 熊本駅発
2021年春に駅前広場が新しくなり、総合商業施設「アミュプラザくまもと」がオープンした熊本駅。新幹線改札口の正面にある、熊本駅内の総合案内所で旅前の準備を整えます。
お得な市電1日乗車券を購入
「市電1日乗車券」は観光施設の利用割引が付いており、市電の利用が3回以上の場合は乗車券を購入した方がお得になります。今回のモデルコースでは熊本城や熊本城ミュージアム わくわく座、水前寺成趣園で入場料の割引が適用されます。熊本駅総合案内所にて「市電1日乗車券」を購入できます。スマートフォンアプリを使用したモバイルチケットもあり、アプリ上で乗車券を購入し、当日スマートフォンの画面を提示するだけで市電に乗車できるようになります。「市電1日乗車券」に関する情報はこちら。
熊本駅の白川口(東口)を出ると、市電・バス・タクシー乗り場が正面にあります。熊本市電は大正13年に運行を開始した、市民にもなじみ深い路面電車です。熊本駅(田崎橋)から健軍町、上熊本駅から健軍町の2路線を結びます。
10:30 熊本城ミュージアム わくわく座
花畑町電停で下車し、徒歩5分。熊本城を築いた加藤清正の像を通り過ぎて、行幸坂を上ると熊本城ミュージアム わくわく座があります。わくわく座は熊本城を散策する前に、熊本城のことをより詳しく知れるスポットです。
熊本城ミュージアムわくわく座では、江戸時代から震災前の熊本城をVRで再現し様々な角度から観察できる「熊本城VR」や、復旧工事の様子を定点ライブカメラで見学できたりと、より詳しく熊本城を学べる体験型ミュージアムです。完全室内なので、天気が悪くなっても大丈夫!熊本城での観光をより踏み込んで知ることができるスポットです。熊本城・わくわく座の2カ所を見学する場合は、【熊本城・わくわく座2館共通入園券】を利用するとお得です。
【データ】スポット名熊本城ミュージアムわくわく座電話番号096-288-5600所在地 熊本県熊本市中央区二の丸1-1-1営業時間9:00〜17:30(わくわく座入館は17:00まで)入館料(大人)高校生以上 300円(子ども)小・中学生 100円 【熊本城・わくわく座2館共通入園券】
(大人) 高校生以上850円(子ども) 小・中学生 300円
11:00 熊本城
熊本城ミュージアムから徒歩すぐに熊本城があります。熊本城の南口を入城すると、地上6mの特別見学通路から、復旧の進む石垣などの被害状況を見ることができます。
天守閣の完全復旧に併せてリニューアルされた展示は、1階は加藤清正の時代、2階は細川家と、階を上がるにつれて近代の歴史に近づく造りになっています。また、模型や映像で熊本城の築城、西南戦争での焼失、熊本地震での被災や復旧について分かりやすく解説しています。6階の展望フロアからは熊本の町並みが一望できます。
熊本城公式アプリをダウンロードすると、常設展示の解説文や映像内容について音声や字幕で楽しめます。6階の展望エリアではAR(拡張現実)の機能を使って、古写真とを重ねて、現代の熊本の様子とを見比べることもできます。
【データ】スポット名熊本城電話番号096-223-5011所在地 熊本県熊本市中央区本丸1-1営業時間9:00~17:00(最終入園16:30)※天守閣の入場は16:30まで入園料高校生以上 800円 (640円)小・中学生 300円 (240円)未就学児 無料【熊本城・わくわく座2館共通入園券】
(大人) 高校生以上850円(子ども) 小・中学生 300円
12:30 城彩苑 桜の小路
城彩苑 桜の小路では、馬刺しやあか牛など郷土料理を提供するお食事処や熊本県内中のお土産が揃います。天草のうにコロッケやB級グルメのサラダちくわなどの食べ歩きもできるため、自分のスタイルに合った食事ができます。
麺屋 山むら
2022年10月1日にオープンしたばかりの「麺屋 山むら」では、とんこつ香る熊本ラーメンをはじめ、熊本県民のソウルフード太平燕(タイピーエン)を提供しています。熊本ラーメンの特徴は香ばしいニンニクが食欲をそそる真っ黒なマー油。熊本BLACKは独自で開発した秘伝の黒マー油を使用した王道ラーメンです。初めて熊本ラーメンを食べるであろう人たちのために、あえてTHE・熊本ラーメンに近づけたそう。少しスパイシーなマー油に負けない肉感のあるチャーシューと、きくらげ、のり、ネギ、塩味玉がのっています。
太平燕(タイピーエン)は、たっぷりの野菜、エビやイカなどの海鮮や豚肉などの具材が入り、見た目はチャンポン、でも麺はヘルシーな春雨を使用。揚げ玉子を乗っけるのがお約束です。エビやあさりがのった華やかな太平燕は、思わず写真を撮りたくなります。具沢山であっさりした味わいで、白湯スープは具材の甘みをしっかり感じます。チャーシューの調理方法や味付けなどは、和食歴25年以上の店長の技術が活かされています。1日20食限定の馬テールラーメンや熊本正油は、特に和を感じられるラーメンになっています。
14:00 水前寺成趣園
花畑町電停から市電で19分。水前寺公園電停で下車して徒歩すぐの場所に水前寺成趣園があります。水前寺成趣園は肥後国(熊本県)を治めた肥後細川藩初代忠利公が清水が沸く水前寺を気に入り、御茶屋として作事したことから始まります。今の庭園のように整備されたのは綱利公の代で、園内の出水神社には細川家の歴代がまつられています。
桜や紅葉など四季折々の風景が楽しめ、夏には薪御能が開催されたりと季節ごとにイベントも行われます。水前寺一帯は湧き水が多く、水前寺公園の池も地下から湧き出した水です。熊本市内中心部で阿蘇の伏流水が湧き出る池は、水の都と称される熊本の象徴的な場所です。大正元年(1912年)に京都御所内から移築された古今伝授の間から眺める成趣園の風景が最も美しいとされています。水前寺成趣園前の参道商店街には、着物・浴衣レンタルができるお店もあり、和服で散策してみるのもいいですね。
【データ】スポット名水前寺成趣園(水前寺公園)電話番号096-383-0074所在地 熊本市中央区水前寺公園8-1営業時間8:30~17:00(入園16:30まで)入館料
大人/400円
中・小学生/200円
15:00 くまモンスクエア
水前寺公園電停から水道町電停まで市電で12分。熊本県の営業部長兼しあわせ部長「くまモン」の活動拠点、くまモンスクエアに到着しました。見どころはなんと言ってもくまモンのステージ。くまモン在室日にはくまモンがダンスを踊るステージや一緒に写真が撮れる撮影会が行われます。
くまモンのステージは、月曜、水曜、金曜、土曜、日曜日と第一、第三、第五木曜日に開催されます。定員は80名と上限があるため、ステージの1時間半から2時間前に応募受付があります。詳細はこちら。城彩苑から水前寺成趣園に移動する中で受付を済ませておきましょう。
くまモンのステージがない日でも、くまモンスクエア内でお買い物や飲食ができます。くまモンのイラストを使ったグッズはお土産屋でたくさん見かけますが、くまモンの写真を使ったグッズはくまモンスクエアでしか購入できません。アクリルキーホルダーは10種類以上あって、どれもとってもかわいい!クリアファイルなども人気だそう。
軽食コーナーでは熊本県産のものを使用したドリンクやソフトクリームがいただけます。どれもくまモンモチーフになっていてます。くまモンスクエアパフェは熊本県産の牛乳を使ったソフトクリームを使用。食べ応えあって500円(税込)でクオリティが高く、足を運んだ際にはぜひおすすめしたいパフェです。くまモン営業部長室は、今月のスケジュールや表彰状が飾られたくまモンのオフィスです。熊本県営業部長気分で座っての記念撮影もできます。
16:30 熊本駅着
くまモンスクエア最寄りの水道町電停から熊本駅前電停まで23分。赤色のA系統(熊本駅前・田崎橋行き)に乗りましょう。改札口前の肥後よかモン市場で、熊本旅行の最後のお買い物です。座ってゆっくりできるスペースもあります。飲食店やカフェもあるため、新幹線や電車の時間まで過ごすのにぴったりです。
熊本県は、日本3大名城の一つである熊本城、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山、約300頭のイルカが生息している天草等、歴史と大自然が共存する都市です。日本一有名なご当地キャラくまモンの故郷であり、街のどこかでくまモンに出合えるかもしれないドキドキがあります!また、世界的に有名な漫画ワンピースの作家尾田栄一郎の故郷でもあり、県内各地で麦わらの一味の銅像を見ることもできます。県内各地で取れた新鮮な食材で作る料理とお酒はどれも美味しいです。皆さんの5感を癒してくれる熊本県へ是非遊びに来てください!