旅の準備はじめよう
NINJA eSIMレビュー!日本旅行におすすめのサービスの使い心地は?
NINJA eSIMは、日本旅行に便利なeSIM。Global WiFIブランドのサービスとして、高い信頼性を誇ります。今回は、MATCHA編集者が、実際にNINJA eSIMを使用。メリット、デメリットを検証しました。割引情報も紹介します。
NINJA eSIMとは?
NINJA eSIMは、日本旅行で使えるeSIMです。
世界各地でインターネットサービスを提供しているGlobal WiFiが提供するサービスで、ポケットWiFiで人気の「NINJA WiFi」の姉妹ブランドとなります。
今回は、このNINJA eSIMの使用レビューを紹介します。
MATCHAではNINJA eSIMの30%割引を行っています。しかし、公平性を保つため、デメリットもきちんとお伝えしますので、読者の方は、しっかり読んで、購入するかを判断してくださいね。
プラン・金額
まず、NINJA eSIMにはどんなプランがあるか、見てみましょう。
- 5 days
- 7 days
- 10 days
- 15 days
- 21 days
- 31 days
期間 | データ量 | 金額 |
|
5~30GB | 3,102~6,501円 |
|
10~50GB | 4,609~8,503円 |
|
10~50GB | 4,851~9,350円 |
|
10~50GB | 5,104~11,550円 |
|
10~100GB | 5,357~17,402円 |
|
10~100GB | 5,599~18,403円 |
NINJA eSIMで嬉しいのが、15日までは50GB、31日までは100GBの大容量プランも準備している点。他社の場合、20 ~30GBまでのプランしかない場合も多くあります。
あるいは、他社の場合、「無制限」とうたっていても実際には一定量のデータを使うと通信制限がかかる場合があります。こういった点、NINJA eSIMでは、本当に使えるデータ量を表示してくれているので、安心です。
料金に関しては、他社と比較して標準的な金額といえるでしょう。ただ、MATCHAでは30%割引を提供しており、こちらを使うとかなりお得になります。
一方で、Ubigi、Holaflyなどは1日単位で使えるプランを用意しています。「多少高くてもいいから、1日単位でプランを購入したい」という方は、別サービスを検討してみてください。
メリット
・大容量プランがある。
・割引ありで圧倒的に安い。
デメリット
・1日単位で使えるプランがない。
・無制限プランがない。
・電話番号付きの「Voice eSIM」プランがない。
手続き
では、実際に申し込んでみましょう。
申し込み方法は、HPから予約となります。筆者は今回、「5日5GB」プランを選びました。
申し込み後に、「申し込み確定」のメールがまず届きます。その後、アクティベートのための情報(QRコードなど)を記したEメールが、おおよそ3時間後に届きました。
NINJA eSIMは、QRコードを読み込み、APN設定をするだけで使えるようになります。ほかのサービスでは、アプリのダウンロードが必要な場合がありますが、NINJA eSIMにはそういった面倒な手続きがないのも良い点ですね。
ただし、ご注意いただきたいのが、NINJA eSIMは、購入当日の使用ができないことです。使用できるのは、翌日以降になります。
そのため、NINJA eSIMを使う場合、①自国にいる間に購入。APN設定も済ましておく、②日本に着いたら使用eSIMの切り替え、という流れで進めると良いでしょう。
メリット
・アプリダウンロードの手間が不要
デメリット
・購入当日の使用ができない(翌日から可能)。
・自分のスマホ画面に映っているQRコードの読み込み用に、もうひとつデバイスが必要※。
※Androidスマートフォンの場合、Googleレンズを使えば、読み取り可能
使用レビュー
では、実際に使ってみました。筆者は今回、Androidの「Galaxy A23 5G」を使って検証しています。
まず最初に、NINJA eSIMで便利だと感じたのは、申し込み後の画面からデータ使用量が表示されることです。これで、使い過ぎを避けることができます。
一方で、通信速度はどうでしょうか?
筆者は今回、スピードテストを、東京の新宿、筆者の住む香川県の両方で実施しました。すると、以下のような結果となりました。
<スピード>
新宿(午前中):Download 11.4、Upload 4.56
香川県(午後):Download 93.7、Upload 8.28
※今回はアプリ「Speedtest」で検証。
<使用時の経験>
・You Tubeの動画、スマホのマンガアプリなどは、東京・香川ともほとんど遅れなく開いた。
・SNSでの画像のやり取りなども問題なし。
・東京のメトロ内では、2度ほど通信が途切れたことがあったが、いずれも30秒ほどで回復した。
スピードだけみると、「地方ではスムーズだが、東京都内だと遅くなるのでは?」と思った人もいるかもしれません。ただ、筆者は、東京都内でもYou tubeやGoogle Mapを使っていて、それほど遅くは感じませんでした。
なお、eSIMでの通信速度は、同じサービスでも時間帯・場所によって速度が変わります。あくまで参考数値としてみていただければと思います
このほか、テザリングも可能です。筆者は自分のPCに繋いで仕事をしましたが、通信がとてもスムーズでした。
メリット
・データ使用量が分かる
・スピードは速い(動画でも不便はない)
・テザリングも可能
デメリット
・時々切れる可能性あり(ただしすぐに回復する)。
所定のデータ量を使い切った後:200kbpでできること
NINJA eSIMは、所定のデータ量を使い切るとスピードが200kbpとなりますが、期間中はずっとインターネットを使用できます。
では、200kbpでどのくらいの通信ができるのか、試してみました。
<200kbpでできたこと・できなかったこと>
・メールは、画像データなどが入っていると送受信が難しいが、テキストだけなら可能。
・Google Mapは開ける。ただし、Directionの検索には時間がかかる。
・You Tube動画は、低画質に設定しても、なかなか開かない。
道に迷ったときや、緊急でメールを送ったりする分には、なんとかなりそうです。
ただ、それ以外のトラブルが発生した際には対処が難しい可能性があります。データ量を使い切ってしまった場合、早めにプランを再度購入するなどの対応をした方がよいでしょう。
結論:NINJA eSIMは旅行者全般におすすめできるサービス
筆者は今回使ってみて、NINJA eSIMは、使い勝手・通信速度ともに高いクオリティのサービスだと感じました。どのeSIMを使うか迷っている方は、ぜひ、NINJA eSIMを使うことを検討してみてください。
なお、「多少高くても、とにかくたくさんのデータ量を使いたい」という場合、ポケットWiFiを使うのがおすすめです。
eSIMにも無制限のデータプランを提供している会社がありますが、スマートフォンであまりデータを使うと、電池の消耗が激しくなります。その点、ポケットWiFiの場合、スマートフォンとは別にルーターを使うので、電池の持ちがよくなります。
ポケットWiFiについては、こちらの記事に詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さい。
企業のIR/CSR分野のPR、国際協力分野の情報誌編集を経て、2017年10月にMATCHAに参加しました。2019年4月から香川県三豊市に移住。訪日観光客向けの記事を書くほか、地域おこしにも携わっています。
インターネットサービスやレンタカー、ホテルなどのほか、また西日本の観光スポットの記事を主に担当しています。