松山から車で1時間!懐かしい生活道具やおもちゃが並ぶ「宇和民具館」でレトロ体験
地元で使われていた古い生活道具や商売道具が約6,000点も収蔵展示される博物館。日本の歴史や文化を体験でき、体験コーナーも充実しているレトロな観光スポットです。
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目次
- 宇和民具館のある愛媛県西予市宇和町卯之町ってどこ?
- 目指すは1651年から続く、卯之町の古い町並み
- 古い町並みの中にある赤いポストが目印!
- 宇和民具館の本当の入口はこちら!
- 展示室入口で待っているのは牛?鬼?
- 広い館内とたくさんの資料に驚きます!
- 写真館展示室では昔の衣装を着て撮影ができる!
- 収蔵庫も見学できる!
- 季節によっては「ひなまつり展」や「端午の節句展」も楽しめる!
- ロビーでは、ぜひ体験コーナーで遊んでほしい!
- 静かなところでゆったりしたい方におすすめ!
宇和民具館のある愛媛県西予市宇和町卯之町ってどこ?
西予市宇和町卯之町は、四国の左上、愛媛県にある松山市から西に車で1時間の所にある町です。

宇和民具館へのアクセス
レンタカーやタクシーなら、松山自動車道 松山ICから西予宇和ICまで50分、西予宇和ICから車で4分。
バスなら、松山空港から宇和島バス卯之町営業所まで1時間25分、卯之町営業所から徒歩10分。
電車なら、JR松山駅からJR卯之町駅まで特急で1時間、卯之町駅から徒歩8分。
西予市宇和町卯之町は松山市から日帰りで楽しめるスポットがたくさんあります。穴場なので人込みを避け静かに観光したい方におすすめです。
目指すは1651年から続く、卯之町の古い町並み

卯之町の町並みの歴史は古く、最盛期は両隣の町を繋ぐ宿場町として栄えました。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。昔と変わらない電線のない空を背景に、伝統的な瓦屋根が連なる美しい景色。

現在は趣のある静かな町並みですが、昔はちょんまげの男性や着物を着た人々が行き交う賑やかな町でした。

現在の町の様子はこちらをご覧ください。卯之町の町並みへのルートは、地元の人が手書きで描いた郷土愛溢れるおさんぽ絵図でご案内いたします。
赤い線:JR四国 予讃線 卯之町駅からの徒歩のルート(8分)
黄色い線:お車でお越しの場合の車のルート (国道56号線沿いにある愛媛新聞西予支局の角を曲がってください。道幅が細く信号のない商店街を渡りますのでお気を付けて運転してください)
黄色い丸:駐車場
オレンジの丸:宇和民具館と目印の赤いポスト
古い町並みの中にある赤いポストが目印!

古い町並みに赤いポストを見つけたらそこが「宇和民具館」です。でも、この入口からは入れないので気をつけて!本物の入口は、ポストに向かって左側にあるお寺への参道の途中にあります。

参道は少し急な坂道です。左手にある石垣の中にはハート形の石があり、見つけると幸せになれるとかなれないとか。

お寺の赤門の手前に、「宇和民具館」入口と重要文化財「開明学校」(1882年築の小学校校舎)があります。
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宇和民具館の本当の入口はこちら!

開明学校の向かいに、小さな建物に見える「宇和民具館」のトリッキーな入口があります。ここで「どうせたいしたことないだろう」とあなどってはいけません!実際に入館すると、2階建ての広い館内と数々の資料にびっくりするでしょう。入館チケットはこちらでご購入ください。
開明学校・宇和民具館 セットの入館チケット:
大人700円 大学高校生420円 中学生以下は無料
障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名までは無料
愛媛県歴史文化博物館チケット(当日)をお持ちの方は割引あり
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が休館日)
展示室入口で待っているのは牛?鬼?

展示室に入ると、郷土の秋祭りに使われていた「牛鬼(うしおに)」がお出迎え。後ろにちらっと見えるのは、5頭の鹿が躍る伝統芸能「五ツ鹿(いつしか)」
卯之町では10月22日に秋祭りが行われ、本物の「牛鬼(うしおに)」や「五ツ鹿(いつしか)」を見ることができます。
広い館内とたくさんの資料に驚きます!

昔の人が使用してきた「暮らし」「祭り・信仰」「商売」に使用した道具がずらりと並び圧巻です。
展示室のところどころに、体験コーナーがあり、おもちゃ展示のコーナーで「は「コリントゲーム」で遊べます。
写真館展示室では昔の衣装を着て撮影ができる!

「懐かし写真館展示室」では、レトロな衣装や小道具を使って記念写真が撮れる体験コーナーがあります。その他、フィルム時代の写真機を触ることができたり、昔の写真機を覗いて逆さまの画像を見たりすることもできます。

昔の人々の様子がわかる写真の展示もあり、日本の歴史や文化への理解が深まります。
収蔵庫も見学できる!

収蔵庫では、常設展示室には展示しきれない様々な資料を見ることができます。奥に写っているイスは、地元の散髪屋で使われていたドイツ製のイスです。
季節によっては「ひなまつり展」や「端午の節句展」も楽しめる!
毎年2月1日~4月3日は「卯之町のひなまつり」を開催
公式インスタグラムで、イベント情報をご確認いただけます。

ひなまつりは、内裏雛(だいりびな)と呼ばれる、天皇と皇后の姿をかたどった人形を飾って、女の子の成長を願う伝統的な行事です。1800年代~2020年頃まで実際に家庭で飾られていた約300体もの人形が華やかに展示されます。

ひな人形一緒に昔話の登場人物をかたどった人形なども飾る時代がありました。それぞれの人形に物語がありとても賑やかです。この写真の人形は、日本の昔話「雀のお宿」に出てくる、雀の娘と優しいお爺さん。
4月中旬から5月末までは「端午の節句展」を開催

端午の節句は、男の子の成長を願う伝統的な行事。1900年代~2020年頃まで実際に家庭で飾られていた武者人形やこいのぼりが展示されます。

手染めの絵柄が美しい布製の鯉のぼりは、伝統的な工芸品でもあります。実際は広い庭などで、大空に泳がせます。

人気の展示は、鯉のぼりの中をのぞくことのできる体験コーナー。
ロビーでは、ぜひ体験コーナーで遊んでほしい!

ロビーでは、レコード鑑賞など体験コーナーがたくさんあります。ちょっとしたお土産コーナーもあります。

1930年代に流行した昔のクレーンゲームで遊べます。

100年前に製造された外国製の足踏みミシンも体験できます。

おもちゃのゴム銃で遊べるコーナーも人気です!

お土産に、おもちゃの組み立て式ゴム銃はいかがでしょうか?宇和民具館でしか買えないオリジナルのゴム銃です。
静かなところでゆったりしたい方におすすめ!

「宇和民具館」のある卯之町の町並みは、のんびりと日本の地方の歴史と文化を知りたい方にはぴったりの町です。そして卯之町をより楽しむための3つのポイントがあります。
①のんびり散歩しながら昔の宿場町の日本の建築様式を体感
②「開明学校」で日本の教育の歴史を学ぶ
③「宇和民具館」でこの地で暮らした人々の生活を知る
この3つのポイントをおさえると、日本の歴史と文化への理解がぐっと深まり楽しい旅になるでしょう。
おまけ!宇和町おすすめスポット
松山市から日帰りも可能ですが、ぜひ1泊して静かな田舎町をのんびり味わってみてください。
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