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富山県には桜の名所が多くありますが、中にはどこに行けばいいのかわからない人もいるでしょう。本記事では、富山県における桜の名所を7つご紹介します。富山県在住の人も、県外の人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
富山県は、本州の中央北部に位置する県。日本海側に面しており、山々に囲まれていることから自然が豊富な環境であるといえます。
そんな富山県では、春を迎えると桜を楽しめるスポットが多く登場します。現在富山県にお住いの人、春に富山県を訪れる予定のある人は、富山の桜の名所を知りたいと思うのではないでしょうか?
そこでこの記事では、富山で桜が楽しめる屈指のスポットを7つご紹介します。
各スポットの特徴や桜の見頃・種類なども詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
富山の桜の名所の1つ目は「岸渡川堤」。
岸渡川は富山県高岡市福岡町の市街地を流れる川です。春になると美しい桜がいっぱいに咲き誇るため、桜の名所としても有名。
はじまりは旧福岡町出身の寿原外吉氏が、昭和25年から28年にかけてソメイヨシノを町に寄贈したことでした。その本数はなんと5,000本。
現在でもその内の約1,000本によって毎年桜のトンネルができあがり、「さくら通り」として多くの人々に親しまれています。
例年の見頃は4月上旬~中旬。また、この期間には「福岡さくらまつり」も開催されます(2025年は4/1~12にライトアップ、4/5・6にイベント開催)。
祭りの開催期間中はライトアップも行われるため、見頃が過ぎない内にぜひとも堪能しましょう!
【岸渡川堤】
住所:富山県高岡市福岡町福岡新
電話番号:0766-64-1427
アクセス:福岡駅から徒歩約5分、福岡ICから車で約10分
富山の桜の名所の2つ目は「神通川さくら堤と塩の千本桜」です。
神通川は富山県の富山市・南砺市、岐阜県の高山氏・飛騨市を流れる一級河川。神通川の中州にある西神通・中神通には、「神通川さくら堤」と呼ばれる堤防が存在します。
神通川さくら堤は4.8kmもの回廊で、約800本もの桜が植えられているのが特徴です。
また、「塩の千本桜」は神通川の右岸である富山市塩に植えられた桜の堤防を指します。約1kmの距離に約200本の桜が植えられている堤です。
神通川さくら堤と塩の千本桜は併せて1,000本の桜からなる桜並木を形成し、全国的に見ても大規模な桜の名所となっています。
桜の種類はソメイヨシノ、見頃は4月中旬です。
【神通川さくら堤・塩の千本桜】
住所:富山県富山市八尾町西神通・中神通、富山市塩
電話番号:076-443-2072(富山市商工労働部観光政策課)
アクセス:東八尾駅から徒歩約30分、富山ICから車で約15分
富山の桜の名所の3つ目は「あさひ船川「春の四重奏」」です。富山県下新川郡朝日町に位置しています。
あさひ船川「春の四重奏」では、舟川沿いに咲いた桜やチューリップ、菜の花などの花々が美しく咲き誇るのが特徴で、それらを「春の四重奏」と表現しています。
毎年桜の時期には舟川の両岸約1.2kmに、約280本のソメイヨシノが満開を迎えます。桜の開花に合わせてチューリップや菜の花も植えた結果、春の花たちが奏でる四重奏が実現できたのだそう。
例年の見頃は4月上旬~中旬。見頃の時期は平日でも休日でも大変混雑するため、特に車で向かう人はご注意くださいね。
富山の桜の名所の4つ目は「富山城址公園」。富山城址公園は、富山県富山市に存在する、富山城のすぐ横にある公園です。
近くには松川が流れ、さらに広い敷地内にも緑が豊富。自然豊かな環境であることから、市民を中心とした人々の心安らげる場所として親しまれています。
春には満開の桜が楽しめるお花見スポットとなり、芝生公園でピクニックも楽しめますよ。
遊具など子どもが喜ぶアスレチックも豊富なので、家族連れで訪れるのもおすすめです。
桜の種類はソメイヨシノ、例年の見頃は4月上旬~中旬です。近くを流れる松川沿いの桜並木と合わせてゆっくり楽しむのもいいですね。
富山の桜の名所の5つ目は「松川べり」。松川は、富山県富山市を流れる一級河川です。富山城址公園のすぐそばを流れる川であり、県内きっての桜の名所としても知られています。
春になると、川周辺の約3.9kmにも渡って約530本の桜が咲き誇ります。この桜の歴史は大正時代にまでさかのぼりますが、戦争を経て一度焼失したという過去があります。昭和25年に再度植樹され今に至り、日本さくら名所100選にも選ばれるまでになりました。
遊覧船も運航しているため、桜の見頃の時期なら地上とは異なる桜の風情が感じられるでしょう。
桜の種類はソメイヨシノ、例年の見頃は4月上旬です。見頃の時期には23時までライトアップが行われるため、長時間ゆっくりと夜桜を楽しみたい人にはうってつけですね。
富山の桜の名所の6つ目は「高岡古城公園」。高岡古城公園は富山県高岡市の市街地に存在する公園です。
元々、前田利長が創建した高岡城があった場所であり、明治時代に公園として開放されたのがはじまりです。
現在、城自体はなくなっていますが、水堀や土塁は残されており歴史が感じられる公園となっています。
また、日本さくら名所100選にも選出されており、春になると桜の名所に早変わり。ソメイヨシノやコシノヒガン、山桜、犬桜、ウワミズザクラといった多数の桜が咲き誇ります。
例年の見頃は4月上旬~中旬。この時期には「高岡桜まつり」が開催され、飾られたぼんぼりで夜桜も楽しめますよ(2025年は4月1~13日で開催)。
富山の桜の名所の7つ目は「富岩運河環水公園」。富岩運河環水公園は、富山県富山市に存在する都市公園です。
富岩運河を囲むように位置している公園であり、市街地へのアクセスもしやすい場所にあります。なんといっても水辺の美しさが見どころ。その景色は食事をしながら楽しむこともでき、公園には「世界一美しい」と言われているスターバックスコーヒーやフレンチレストランもあるのが特徴です。
また、富岩運河環水公園は人気の高いお花見スポットでもあります。例年は3月下旬頃から桜が咲き始め、4月上旬には見頃を迎えますよ。
桜の種類は定番のソメイヨシノをはじめ、コシノヒガンや十月桜など。さまざまな桜が植えられているため、それぞれの開花時期に合わせて長く楽しめるのも嬉しいですね。
富山の桜の見頃は例年4月上旬~中旬です。2024年は富山県中央植物園で4月1日に開花したようです。
富山で春に開催される桜まつりは、たとえば岸渡川堤の「福岡さくらまつり」、高岡古城公園の「高岡桜まつり」が挙げられます。桜まつりではぼんぼりなどでライトアップも行われるため、夜桜も楽しめるのが大きなメリットです。
富山で桜がライトアップされるスポットは、たとえば「岸渡川堤」「松川べり」ですね。特に松川べりでは、夕方から23時という長時間に渡ってライトアップが行われるため、長い時間ゆっくりと夜桜が楽しめます。
富山の桜の開花予想日は4月5日、満開予想日は4月10日となっています。入学シーズンに満開を迎えるので、より春を強く感じられそうですね。
富山の桜の名所でおすすめの写真スポットは「松川べり」や「富山城址公園」「高岡古城公園」です。特に松川べりでは、遊覧船に乗ることで、地上からでは体験できない水上の桜のトンネルをくぐったり、ライトアップされた幻想的な桜を撮ったりすることもできるでしょう。
富山には日本さくら名所100選に選ばれるほどの桜の名所が複数あります。
富山の桜の見頃は4月上旬~中旬であることが多いため、入学シーズンともぴったり一致します。
この時期に桜を堪能したい人は、ぜひ富山にて春の到来を迎えてみてくださいね!
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ライター
エンタメ系からお役立ち系まで、多岐にわたる記事を執筆。2024年10月にMATCHAに参加しました。
長年事務員として勤めた経験があり、オフィス系ソフトの操作、WEBデザイン、コーディングなどが得意です。
WEBライターとしては2022年5月より活動を開始しました。