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冬シーズンの斑尾は、「Madapow」と呼ばれる、極上のパウダースノーが楽しめる人気のスノーリゾート地です。この記事では、斑尾高原スキー場の魅力をはじめ、東京から斑尾へ行く方法やおすすめのバスプランを紹介します。
斑尾山は、長野県飯山市にある標高1,382mの山です。長野から新潟の県境にかけてそびえる山々・北信五岳(ほくしんごがく)のひとつに数えられています。周囲の山に比べると標高は低いですが、山頂からは北アルプスの山々が一望できたり、山麓には野尻湖があったりと、自然豊かな景観が楽しめます。
斑尾山の山腹に位置する標高1,000mの斑尾高原は、冬になると積雪量に恵まれて、斑尾高原スキー場とタングラムスキーサーカスがオープンします。どちらもツリーランと呼ばれる自然の地形を活かした非圧雪エリアを有しており、その設置数は日本で随一。森の中を、スキーやスノーボードで滑り降りていく爽快感が味わえます。
また、積雪のハイシーズンを迎えた斑尾高原では、天然のパウダースノーが楽しめます。そのパウダースノーは「Madapow」と呼ばれ、国内外の多くのスキーヤー・スノーボーダーの人気を集めています。
もちろん、初心者向けのコースや子ども向けのスノーパークも設営されているので、幅広い層が満喫できる、おすすめのスノーリゾート地です。
なお、マウンテンパスを購入すれば、斑尾高原スキー場とタングラムスキーサーカスのすべてのリフトが利用できます。事前にオンラインで購入しておくとスムーズに入場できるので、便利です。
※リフトチケット料金の確認・購入は、公式Webサイトをご確認ください。
斑尾高原には、多くの宿泊客の受け入れが可能な大型ホテルをはじめ、ペンションやロッジなど個性豊かな宿泊施設が数多くあります。
今回は、タングラムスキーサーカスのゲレンデ直結の「ホテルタングラム」と、斑尾高原スキー場の近くにある「ホテルエルディア斑尾」を紹介します。
ホテルタングラム(タングラム斑尾東急リゾート)
全245室のホテルタングラムは、スキー場(タングラムスキーサーカス)のセンターハウスを兼ねている大型ホテルです。館内にはリフト券のチケットカウンターやスキー・スノボのレンタルショップをはじめ、キッズ&ジュニアスクールや託児室などがあるので、ファミリー層にもおすすめです。
また、大浴場や露天風呂、サウナを完備しているのも人気の秘訣。宿泊客はチェックイン前後でも利用できるため、スキーやスノボで疲れた身体をいつでも癒やせます。
ホテルエルディア斑尾
斑尾高原スキー場から徒歩約4分のホテルエルディア斑尾は、和室・洋室・和洋室の3つのタイプの客室から選べるホテルです。ペンションのような温かみのある雰囲気が魅力のひとつで、ゆったりとしたひとときを過ごせます。
夕食付きのプランでは、4種類のお鍋を日替わりで提供。スキー場で冷えた身体を癒やすのに、ぴったりの食事が楽しめるでしょう。比較的リーズナブルな宿泊料金なので、若い人たちや一日中スノーアクティビティを満喫したい人におすすめです。
東京から斑尾まで行くには、新幹線を利用して移動するか、高速バスを利用して移動するかの2パターンがあります。それぞれの特徴を紹介しながら、メリットとデメリットを挙げていきます。
新幹線で移動する場合は、まずは東京駅から飯山駅まで北陸新幹線「はくたか」を利用します(所要時間約1時間50分)。次に、飯山駅から路線バスに乗車して、斑尾高原へ向かいます(所要時間30分)。この方法が新幹線で移動する場合の最短ルートです。
新幹線を利用するときは、路線バスに乗り換える必要があるため、大きな荷物があると移動するのが大変です。また、誤って違うバスに乗ってしまう可能性もあります。初めて斑尾高原へ行く人や訪日外国人は、少し苦労するかもしれません。
メリット
デメリット
バスで移動する場合は、東京方面から斑尾方面へ行く高速バスを利用すると便利です。高速バスであれば、一度荷物を預けると目的地に着くまで降ろす必要がなく、乗り換えの心配もありません。また、バスによっては深夜便があり、しっかりと睡眠をとれます。早朝に斑尾高原に到着して、すぐスキーやスノーボードが楽しめるのが魅力です。
新幹線で移動する場合に比べると多少時間はかかりますが、初めて斑尾高原へ行く人や訪日外国人にとって、安心できる移動方法だといえます。
メリット
デメリット
東京方面から斑尾へ高速バスを使って移動する場合、スキー場直行バス「スノーライナー」を利用するのが便利です。
「スノーライナー」は、おもに羽田・成田空港などの東京方面から長野や新潟の各スキー場を結ぶバスを運行しています。日本人旅行客だけではなく、訪日外国人からもよく利用されている高速バスです。
斑尾方面へ向かう「スノーライナー」の深夜便は、羽田空港やお台場、東京駅などの東京の主要エリアをはじめ、成田空港や横浜も乗車地に選べます。
また、降車地の斑尾では斑尾高原スキー場とタングラムスキーサーカスの両方に停車するので、行きたいスキー場にスムーズに移動できる点が魅力です。
東京の乗車地
深夜便では、成田空港や横浜Y-CAT、羽田空港、お台場東京テレポート、東京鍛治橋駐車場の順に停車してから、斑尾方面へ向かいます。朝・昼便は、羽田空港発もしくは成田空港発のどちらかを選択できます。
斑尾の降車地
斑尾では、すべての便が斑尾高原スキー場とタングラムスキーサーカスに停車します。なお、深夜便は今回紹介したホテルエルディア斑尾にも停車するので、ホテルを利用する際は深夜便を利用すると良いでしょう。
東京方面から斑尾を結ぶ「スノーライナー」は、朝・昼便は2025年3月2日まで、深夜便は3月15日まで毎日運行しています。出発1日前の12時までに、Webサイトから予約をすれば乗車可能です。
なお、予約サイトは日本語以外にも、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語に対応しています。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。
公式Webサイトに表示されている料金は、高速道路の通行料金や座席指定料金が含まれています。乗車地が成田空港などの場合は追加料金が発生しますが、大人(12歳以上)も子ども(0歳〜11歳)も同一料金で、わかりやすいのが特徴です。
「スノーライナー」に乗車する際はオンラインから事前予約が必要です。電話などでは予約を受け付けていないため、スマートフォンやPCを使って公式Webサイトから予約してください。なお、料金の支払いはクレジットカード決済のみです。
予約の変更や取消をする場合は、マイページからキャンセル処理をおこないます。日付や人数変更の場合でも、一度すべて取り消してから再度新規予約をする必要があるので、注意してください。取消料は、約款にしたがって出発日の10日前から発生します。キャンセルなどの返金があった場合は、クレジットカードで入金処理がおこなわれます。
また、車内トランクに預けられるものは、3辺の合計が120㎝以内、かつ重さ10kg以内のものでひとりにつき1個です。スキー板やスノーボードは、別途ひとり1個まで預けられるので安心です。
東京方面から斑尾へ行く方法や、スキー場直行バス「スノーライナー」の特徴や利用方法について紹介しました。
斑尾高原は、極上のパウダースノーが楽しめる人気のスキーリゾート地です。周辺にはホテルも充実しているので、カップルやファミリーなど、安心してスノーアクティビティを満喫できます。ぜひ、今回ご紹介した「スノーライナー」を利用して、斑尾高原を訪れてみてください。
羽田・成田空港から各スキー場への直行バスを運行してます。 https://spur.jamjamliner.jp/