【倉敷】灯りが照らす倉敷、夜時間の贅沢さんぽ
整備された街並みが非常に美しい倉敷の美観地区の夜景は、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれ、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりです。宿泊される方に楽しんでいただける、夜の散策モデルコースをGold-Guideのガイドがご紹介します。
Gold-Guideは株式会社JR西日本コミュニケーションズが運営するガイドマッチングプラットフォームで、訪日旅行者と優秀な通訳ガイドをマッチングさせて、ガイドツアーを提供しています。 この記事では、日本国内の様々なエリアでのガイドツアー実績のあるGold-Guideが、倉敷美観地区の楽しみ方をご紹介します。
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目次
- 1.倉敷美観地区とは?
- 2.美観地区の歴史・産業・文化
- 3.倉敷美観地区の見どころ
- ①大原美術館
- ②語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)
- ③倉敷考古館
- ④林源十郎商店
- ⑤倉敷物語館
- ⑥大橋家住宅
- ⑦井上家住宅
- ⑧アイビースクエア
- 4.倉敷美観地区への行き方
- 5.Gold-Guideのガイドがお勧めする、夜の美観地区
- 18:00頃|倉敷駅から美観地区へ移動(徒歩約15分)
- 18:30 夕食
- 19:30|夜の街並みを散策: 倉敷館(観光案内所)
- 夜の街並みを散策:川沿いの灯かりに照らされる建造物
- 夜のカフェ
- アイビースクエア
- 大原美術館前
- 20:15|カフェまたはバーでひと休み
- 21:00|散策終了・宿泊先へ
1.倉敷美観地区とは?
岡山県倉敷市に位置する歴史的な街並みが美しく保存されたエリアで、江戸時代から続く白壁の蔵屋敷や町家が立ち並び、情緒あふれる景観が広がっています。地区の中心を流れる倉敷川には柳が揺れ、川舟流しの風景が訪れる人々を魅了します。また、日本初の西洋美術中心の私立美術館である「大原美術館」をはじめ、地元の工芸品を扱うショップや趣あるカフェも点在し、文化と歴史、そして現代の感性が調和した魅力的な観光地です。

2.美観地区の歴史・産業・文化
倉敷美観地区は、歴史・産業・文化が見事に融合した町並みで、まるで時代を旅するような感覚を味わえる場所です。その成り立ちは、自然の地形と人々の営みが織りなす長い歴史の中で形づくられてきました。
1642年、倉敷は幕府の直轄地となり、物資の集散地として急速に発展します。倉敷川は運河として利用され、川沿いには商人たちの蔵や屋敷が立ち並び、商業の中心地として栄えていきます。1800年頃には商業的成功者が現れ、豪商たちの町家や土蔵が建てられました。これらの建物は、現在の美観地区の景観の原型となっています。白壁に黒いなまこ壁、倉敷格子や倉敷窓など、独特の意匠が施された建築が並び、歴史的な美しさを今に伝えています
1800年代後半に入ると、倉敷は繊維産業の拠点として新たな発展を遂げ、1889年には紡績所(現クラボウ)が創設され、最新のイギリス式機械を導入した近代的な工場が稼働を始めました。この紡績業の成功により、実業家・大原孫三郎が登場。彼は得た財を社会事業や文化事業に還元し、大原美術館や郵便局、銀行、病院などの洋風建築を次々と建設しました。これらの建物は、江戸期の町並みと調和し、レトロモダンな景観を形成しています
1900年代に入ると町並み保存の機運が高まり、市民や文化人の尽力により、倉敷の町並みは守られ、今では国内外から多くの観光客が訪れる文化的な観光地となっています 。

3.倉敷美観地区の見どころ
倉敷美観地区は、自然の恵みと人々の知恵、そして文化への深い愛情が育んだ町。歩くだけで、400年の歴史が静かに語りかけてくるような、そんな場所です。街を散策するだけでも楽しい場所ですが、初めて訪問する方に是非訪問してほしい、倉敷美観地区のおすすめをご紹介します。
①大原美術館
大原美術館の誕生
倉敷美観地区の中心に佇むこの大原美術館は、日本で初めて西洋美術を本格的に展示した私立美術館として知られています。その設立は1930年、画家・児島虎次郎の「本物の西洋絵画を日本でも見られるようにしたい」という強い願いに、実業家・大原孫三郎が賛同したことから始まりました。二人の友情と情熱が、この美術館の礎となっています 。 大原美術館は、ただ作品を鑑賞するだけでなく、アートの背景にある物語や人々の思いに触れることができる場所です。倉敷を訪れた際には、ぜひ時間をかけてじっくりと巡ってみてください。きっと、心に残る出会いがあるはずです。

本館
美術館の本館は、ローマ神殿を思わせる荘厳な外観が特徴。中に足を踏み入れると、開放感のある吹き抜けのアトリウムが広がり、モダンな内装と歴史的な構造が見事に融合しています。館内には、エル・グレコの「受胎告知」、モネの「睡蓮」、ゴーギャンの「かぐわしき大地」など、世界的に貴重な作品が並びます。これらは、児島虎次郎がヨーロッパで直接買い付けたもので、日本にあること自体が奇跡といわれるほどです。 また、大原美術館は西洋絵画だけでなく、現代美術にも力を入れており、草間彌生やマルセル・デュシャンなど、革新的なアーティストの作品も展示されています。アートの多様性を体感できる場所として、初心者から愛好家まで幅広い層に親しまれています。
工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、分館
施設は本館のほかに、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館、分館(現在休館中)などがあり、それぞれに異なるテーマで作品が展示されています。工芸・東洋館は和風建築で、白壁と赤壁の蔵が印象的。館内にはミュージアムショップもあり、アート関連のグッズや書籍を購入することができます。
開館時間
季節によって異なり、3月〜11月は9:00〜17:00(最終入館16:30)、12月〜2月は9:00〜15:00(最終入館14:30)です。休館日は月曜日ですが、祝日と重なる場合は開館されます 。
大原美術館は、ただ作品を鑑賞するだけでなく、アートの背景にある物語や人々の思いに触れることができる場所です。倉敷を訪れた際には、ぜひ時間をかけてじっくりと巡ってみてください。きっと、心に残る出会いがあるはずです。
②語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)
倉敷美観地区の中心に位置する「語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)」は、1795年に建築が始まり、代々の大原家当主が暮らしてきた邸宅です。現在は国の重要文化財に指定されており、単なる歴史的建造物ではなく、今もなお「生きた文化財」として息づいています。外観からは想像できないほど広大な敷地は約660坪。石畳の道に沿って蔵が連なり、静寂に包まれた日本庭園が広がるその風景は、まるで倉敷の中にもうひとつの倉敷があるかのような感覚を与えてくれます。邸内には、大原家が代々受け継いできた貴重な品々が展示されており、倉敷の産業と文化の発展に深く関わってきた大原家の歩みを知ることができます 。展示は伝統的なものにとどまらず、「ふりそそぐ言葉」や「キューブツリー」など、現代的なインスタレーションも取り入れられており、過去と現在が対話するような空間が演出されています。

語らい座とは
語らい座とは語りあう場所を指します。これは、この場所が単に歴史を振り返る場所としてではなく、今とこれからを語り合う「触媒(カタライザー)」としての役割を担っています。邸内にはブックカフェも併設されており、大原家の蔵書に囲まれながらオリジナルコーヒーを楽しむことができます。離れ座敷では抹茶の提供もあり、静かな時間を過ごすには最適な場所です。さらに、館内は写真撮影も可能で、訪れた人々がそれぞれの視点でこの空間を記録し、共有することができます。
開館時間
9:00〜17:00(最終入館16:30)、休館日は月曜日と年末年始。入館料は一般500円、高校生以下400円で、団体割引もあります 。
夜には、格子窓や白壁が光に浮かび上がり、歴史の重みを感じさせます。
③倉敷考古館
江戸時代(1600年~1800年)に造られた米蔵を改装して1950年に開館した、小さいながらも深い歴史を持つのが倉敷考古博物館です。蔵の重厚な白壁と黒瓦が美観地区の景観に溶け込み、まるで時代の記憶をそのまま保存しているかのような佇まいです 。この博物館が特に注目されるのは、「古代吉備」と呼ばれる地域の考古学的な研究と展示に力を入れている点です。吉備地方は、現在の岡山県全域と広島県東部にまたがる広大な地域で、古代日本の中でも重要な文化圏のひとつです。この地には、貝塚、弥生時代の墳丘墓、巨大古墳など、古代史を語る上で欠かせない遺跡が数多く存在しています。倉敷考古館では、70年以上にわたりこの地域の発掘調査と研究を続けており、その成果を丁寧に展示しています。館内には、土器や石器、装飾品などの出土品が並び、それぞれの展示には、古代の人々の暮らしや信仰、技術が垣間見えるような解説が添えられています。展示は決して派手ではありませんが、静かに語りかけてくるような力があります。

建物自体も見どころのひとつで、約200年前の米蔵を活かした設計は、蔵の構造をそのまま残しながら、展示スペースとしての機能を持たせています。蔵の中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気とともに、時間がゆっくりと流れているような感覚に包まれます。
開館時間
金・土・日・祝日のみで、時間は10:00〜15:00。月曜〜木曜は休館となっているため、訪問の際は事前に確認が必要です。入館料は一般500円、大学・高校生400円、中学・小学生300円と、気軽に立ち寄れる価格設定です。
倉敷考古館は、美観地区の華やかな町並みの中にあって、静かに歴史の深さを伝える場所。観光の合間にふと立ち寄ることで、倉敷という町が持つ「時間の厚み」を感じることができる、そんな特別な空間です。
④林源十郎商店
倉敷美観地区の中でも、ひときわユニークな存在感を放つのが「林源十郎商店」です。この場所は、もともと1657年から続く薬種商「林薬品」の本店だった建物を活用し、2012年に「衣・食・住」をテーマにした複合施設としてリニューアルオープンしました 。林源十郎は実業家で、また敬虔なクリスチャンとしても知られています。彼は家業の薬舗を継ぎながら、地域医療の発展や社会福祉にも尽力し、倉敷のまちづくりに大きな影響を与えました。現在の林源十郎商店は、そんな彼の精神を受け継ぎ、「豊かな暮らし」を提案する場として生まれ変わっています。
建物は、白壁と木の梁が美しい町家造りで、外観は美観地区の景観に溶け込みながらも、どこかモダンな雰囲気を漂わせています。どの店舗も「倉敷らしさ」を大切にしており、地元の素材や技術を活かした商品が並びます。2階には「林源十郎商店記念室」があり、薬だんすや古い暖簾、帳簿など、林家に伝わる貴重な品々が展示されています。さらに、3階には展望デッキがあり、美観地区の町並みを一望できます。瓦屋根が連なる景色を眺めながら、倉敷の歴史と今をつなぐこの場所の意味を、静かに感じることができるでしょう。
営業時間
営業時間は10:00〜18:00で、月曜日が定休日(祝日の場合は営業、翌日休業)です 。
林源十郎商店は、古き良きものを大切にしながら、現代の暮らしに寄り添う提案をしてくれる場所。倉敷の「今」と「昔」が出会う、そんな特別な空間です。
⑤倉敷物語館
倉敷美観地区の入り口に位置する「倉敷物語館」は、歴史的な建物を活用しながら、観光客と地元市民の交流の場として親しまれている施設です。その建物は17世紀後半から18世紀後半に建てられた町家で、長屋門や土蔵、路地などが当時の風情を今に伝えています。白壁と黒瓦のコントラストが美しく、まさに「倉敷らしさ」を象徴する空間です。夜には中庭の照明が美しく、静かな時間を過ごすのにぴったりです。この物語館は、2009年に開館し、かつての東大橋家住宅を一部改修して生まれ変わりました。館内には展示室、和室、多目的ホール、会議室などがあり、観光案内や文化イベント、地域活動の拠点として活用されています。
展示
展示室では、倉敷市の日本遺産に関する資料や、阿智神社の秋季例大祭の模型、素隠居(すいんきょ)のお面など、地域の文化や祭りを紹介する展示が並びます。特に、和紙で作られた御神幸行列の模型は、細部まで丁寧に再現されており、祭りの躍動感が伝わってきます 。
倉敷市出身の画家・岡本直樹による「倉敷鳥瞰絵図」も展示されており、1963年版と2005年版を見比べることで、町の変遷を視覚的に楽しむことができます。地元の人々が「ここにこれがあったなぁ」と懐かしむ姿も見られ、倉敷の記憶を共有する場としての役割も果たしています。
憩いの場
施設の中庭にはベンチやカフェがあり、まち歩きの途中にひと息つける憩いの場としても人気です。バリアフリー対応のトイレや授乳スペースも完備されており、誰でも安心して利用できる環境が整っています。貸室は市民に限らず、観光客やイベント主催者にも開放されており、ピアノの発表会や展示会、婚活イベントなど、さまざまな用途で活用されています。
開館時間
開館時間は季節によって異なり、4月〜11月は9:00〜21:00(入館は20:45まで)、12月〜3月は9:00〜19:00(入館は18:45まで)です。年末年始(12月29日〜1月3日)は休館となります。入館料は無料で、誰でも気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです 。
⑥大橋家住宅
大橋家住宅は1790年代に建てられた豪商・大橋家の邸宅で、現在は国の重要文化財に指定されています。その重厚な町屋建築は、倉敷の歴史と格式を今に伝える貴重な文化遺産です。大橋家の祖先は、豊臣氏に仕えた武士でした。大阪城落城後に京都から移住し、1705年頃には倉敷に定住します。水田や塩田の開発、金融業を営み、江戸時代末期には倉敷村の庄屋を務めるほどの豪商となりました。特に天保の飢饉の際には、金千両(現在の価値で約1億円)を幕府に献じ、名字帯刀を許されるなど、その財力と社会的地位は群を抜いていました 。建物は主屋、長屋門、米蔵、内蔵の4棟からなり、街道に面した長屋門をくぐると、前庭を隔てて主屋が構えられています。この配置は、通常の町屋では許されないもので、倉敷代官所の特別な許可を得ていたことから、大橋家の格の高さがうかがえます 。

建築
建築様式は入母屋造(いりもやづくり)で本瓦葺き。屋根裏には部屋と物置が設けられ、重層構造となっています。用材には地元産の松を中心に、ケヤキや杉などが使われ、簡素ながらも丁寧な仕上げが施されています。邸内には「倉敷格子」や「倉敷窓」、「なまこ壁」など、倉敷町家特有の意匠が随所に見られ、建築美としても見応えがあります。見学順路では、賓客をもてなす「上の間」や主人の書斎、居間、台所などを巡ることができます。また、坪庭には雨水をためる備前焼の大きな深い鉢が置かれ、防火水槽としての役割も果たしていたそうです。こうした細部にまで配慮された設計から、当時の暮らしの知恵と美意識が感じられます
開館時間
毎日9:00〜17:00で、入館料は大人550円、高齢者・学生は割引があります。館内ではスタッフによる案内も受けられ、より深く建物の魅力を知ることができます。
大橋家住宅は、倉敷の町並み保存の象徴とも言える存在。その格式ある佇まいと、細部に宿る美意識は、訪れる人に倉敷の歴史と文化の深さを静かに語りかけてくれます。夜は重厚な木造建築がライトアップされ、歴史の深さを感じられます。
⑦井上家住宅
倉敷美観地区の中でも、最も古い町家建築が「井上家住宅」です。1721年に建てられたこの建物は、江戸時代の商家の暮らしと町並みの面影を今に伝える貴重な文化財であり、倉敷市指定文化財にも登録されています 。井上家は、江戸時代から続く薬種商で、代々「三郎右衛門」を名乗ってきました。倉敷川に近いこの地で、薬の販売や製造を行いながら、地域の経済と文化に深く関わってきた家系です。建物は、10年にわたる修復工事を経て、当家が最も栄えていた1830〜1844年の姿に復元されました。修復にあたっては、当時の大工や建具職人の技法を忠実に再現し、往時の空気感をそのまま残しています
建築美
まず目を引くのは、倉敷特有の「倉敷窓」。これは防火のための土扉がついた窓で、現存するものとしては井上家住宅のものが唯一とされています。邸内には、雪見灯籠のある坪庭や、火の神祀る竈(かまど)、太鼓橋でつながれた座敷と茶室、赤外線写真で絵が浮かび上がった杉戸、藤井竹外の書が張られた襖など、まるで一つ一つが物語を語るような空間が広がっています。天井には格式高い棹縁天井や網代天井が施され、建築美としても見応えがあります 。さらに、館内では修復時の様子や伝統技法を紹介する展示もあり、解説ビデオの上映も行われています。単なる「古い家」ではなく、歴史を学び、文化を体感できる「生きた資料館」としての役割を果たしています
開館時間
10:00〜17:00(最終入館16:30)、休館日は月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)です。入館料は大人500円、高校生以下300円。
倉敷美観地区を訪れた際には、ぜひ足を運んでいただきたいスポットのひとつです。夜には、照明によりその構造美が際立ちます。
⑧アイビースクエア
倉敷美観地区の中心に、ひときわ目を引く赤レンガの建物があります。1888年創業の旧倉敷紡績所が、その工場としての役目を終えた後、1974年にホテルや記念館、体験施設などを備えた観光施設「アイビースクエア」として生まれ変わったのです。赤レンガの壁に蔦が絡まる外観は、季節ごとに表情を変え、訪れる人々を魅了します。2007年には「近代化産業遺産」にも認定され、歴史的価値も高いスポットです。施設内には、木の温もりを感じるナチュラルなインテリアのホテルがあります。中庭には池があり、錦鯉が泳ぐ静かな空間。

倉紡記念館
「倉紡記念館」では、明治から令和までの紡績産業の歩みを展示しています。原綿倉庫を改装して造られました。機械や資料を通して、倉敷の発展の背景を学ぶことができます。少し早めに美観地区に到着したときには、ぜひ見学を。営業時間:9:00〜17:00(最終入館 16:45)入館料:一般300円、学生250円(宿泊者は無料)
愛美公房
「愛美工房」では、備前焼の絵付けや電動ろくろ体験ができます。初心者でも安心して楽しめる内容で、旅の思い出にぴったりの作品が作れます。
レストラン「蔦」
施設内にはレストラン「蔦」があり、瀬戸内の旬の食材を使った料理が楽しめます。クラシカルな雰囲気の中で、和洋のメニューを堪能できます。朝食 7:00~9:30昼食 [洋食] 11:00~14:30 [和食] 11:30~14:00夕食 17:00~21:00(20:30オーダーストップ) ティータイム 9:30~21:00(20:30オーダーストップ)
パブリックバー「赤煉瓦」
夜には「赤煉瓦」というパブリックバーがオープン。半地下のレトロな空間で、洋酒を片手にゆったりとした時間を過ごせます。バー営業時間:20:00〜23:30(L.O. 23:00)定休日:火曜・第2水曜・不定休あり
ショップ
倉敷・岡山の銘菓や工芸品、民芸品が揃うショップも併設。デニム製品や地元ワインなど、ここでしか買えないアイテムも多数あります。こちらも営業も夕方16:00(平日)/17:00(土日)までですのでお早めに。
4.倉敷美観地区への行き方
新幹線ー在来線
京都駅 ~(新幹線)~ 岡山駅 約1時間
岡山駅 ~ (在来線)倉敷駅 約17分 駅から徒歩10分
空港から車・バスで
岡山ももたろう空港から倉敷駅までバス 約35分 駅から徒歩10分
岡山ももたろう空港から美観地区 約35分
5.Gold-Guideのガイドがお勧めする、夜の美観地区
ライトアップされた街並みは、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれ、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりです。夕食も含めた2~3時間でサクッと回れるおすすめコースをご紹介します。
18:00頃|倉敷駅から美観地区へ移動(徒歩約15分)
美観地区へは倉敷駅の南口から出ます。目前に「倉敷中央通り」という通りが見えますので左側を歩き、「倉敷国際ホテル」が見えたら、次で左へ入ります。大原美術館の敷地の西側から東に向かいます。もう一つの行き方としては、倉敷の南口から天満屋百貨店の白いビルの方に向かって歩き、商店街の入り口を右手に見つけたら道路を渡ります。レトロな雰囲気のアーケードが、「倉敷駅前商店街」から始まり、「えびす通り商店街」「本町通り」と続き、約15分ほど歩くと美観地区に到着します。一泊の予定なら、宿泊先に荷物を預けてから向かうのがいいですね。夕暮れ時に到着すると、ちょうどライトアップが始まる時間帯。柳並木や白壁の蔵屋敷がやわらかな光に照らされ、幻想的な風景が広がります。

18:30 夕食
ちょうどお腹が空いてくる頃です。それでは美観地区散策に備え、まずは腹ごしらえ。
お勧めのお食事処①キャンドル卓 渡邉邸
美観地区内のお店は予約がいっぱいで取れないこともありますので、あえて「倉敷中央通り」を隔てて西のこちらのお店をご紹介します。倉敷の老舗蝋燭メーカーで、現在はブライダル業界で大きなシェアをもつ「ペガサスキャンドル株式会社」が手掛けるフレンチレストランです。大正時代の蔵を改造して作られた空間で、キャンドルの灯りに包まれながら創作フレンチを楽しむことができます。
(要予約) https://www.candleworld.co.jp/watanabe/

お勧めのお食事処②ロイヤルアートホテル八間蔵
こちらも「倉敷中央通り」を隔てて西にあるお店です。築約220年の文化財である米蔵を改装したレストランで、シックな雰囲気の中、極上のフレンチが味わえます。https://royal-art-hotel.co.jp/hachikens
お勧めの食事処③倉敷ごはん ふじ田
こちらは美観地区の中にあります。地元の食材を使った、名前通り「倉敷」を感じる和食のお店です。2024年7月にオープンしました。オープンカウンター8席、6名席の個室が1室あります。清潔感があり、お料理もおいしく、接客もよく、コスパもいいです。すでに人気店となっているので、こちらも予約しましょう。 Instagram @kurashikigohan_fujita
19:30|夜の街並みを散策: 倉敷館(観光案内所)
倉敷川沿いをゆっくり歩きながら、石橋や柳、なまこ壁の建物を眺めます。 倉敷館は、1917年に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築です。現在は観光案内所として観光ガイドや観光施設などの紹介を行うほか、無料休憩所として自動販売機やコインロッカー、トイレを備えています。観光の起点や情報収集に便利なスポットです。くらしき川舟流しのチケットもこちらで販売しています。倉敷市指定重要文化財でもあります。
夜の街並みを散策:川沿いの灯かりに照らされる建造物
倉敷美観地区の夜は、灯りがともるカフェやショップが並び、昼間とは違ったロマンチックで落ち着いた雰囲気が漂います。見どころスポットでご紹介したところは、夜もまたライトアップされていて美しいです。
〇語らい座(大原本邸):重要文化財にも指定される大原家の邸宅。格子窓や白壁が夜の光に浮かび上がり、歴史の重みを感じさせます。
〇倉敷考古館:江戸時代の米倉を改装した建物。土蔵造りの重厚な外観が、夜の静けさの中で存在感を放ちます。
〇林源十郎商店:古民家を再生した複合施設です。カフェや雑貨店が並び、夜は落ち着いた灯りがともり、温かみのある空間になります。
〇倉敷物語館:江戸から昭和初期の建物を改修した文化施設。中庭の照明が美しく、静かな時間を過ごすのにぴったりです。
〇大橋家住宅:1796年築の町家です。倉敷格子や長屋門が特徴で、夜は重厚な木造建築がライトアップされ、歴史の深さを感じられます。
〇井上家住宅:倉敷最古の町家。防火用の「倉敷窓」が特徴で、夜の照明によりその構造美が際立ちます。

夜のカフェ
Cafe bar &zakka Antica は、旅館奈良萬と白井邸の建物を再整備して作られたものです。ランチもやっています。夜も22時まで開いていますので、Anticaこだわりのコーヒーでも、アルコールでも、アイスクリームでも。ちょっと一息つきたいときにお薦めです。
アイビースクエア
夜のアイビースクエアのライトアップは格別。中にはパブリックバー「赤煉瓦」もあり、宿泊客でなくても利用できます。

灯かりの色がなんともやわらかく、暖かい。

大原美術館前
「大原美術館」前の広場も静かで落ち着いた雰囲気です。夜の散策では、ライトアップされた美術館の建造美を楽しみましょう。

20:15|カフェまたはバーでひと休み
「Salon de Ric's」:古民家を改装した隠れ家バー。落ち着いた雰囲気で大人の時間を楽しめます。

Heisa Bar :倉敷ロイヤルアートホテル内のバーで、季節のカクテルやウイスキーを

21:00|散策終了・宿泊先へ
近隣のホテルに宿泊すれば、夜の余韻をそのままにゆっくり休めます。
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