三重県松阪市の芸術：ギャラリーカフェを訪れ、伝統工芸の松阪もめんを体験

今回は、松阪駅から徒歩10分以内にある松阪の芸術注目スポットを3つご紹介します。

ライター

三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り（日本最高位の神社への巡礼）の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。

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江戸時代の文化の中心地、三重県松阪市

江戸時代に伊勢参りの宿場町として栄えた三重県松阪市は、全国各地から情報、文化、そしてお金をもたらす旅人たちで賑わう豊かな都市でした。松阪は、人の往来で交流の中心地になり、商人や文化人が新しい思想やアイデアを共有する場になりました。

松阪では、芸術の鑑賞と交流が今も市内の美術館やギャラリーなどで続いています。今回は、松阪駅から徒歩10分以内にあるGallery + Café Doodle、近現代の芸術作品が展示されているサイトウミュージアム、そして伝統工芸品が体験できる松阪もめん手織りセンター、松阪の芸術注目スポットを3つご紹介します。

①サイトウミュージアム：思考を刺激する芸術作品を鑑賞

サイトウミュージアムは、精神科医の斎藤洋一氏が集めた近現代の美術作品が展示されています。集められた作品の中には、これまでの美術史の主流からこぼれ落ちてしまった作品も数多く含まれており、そのような作品を、来館者に新たな視点で再考する機会を提供している美術館です。

サイトウミュージアムでは、約3,000点のコレクションから年に約3回の独自企画展が開催されています。展示作品の背景と作者についての詳しい情報は、公式HPご覧ください。

サイトウミュージアム

【住所】〒515-002 三重県松阪市魚町1807-1

【開館日】金、土、日

【HP】https://www.matsusaka-saito-museum.com/

➁Gallery + Café Doodle：地元の芸術を発見

名古屋芸術大学出身の店主が経営するカフェ「Gallery + Café Doodle」は、サイトウミュージアムのすぐ近くにあります。Doodle＝「落書き」を意味する店名には、公園の地面や雨の日の窓ガラスに、夢中になって落書きをしていた頃を忘れない店という意味が込められています。

Gallery + Café Doodleでは、絵画、テキスタイル、彫刻、ジュエリーなど、様々な媒体で制作された地元アーティストの作品を定期的に展示替えしています。過去の展示では、近隣の高校の生徒、地元の展示グループのクリエイター、松阪市の障がいのあるアーティストによる受賞作品などが紹介されました。また、随時開催するワークショップでは、とっておきのアート作品を作る機会を通して、クリエイティブな自分の一面が発見できます。