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迫力満点の忍術実演ショーを楽しもう! 伊賀流忍者博物館
伊賀流忍者博物館で楽しめる忍術実演ショー。手裏剣や刀、吹き矢や弓矢など実物の武器を使ったショーは迫力満点。ショーの後には、忍者との記念撮影や手裏剣体験も楽しめます。
三重県伊賀市にある「伊賀流忍者博物館」では、忍者屋敷の見学や道具の展示以外に、伊賀忍者集団阿修羅による忍術実演ショーを楽しむことができます。迫力満点でユーモアもたっぷり。博物館にお越しの際はぜひショーを楽しんでください。
伊賀流忍者博物館については、「【三重県】「伊賀流忍者博物館」〜忍びの里で忍者体験!!〜」の記事もご覧ください。
忍者博物館入り口付近には公演の内容や開演時間の案内があります。ショーを観るには、博物館の入館料とは別に税込400円が必要なのでご注意ください。詳しいショーのスケジュールはこちらで確認できます。
博物館の一角に会場があり、入り口で料金を支払います。忍者の扮装をしたお客様もチラホラ。かわいいチビっ子忍者の姿も見えますね。
いよいよショーの会場へ
観客席はこちら。1回の公演の収容人数は180名ほど。写真や動画の撮影は禁止されています。
また、本物の武器を使用するため、公演中は移動しないこと、携帯やスマホはマナーモードにすることなどに、ご注意ください。
一方で、MCと一緒にノリ良く盛り上がることも大切です。拍手や声援もお忘れなく。
本物の刀剣が目の前に!
忍者ショーの内容は日々変わりますが、この日の出し物は真剣の披露からスタート。キャストから真剣、すなわち本物の剣についての解説と演技の披露がありました。
一昼夜水に漬けた藁(わら)は人間の首と同じ硬さなのだとか。そんな固い藁の棒が、目の前でいとも簡単に叩き切られてしまいます。
客席の近くで、日本刀の特徴について説明してもらえます。
左の剣は忍者刀と呼ばれる刀です。まっすぐで槍の形をしており、武士の刀のように反りが無いのが特徴です。
切るというよりも、刺すことに重点を置き、壁をよじのぼる際地面に突きさして足場の代わりにもしていたそうです。
弓矢の実演は迫力大!
大黒火矢と呼ばれる火薬のついた弓矢は、ジェット噴射の要領で150~200メートルの距離を飛んだそうです。思わず耳を塞いでしまうような大きな音が出るので、小さなお子様連れの場合はご注意ください。
吹き矢の秘密とは?
吹き矢の実演の後はお客様の中から希望者を募って実際に体験してもらうコーナーもあります。吹き矢の先に毒や病気を引き起こす菌を付けることで致命的な武器となっていたそうです。
例えば、馬の糞に数日矢の先を漬けておけば破傷風を引き起こすとか。ちょっと怖い話ですね。
紐だって武器になる!
伊賀上野は組紐(くみひも)という伝統工芸で有名です。組紐は絹や綿の細い糸を編んで創った紐のこと。武器には見えませんが、忍者にかかれば紐だって最強の武器に変身。まずは敵の刀を紐で捕まえます。
敵の身体を紐で縛り上げたら、奪い取った刀でトドメを刺す。会場からは拍手喝采が沸き起こりました。
旅の記念には手裏剣体験がオススメ!
小さくて軽そうに見える手裏剣(しゅりけん)ですが、実際は1枚200gほどの重さで、時代劇で見るように沢山持ち運ぶことは不可能だったようです。
また、手裏剣にトリカブトの毒を塗ることで、相手の身体にかすっただけでも殺傷能力があったとか。
手裏剣の形も様々。打ち方も同時に1枚だったり、2枚だったり。
実演ショーの後には、別料金で手裏剣体験もできます。税込5枚200円。本物より軽い手裏剣でトライ!
ちょうど忍者装束に身を包んだ可愛い男の子が体験中でした。
的を目指した打った手裏剣。点数によっては賞品のプレゼントもあるので、頑張ってみては?
忍者と一緒に記念撮影も!
忍者と一緒に記念撮影も可能です。オリジナルグッズのプレゼントもあるので、旅の思い出にいかがでしょうか? 税込300円です。
人差し指を立てる忍者お得意のポーズは「印を結ぶ」ポーズと呼ばれ、心を静めたり、精神を集中するために取るそうです。ぜひ一緒にポーズを取ってみてください。
忍術の実演ショーが定期的に楽しめる施設はそう沢山ありません。伊勢志摩サミットの際にもメディアの方向けに公演したという伊賀流忍者阿修羅による実演ショーを満喫してください。
日本文化、特に絵画や工芸品が好き。福岡、京都、大阪、ベルギー、アメリカを経て現在は神戸在住。座右の銘は「住めば都」。