旅の準備はじめよう
東京・代官山でユニークな抹茶を!新スタイルの日本茶専門店「八屋」
代官山にある和モダンなグルメの拠点、日本茶専門店「八屋」。ここでは点てたての抹茶ラテやフルーツ入り煎茶ソーダ、大福やあんみつなどの和スイーツが楽しめます。伝統的な味を厳選した茶葉で提供しており、誰でもすぐにおいしいお茶がいただけますよ。
お茶を気軽に楽しめる日本茶スタンドが登場
みなさん、日本のお茶に対してどのようなイメージをもっていますか? 「畳の上に座って味わう高価なもの」と思う方もいるかもしれません。
近年では、より多くの人に日本茶を楽しんでもらおうと、「日本茶スタンド」スタイルの専門店が次々と誕生しています。玄米茶、抹茶、煎茶など、手ごろな価格で日本茶の魅力が感じられますよ。
東京の代官山にある「八屋」も、スタイリッシュな日本茶専門店のひとつ。伝統的な日本茶をモダンな空間で楽しみましょう!
※メニュー等は2018年の取材時のものです。最新情報は公式HPを参照ください。
現代人と日本茶の接点を目指す日本茶専門店「八屋」
八屋は、高級な喫茶店でも、コンビニにあるペットボトルのお茶を販売する場所でもありません。日本茶の新しい楽しみ方を提供し、現代の人と日本茶との接点となることを目指して作られました。
そのため、一般的なカフェで販売しているドリンクとほぼ同じ価格帯で、日本茶をベースにした飲み物を楽しむことができます。
新茶の採れる「八十八夜」がお店の由来
八屋という名前は、季節の移り変わりを知るためにつけられた雑節のひとつ「八十八夜」から来ています。毎年5月2日ごろが八十八夜にあたり、日本では春から夏に変わり始める時期です。
八十八夜のころは気候も安定し、この時期に採れた新茶は特においしいと言われています。ロゴのデザインは、縁起のよい数字とされる「8」がモチーフです。
日本を表すシンプルなデザインに注目
木の格子で作られた入り口に、白い暖簾。昔からある日本の要素が、無駄なくシンプルに表れています。
店内の壁紙は、迷彩柄のようにも見えますね。しかし実はこれ、松の木が描かれているんです。
茶葉や茶器へのこだわり
茶葉は、100年以上の歴史を持つ静岡のカネ十農園や、奈良の井ノ倉茶園などから厳選されたものを使用。とくに生産者の製茶法や、新しいものを求める誠実さを重視しているといいます。
その場で茶葉を手に取り、香りを楽しむこともできます。また、各茶葉の特徴も文章で解説しています。
茶葉を淹れる急須は、新潟の無形文化財に認定された鎚起(ついき)銅器を使用。茶葉本来の甘さが味わえます。
お茶を淹れるときの温度は、煎茶は80度、ほうじ茶と玄米茶は100度に保ちます。こうすることで、1杯1杯の品質と口当たりのよさを保つことができます。
茶筒は、日本で最初に手づくり茶筒を制作した開化堂という老舗の商品を使用。高い気密性で湿気から防ぎ、茶葉を最適な状態で保存しています。
バラエティ豊富なメニュー
メニューは特選煎茶、ほうじ茶、柚子煎茶、玄米茶に加え、抹茶、黒ごま、はちみつ生姜ラテシリーズなど種類が豊富です。メニューはテイクアウトや店内のカウンター席で楽しむことができます。
取材時は、お店オススメのフルーツ入り煎茶ソーダ(税込700円)を注文しました。季節のフルーツと煎茶ゼリー、そしてひんやりとした新感覚の炭酸煎茶が楽しめ、重層的な風味がひと口でクセになります。
こちらは抹茶スムージー(Sサイズ税込530円)。上に乗っている生クリームには白あんが使われ、濃厚なよい香りが楽しめます。また、シロップの代わりにほどよい甘みの和三盆糖を使用しており、とても口になじみやすいです。
お茶に合う和菓子も楽しもう
お茶と一緒にスイーツも食べたくなったら、あんみつ(税込480円)を注文することもできます。あんこ、寒天と旬のフルーツに糖蜜がかけられ、さわやかな自然な甘さがお客さんを魅了します。
このほか、おみやげ用のかりんとう(1袋税込380円)も販売されています。小麦粉に水あめを練ったものを揚げ、黒糖をまぶしたレトロな風味のクッキーのようで、抹茶、黒糖、ほうじ茶、胡麻味のフレーバーがあります。
街歩きの途中で立ち寄ろう
抹茶シリーズを頼むと店員さんは茶筅(ちゃせん)を使ってお茶を点ててくれます。
代官山を散策し、リラックスした気分で日本ならではのお茶を味わい、新しいお茶文化を体験してみてはいかがでしょうか。
※本記事は2018年8月16日に公開した繁体字記事を翻訳したものです。
MATCHAの最新情報は、FacebookやTwitter、Instagramもチェックを!
In cooperation with 八屋