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優しい、あたたかい、おいしい! 古くて新しい北陸旅行の拠点「和倉温泉」
和倉温泉は、日本語で湧く(WAKU)浦(URA)が語源。温泉が海から湧いている場所という意味です。いまから1200年前に、発見されたといわれています。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。体を温める効果抜群で、血液の循環を良くし筋肉をやわらげる効果があります。保温効果も高く、いつまでもポカポカとしています。
和倉温泉のWAKURAは、日本語で湧く(WAKU)浦(URA)が語源。温泉が海から湧いている場所という意味です。いまから1200年前に、白鷺が体を休めている姿を見た漁師が発見したといわれています。昔は海だった街のメインストリートに温泉が湧き出るスポットがありますが、その伝説から白鷺がモチーフに使われています。
しょっぱい! でも体にいい! 海から湧き出た温泉
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。無色透明のきれいなお湯です。源泉は92度と熱いので、旅館の大浴場や公衆浴場ではそれを冷まして使っています。体を温める効果抜群で、血液の循環を良くし筋肉をやわらげる効果があります。そして保温効果が高く、いつまでもポカポカとしています。温泉を飲むことができるのも特徴。お湯は海から湧き出る温泉のため、塩辛いんですが、健康にとてもいいと言われています。
温かいのは温泉だけではない! トップクラスのホスピタリティに感動
無造作に脱いだ靴の向きがそろえられていることもしばしば
和倉温泉はお湯の良さもあって、日本で有名な温泉地の一つです。もうひとつ知られているのが、和倉温泉のホスピタリティ。旅館で働くスタッフたちは、とってもフレンドリーで笑顔を絶やさない。食事の用意から布団まで敷いてくれます。これは日本の温泉地や旅館ならどこでも見られる光景ですが、和倉温泉は本当にスタッフの気持ちが温かい。心遣いが他の地よりも優れています。出迎えやお見送りも、とても丁寧。心がこもった自然体のサービスがどの旅館でもみられます。その心のこもったサービスから、日本一といわれる旅館もあるくらいです。
古きと新しきが混ざる和倉温泉
温泉地というと、みなさん木造の古い日本の街並みを想像するでしょう。残念ながら和倉温泉は、戦前まで多かった古い街並みや家屋は、時代の流れとともにすっかり少なくなっています。大きな建物が立ち並ぶ姿にびっくりするかもしれません。
でも、建物内には日本らしい世界が広がっています。建物の中にはトラディショナルなデザインモチーフや室内空間の数々が。古典を現代アートに置き換えたかのような世界。外観と内観のギャップが和倉温泉のおもしろさの1つです。
海辺の旅館はなんといってもオーシャンビューが魅力。七尾湾沿いに建つ旅館からは朝、夕問わず、美しく、穏やかな海の景色が楽しめます。時折、頬をなでるようなやさしい潮風が流れ、町中にいてもおだやかな海を感じます。
街には日本が成長期にあった昭和の時代の名残がたくさんあって、古いトラディショナルな世界とは違う、近代の日本の姿を探してみるのも和倉温泉の楽しみ方。そんな中に小さな神社や石仏が街の中にひょっこり現れたりと意外な発見もあります。
新鮮すぎる!旅館の料理を堪能
日本各地の温泉地の中でも、料理のうまさでも知られる和倉温泉。なぜって、とても食材に恵まれた土地だからです。七尾湾やその先に広がる富山湾は魚種の豊富さでも知られ、四季を通じておいしい魚が採れます。ぶり、ほたるいか、のどぐろ、カニ、カキなど、この地ならではの食材がテーブルにあがります。
和倉温泉のある能登半島は海に囲まれていますが、内陸は田畑が広がる土地。新鮮な野菜もたくさん育てられています。刺身に焼き物、煮物など、腕に磨きをかけた旅館の料理人さんたちが作る料理は、食材の良さもあいまってとても評判がいいのです。年に一回、旅館の料理人さんたちが腕を競うコンテストが開催されるほど、和倉温泉は料理にもこだわっています。
最後に
いい湯にいいサービスそしておいしい食事と三拍子そろった和倉温泉。これから新幹線も開通するほか高速道路のネットワークも広がります。北陸旅行の拠点として、ぜひ滞在したい場所です。
和倉温泉全般に関するお問い合わせは和倉温泉観光協会へ
住所:石川県七尾市和倉町2-13-1
電話:0767-62-1555
メール:info@wakura.jp
営業時間:8:30〜17:30
定休日:年中無休