ライター Hiromasa Uematsu
浅草「江戸下町伝統工芸館」で、いまも息づく日本の工芸技術を知る

東京都の中心部は、全部で23の「区」に分けられています。浅草のある台東区は、その中でも一番面積の小さい区です。 一方、伝統的な工芸品を手がける工房が、東京で最も密集しているのも台東区です。浅草を含む台東区は、東京でも有数の「モノづくり」の町なのです。

東京都の中心部は、全部で23の「区」に分けられています。浅草のある台東区は、その中でも一番面積の小さい区です。
一方、伝統的な工芸品を手がける工房が、東京で最も密集しているのも台東区です。浅草を含む台東区は、東京でも有数の「モノづくり」の町なのです。
そんなモノづくりの町浅草に、東京の伝統工芸を一同に集めた施設があります。本記事でご紹介する、「江戸下町伝統工芸館」です。
江戸の工芸品を一度に鑑賞できる、江戸下町伝統工芸館

日本最古の遊園地「花やしき」のすぐそばにある、浅草ひさご通り商店街を中ほどまで進むと、「匠(たくみ)」と大きく書かれた幕を見つけることができます。そこが「江戸下町伝統工芸館」の目印です。
そもそも「江戸」とは、150年近く前まで使われていた、東京の昔の呼び名です。台東区で今も守られている工芸の歴史は、江戸と呼ばれた時代から続いているのです。
そんな江戸の工芸技術のすばらしさを広く日本、そして世界の人々に知ってもらうため設立されたのが、「江戸下町伝統工芸館」というわけです。