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沖縄は日本を代表する人気観光地の1つです。今回は沖縄でぜひ訪れてほしいオーシャンビュースポットをはじめ、買い物や自然体験が楽しめるスポットを28つ紹介します。車や公共交通機関で簡単に移動することができる沖縄は、日本旅行が初めての方にもオススメですよ。
沖縄県は47の有人島と113の無人島の合計160の島々からなる人口約147万人の県です。メインの空港は沖縄本島の中心地・那覇市にある那覇空港ですが、そのほかにもアメリカ軍の軍用空港を除いて12もの空港が点在しています。
沖縄といえば、美しい海に囲まれた日本屈指のリゾート地として有名です。しかしそれ以外にも、沖縄にはかつて、約450年間続いた琉球王国が存在していました。さらに、米軍基地が多くアメリカ文化の影響を受けたことなどによって、他の日本の地域にはない独自の文化が根付いているのも特徴です。
本記事では、そんな魅力あふれる沖縄の「人気観光スポット31選」を紹介します。沖縄旅行で外せないオーシャンビュースポットはもちろん、人気の離島やおみやげショップなどの最新情報もお届けします。
・南部のスポット(那覇、南城)
・中部のスポット(北谷、沖縄)
・北部のスポット(本部、名護、今帰仁、恩納)
・沖縄の離島(石垣島、西表島、竹富島、波照間島、与那国島)
・沖縄でのショッピング
・沖縄のおみやげ&名産品
・沖縄の宿泊施設
・沖縄の交通(飛行機、モノレール、バス、レンタカー)
沖縄本島は南部・中部・北部の3エリアに分けて紹介されることが多く、沖縄の玄関口でもある那覇空港がある南部エリアには那覇市、豊見城市、糸満市、南城市、南風原町、与那原町、八重瀬町があります。
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琉球王国の宮殿である首里城は、2000年に世界遺産に登録された沖縄を代表する歴史的建造物です。しかし、2019年10月31日に発生した火災によって首里城の多くの部分が焼失してしまいました。現在は修繕工事中で、2026年秋に正殿の完成が予定されています。
琉球王国時代の歴代の王が眠る墓の玉陵(たまうどぅん)も首里城から徒歩約1分の場所にあるので、併せて訪れてみてください。
沖縄の代表的な通りといえば、那覇市の中心部にある「国際通り」が有名です。こちらには、雑貨やおみやげを買うことができるショップがずらりと並んでいます。沖縄グルメが楽しめる屋台や日本の有名チェーン店もたくさんあるので、ショッピングや食事など、さまざまな楽しみ方ができますよ。
取り壊し前の様子
第一牧志公設市場は、「那覇の台所」と呼ばれる沖縄の食文化が集結した有名な市場です。1945年の第二次世界大戦後以降に闇市として誕生し、その後自治体の管理下に入り正式に開設されました。
現在は市場建替えのため仮設市場で営業しており、2023年の春には1Fに市場、2Fに食堂、3Fに調理体験室や多目的スペース入る3F建ての新しい市場がオープンする予定です。
那覇市にある波上宮(なみのうえぐう)は、沖縄で最も格式が高い神社です。琉球王国時代に王府から特別な扱いを受けた8つの神社「琉球八社(りゅきゅうはっしゃ)」の1つであることでも知られています。高い崖の上に立つ赤い社殿と、真っ青な海の景観がとても素敵です。
沖縄にある世界遺産の1つである識名園(しきなえん)は、園内を一周しながら庭園鑑賞が楽しめる回遊式庭園です。中国と琉球王国の建築様式を融合した建物が建つ敷地内には、南国の植物が植えられており、沖縄独自の文化を感じさせる空間が広がっています。
沖縄県浦添市にある港川外人住宅街は、かつてアメリカ人の軍人が暮らしていたエリアです。現在はおしゃれなカフェや雑貨店などが多く立ち並んでおり、食事やショッピングが楽しめる人気スポットになっています。
国際通りや牧志公設市場から徒歩5分ほどのところにある「壺屋やちむん通り」は、焼き物店がずらりと並ぶ有名な通りです。
通りの名前にもなっている「やちむん」とは沖縄の言葉で焼き物のことで、ここでは沖縄の伝統的な焼き物から現代的なデザインの陶器まで、さまざまな陶器を見つけることができます。素敵なデザインが施されたやちむんのカップ、お皿、花瓶、スプーンなどは、おみやげにもオススメです。
瀬長島で有名な「瀬長島ウミカジテラス」は、ギリシャ風の真っ白な建物が特徴の複合型ショッピング施設です。さまざまな沖縄グルメが楽しめる飲食店を中心に47店舗が集結しています。海と青空の絶景が広がるインスタ映えスポットとしても有名です。
玉泉洞(ぎょくせんどう)は、沖縄の魅力を体験できるテーマパークおきなわワールド文化王国の中にある鍾乳洞です。乳白色の鍾乳石がライトアップされた鍾乳洞が約800メートル続き、まるで異世界にいるような体験を楽しめます。
斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球王国時代に最も格式が高いとされた聖地です。当時男性は立ち入ることが許れず、王でさえ訪れる際には女装しなければ入ることができない場所でした。
2000年に世界文化遺産に登録された斎場御嶽は、現在は宗教や国籍、性別にかかわらず誰でも訪れることができますよ。
沖縄の中部エリアは米軍基地が多くある地域で、他地域とは一味違う異国情緒の雰囲気を味わうことができます。具体的には、浦添市、宜野湾市、沖縄市、うるま市、北谷町、嘉手納町、中城村、北中城村、西原町、読谷村が中部エリアとされています。
那覇空港から車で40分ほどのところにある美浜アメリカンビレッジは、かつてアメリカ軍の飛行場だった土地が沖縄県に返還されて誕生したスポットです。食事や買い物、ビーチでのひとときを楽しめる人気スポットで、周辺には宿泊施設も充実しています。
米軍基地の入り口に位置するコザゲート通りは、飲食店や雑貨店が並ぶショッピングストリートです。
かつては沖縄県で最も賑やかな場所であり、沖縄県内に多くのアメリカ文化をもたらしてきました。英語表記の看板も多く、街を歩いているだけでアメリカにいるような気分が味わえるかもしれません。
沖縄の遺産や手付かずの自然風景が多く残っている北部エリアには、名護市、国頭村、大宜味村、東村、本部町、今帰仁村、恩納村、宜野座村、金武町、伊江村があります。
崖の形が象の鼻に見えることで有名な万座毛(まんざもう)は沖縄北部の有名な観光スポットの1つです。
琉球王朝時代の王の1人である尚敬王(しょうけいおう)がこの地を「万人が座れるほど広い原っぱ」と評したことから、それを意味する万座毛と呼ばれるようになったと言われています。
沖縄美ら海水族館は沖縄を代表する有名観光スポットの1つです。世界最大級の巨大水槽では、沖縄の海をコンセプトとしてサンゴ礁、黒潮の海、深海などさまざまな海の生物を展示しています。
古宇利大橋(こうりおおはし)は古宇利島と屋我地島を結ぶ全長1,960メートルの橋です。橋の両側には美しいエメラルドグリーンの海が広がっていて、沖縄定番の絶景ドライブスポットとなっています。
世界遺産に登録されている今帰仁城(なきじんじょう)は、本州にある城とは違った城の建築様式を見ることができます。また、毎年1月下旬から2月中旬ごろに桜の1種である寒緋桜(カンヒザクラ)が開花することから、日本で最も早く桜が咲くスポットとされています。
琉球村は沖縄の文化と自然をテーマにしたテーマパークです。
沖縄の伝統的な民家の見学や沖縄の伝統衣装「琉装(りゅうそう)」の着付け体験、沖縄で守り神とされている獅子「シーサー」の形をした焼き物に色を塗る絵付け体験や、沖縄で親しまれている楽器「三味線」を弾く体験などさまざまな体験が楽しめます。
沖縄本島の南西にある八重山諸島(やえやましょとう)は、手付かずの自然が残るさまざまな離島で構成されています。なかでも石垣島、西表島、竹富島などの離島が人気で、本島よりも自然豊かな場所でリラックスしたい人にはぴったりです。
八重山諸島の中で最も人口が多く、政治・経済・教育・交通の中心となっている石垣島は、日本でも有名なシュノーケリングの聖地です。この透き通った海でシュノーケリングをするために、日本国内からはもちろん海外からも多くの観光客が訪れます。
アクセスも便利で、日本の主要空港(成田、羽田、中部、関西など)からは国内線の直行便で訪れることもできます。
日本最南端の有人島である波照間島は、2017年にトリップアドバイザーが日本のベストビーチに選んだ「ニシ浜ビーチ」があることでも有名な離島です。現在波照間島へ行く手段は、石垣島から船に乗る方法だけとなっています。
人口約350人ほどが暮らす竹富島は、歩いて1時間ほどで島を一周できてしまうほど小さい離島です。水牛が牽引する車に乗って島観光が楽しめる水牛車、沖縄の伝統的な民家見学、星形の砂があることで知られるビーチなどがある竹富島は、小さいながらにたくさんの魅力に溢れた日本でも有名な離島の1つです。
沖縄県で沖縄本島に次いで2番目に大きな島である西表島(いりおもてじま)は、島の90%以上の面積がマングローブや湿地、森林に覆われたジャングルです。
亜熱帯の動植物が数多く存在する西表島は、まるで日本のアマゾンのようなスポット! マングローブが生い茂る川をカヌーツアーで探検したり、ジャングルの中をトレッキングしたり、大自然に触れ合えるのが西表島の魅力です。
日本の最西端にある与那国島は日本でありながらも、本州よりも台湾との距離の方が近く、晴れた日には台湾の中央山脈まで見ることができる離島です。
日本の人気ドラマ「Dr.コトー診療所」の撮影地であることでも有名な与那国島へは、那覇空港や新石垣空港から飛行機で行くことができますよ。
スーパー、デパート、ショッピングセンター、免税店の数々がそろう沖縄はショッピング天国でもあります。ぜひさまざまなお店でお気に入りのローカルアイテムをゲットしてみてくださいね。
スーパーマーケットはその土地のローカルな雰囲気や食文化を知ることができる場所ですよね。
サンエーは、沖縄県内で有名なスーパーマーケットチェーン店です。路面店のほか、那覇メインプレイス、浦添西海岸パルコシティ、宜野湾コンベンションシティなどのショッピングモール内にも出店しているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
沖縄アウトレットモールあしびなーは沖縄初のアウトレットモールです。高級ブランドや有名スポーツブランド、日本の人気ブランドなど、約110店舗でアウトレット価格の商品を購入することができます。
那覇空港、国際通り、赤嶺駅からの直行バスも出ているのでアクセスも便利です。詳しいアクセスは公式サイトをご参照ください。
リゾートの雰囲気が漂うイオンモール沖縄ライカムは、店内に大型水槽施設がある沖縄最大級のショッピングセンターです。地元の方から愛されているだけでなく、観光客も楽しめるショッピングスポットです。
那覇市の中心部や空港からも直行バスでアクセスできます。詳しくは公式サイトをご参照ください。
リウボウ百貨店デパートは国際通りと県庁前駅のそばに位置する沖縄県内唯一の百貨店です。日本の人気生活雑貨ブランドの「無印良品」をはじめとする雑貨やおみやげなどを購入するのにおすすめです。
【リウボウ百貨店デパート】
・住所:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1-1-1
・営業時間:10:00~20:00 ※一部店舗の営業時間は異なります
・ウェブサイト:https://ryubo.jp/
歌町駅そばにあるTギャラリア沖縄 by DFSはショッピング好きな方にオススメの免税店です。
訪日観光客の方はもちろん、日本在住者でも那覇空港発の沖縄県外行きの国内線航空券を持っていれば、免税品を購入できます。欧米や日本のブランド品が豊富にそろっているので、免税品をお求めの方は必ずチェックしてみてくださいね!
添浦市のパルコシティは、2019年夏にオープンした大型商業施設です。沖縄県内で2番目に大きいショッピングスポットで、店舗数はおよそ250店です。
那覇市内とパルコシティを行き来するバスの本数は1日35本ほどあるので、アクセスしやすいのも嬉しいポイントです。
【パルコシティ】
・住所:〒901-2123 沖縄県浦添市西洲3-1-1
・営業時間:10:00~22:00 ※一部店舗の営業時間は異なります
・ウェブサイト:https://www.parcocity.jp/
ここからは、沖縄の定番おみやげを3つピックアップしてご紹介します。
ちんすこうは沖縄を代表する伝統菓子の1つです。近年はフレーバーのバリエーションが増えてきており、ベーシックな黒糖や塩以外にも、チョコレートや抹茶などさまざまなフレーバーのちんすこうが販売されています。
紅いもタルトは、沖縄の特産品である紅いもを使用したタルトです。紅いも独特の優しい甘さとねっとりとした食感は多くの人に愛され、今ではちんすこうとともに沖縄で最も有名なお菓子となっています。
数あるお店のなかでも、美味しい紅いもタルトで有名な「御菓子御殿」の商品が特にオススメ! 沖縄のおみやげ屋さんや空港などでも手に入れることができますよ。
泡盛は米を原料として作られる伝統の蒸留酒です。濃厚で芳醇な香りと甘みの強いのが特徴で、沖縄県内のレストランなどで楽しめるほか、空港のおみやげショップなどでも購入できますよ。
「人気観光地の近くに泊まろう!友達&子連れ旅にオススメの沖縄ホテル12選」より
ビーチやショッピング、ネイチャーアクティビティなど見どころ満載の沖縄旅行では、2〜3泊するのがオススメです。
沖縄本島であれば、ショッピングなら南部、ビーチなら中部、ネイチャーアクティビティが楽しみたいなら北部のホテルに宿泊するなど、沖縄旅行の目的に合わせてホテルを探してみましょう。
沖縄本島以外の石垣島や竹富島などにも、沖縄の豊かな自然が感じられる素晴らしい宿泊施設がたくさんありますよ。ぜひBooking.comやAgodaも活用して、宿泊先を探してみてくださいね。
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沖縄の中心部である那覇市内には、モノレールやバスなどの公共交通機関が充実しているので、車が運転できない方でも沖縄観光を楽しむことができます。
その一方で、子連れの家族旅行や、沖縄本島内を自由に移動したい方ならレンタカーがオススメです。ぜひ自分の旅のスタイルに合わせて、交通手段を選んでみてください。
沖縄へ訪れる際の玄関口となるのは那覇空港です。
国際線の場合、那覇空港までの直行便はアジア諸国からの便が中心です。欧米国から那覇空港へ行くには、他の大きな国際空港(成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港など)を経由するのが一般的です。
沖縄本島の南にある離島へ行く場合は、那覇空港経由もしくは直行便でアクセスすることもできます。
那覇市内へ向かう多くの観光客が最初に利用する交通機関が沖縄都市モノレール(通称:ゆいレール)です。
沖縄県唯一の鉄道で、南は「那覇空港駅」から北は「てだこ浦西駅」まで行くことができ、那覇市内だけを移動する人にとっては便利でスピーディーな移動手段です。
1日に何度もモノレールを利用する場合は1日乗車券(800円)、2日乗車券(1,400円)を購入するのがお得です。
モノレールでは、Suica、ICOCA、PASMOなどの交通系ICカードを利用できます。ICカードにお金を追加チャージしたい場合は、駅の窓口やコンビニエンスストアなどでチャージすることができます。
沖縄では那覇市を中心に、沖縄バスや那覇バスなどさまざまなバスが運行しています。
那覇バスでは、那覇市内均一区間で利用できる1日乗車券(660円)も販売しています。那覇市から離れた他地域へ行きたい場合は、旭橋駅そばにある那覇バスターミナルなどから長距離バスや高速バスに乗車することができますよ。
車を運転できる方なら、自由に沖縄観光が楽しめるレンタカーがオススメです。
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なお、沖縄では近年、レンタカーでの旅行がとても人気のため、車が取れない場合があります。レンタカーで旅行したい人は、早めの予約がオススメです。
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日本を代表する人気リゾートの沖縄は、美しい海の景色はもちろん、ショッピングやネイチャーアクティビティ、琉球王国時代が感じられる歴史的スポットなど見どころが満載!
沖縄の定番観光スポットだけにとどまらず、まだ訪れたことがない沖縄の離島などへもぜひ足を運んでみてくださいね!
Pictures courtesy of PIXTA
ライター
台湾台北市出身。京都府北部の舞鶴市でインバウンドに携わりながら、ブロガーとして日本の観光情報を発信してきました。MATCHAには2019年10月に参加。
趣味は旅、電車を見ること、オシャレなスイーツ・カフェ巡り、御朱印集め、ミュージカル観劇、写真撮影など。幅広過ぎて、自分でも不思議に思っています。