親子で上野動物園に行こう!人気動物・子連れで楽しむためのポイントも紹介
親子で楽しめる上野動物園について紹介しています。動物園の特徴や基本情報、アクセス情報に加えて、人気の高い動物たちの詳細も掲載しています。動物園を楽しむヒントや、近隣の観光スポットも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
親子で楽しめる東京の観光地は上野動物園がおすすめ

上野動物園は、観光名所として親しまれている、自然と動物たちに癒される都会のオアシスです。親子で楽しめる東京の観光地としても定番で、子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめます。本記事では人気の動物の解説や、上野動物園の魅力をたっぷりとお届けします。
上野動物園の基本情報

上野動物園の特徴や開園時間、アクセスなど、行く前に知っておきたい基本情報を紹介します。
特徴
上野動物園は、1882年に開園した日本で最古の動物園です。長い年月をかけて世界中の動物を集め、飼育技術を磨き上げてきました。現在では約300種3,000点の動物を飼育する、日本を代表する動物園として広く知られています。
特に1972年のジャイアントパンダ来日の際には、多くの人が上野動物園を訪れました。現在でも「上野動物園と言えばパンダ」と、広く認知されており、動物園のアイコンとして人気を集めています。
日本でも有数のターミナル駅である上野駅から至近距離にあるため、交通アクセスが良いのも特徴のひとつです。隣接する上野公園には、博物館や美術館もあり、親子連れを始め多くの人達が訪れています。
開園時間・休園日・入園料
上野動物園は予約なしで入園できます。入園料は、個人一般600円、65歳以上300円、中学生200円です(都内在住・在学の中学生と小学生は無料)。団体料金や年間パスポートの割引もあります。ぜひ公式ホームページで確認してみてください。
入園券は出入口の自動券売機と有人窓口で販売しています。自動券売機では、クレジットカード、電子マネーが使用可能。有人窓口では、PayPay、LINEPay、Alipay、WeChatPayの二次元バーコードが使用できます。
また、インターネットでは日付指定のオンラインチケットを購入できます。
【上野動物園】
住所:東京都台東区上野公園9-83
開園時間:
9:30~17:00(入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで、※池之端門は10時から開門・券売開始)、日によって開園時間が変更になる可能性もあるため、公式HPを要確認
休園日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日)
※一部の月曜日を開園することもあるため、公式HPを要確認
公式HP:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
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アクセス方法

上野動物園は専用の駐車場がないため、公共交通機関の利用がおすすめです。動物園は上野公園のなかに位置していて、東園と西園のエリアに分かれています。東園には正門、西園には弁天門と池之端門という出入り口があります。
各門へのアクセスは以下のとおりです。
・正門:JR上野駅(公園口)から徒歩5分
・弁天門:JR上野駅(不忍口)から徒歩5分、京成電鉄上野駅から徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩8分、 都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅から徒歩10分
・池之端門:東京メトロ千代田線根津駅から徒歩5分
上野動物園で人気な動物たち6選
上野公園には多くの動物達がいますが、そのなかでもぜひ見てほしい人気者を紹介します。
1.パンダ

上野動物園では、ジャイアントパンダが大人気です。2021年6月に上野動物園で生まれたジャイアントパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」の2頭は、現在は西園の「パンダのもり」で観覧できます。
食事している姿や、のんびりしている姿は見ているだけで癒されます。なお、パンダたちの近況は公式ホームページで毎月報告されています。こちらもあわせてチェックしてみてください。
2.アイアイ

アイアイは体長36〜44センチメートル、小型の原猿類で、猿の仲間です。マダガスカルだけに生息する珍しい動物で、絶滅の危機に瀕しています。
日本でアイアイを見られるのは上野動物園だけとなっており、西園「アイアイのすむ森」で会うことができます(2025年2月現在工事のため展示中止中)。その生態にはまだ解明されていないことも多く、一見の価値があります。
3.ハシビロコウ
ハシビロコウは「動かない鳥」として話題にもなったので、テレビやインターネット上で見たことがある人もいるかもしれません。
中央熱帯アフリカに生息し、体高が約1.1〜1.4メートル。翼を広げると約2.5メートルにもなる非常に大きな鳥です。動かない理由は、餌となるナマズなどの大型魚類が水面に出てくるのを、静かに待っているためだと言われています。
上野動物園では西園で見ることができ、グッズも販売されている人気の動物です。
4.ホッキョクグマ

真っ白で、大きくて、少し愛嬌のあるホッキョクグマ。上野公園では東園の「ホッキョクグマとアザラシの海」で見ることができます。
水中での行動も観察できるようになっており、タイミングが良ければ、巨体が泳ぐ姿を動画におさめられるかもしれません。
ホッキョクグマは肉食性で、自然界では魚やアザラシを捕食しています。動物園では、餌としてリンゴや魚、馬肉などを与えているそうです。
5.スマトラトラ

絶滅危惧種のなかでも、最上位の「近絶滅種」に分類されているスマトラトラ。上野動物園の中でも希少な種のひとつです。正式にはトラの亜種で、現存するトラのなかでは最も小型です。
濃い毛色で、あごのひげが長く、模様がはっきりしているのも特徴です。上野動物園では、メスの「ミンピ」と、その子「アロナ」「アバディ」「マクムル」の3頭が暮らしており、東園「ゴリラ・トラの住む森」で見ることができます。
6.ゴリラ

厳ついイメージのゴリラですが、実は繊細な動物として知られています。基本的には草食で主食は植物の茎や葉を食べます。
強さの象徴としてよく知られるドラミング(胸を叩いて音を出す行為)ですが、実は戦いの合図ではなく、威嚇をして相手を引かせ戦いを避けるための行為だと言われています。
種として人間に近い動物であるゴリラは、愛嬌のある行動をとることもあります。ぜひじっくりと観察してみてください。
上野動物園では東園「ゴリラ・トラの住む森」で見ることができます。ゴリラの像は、人気のフォトスポットにもなっています。
上野動物園をもっと楽しむためのヒント
上野動物園は、準備せずふらっと遊びに行っても楽しめるスポットです。しかし、事前に少しだけ情報収集をしておけば、さらに充実した時間になります。
混雑マップを活用しよう
上野動物園はアクセスが良く楽しい反面、人気がありすぎて混雑する日が多くあります。平日の朝イチであれば、そこまで混むことはありませんが、休日は多くの人で賑わいます。そこで、活用したいのが公式サイトにある「混雑マップ」です。
動物園内を10のエリアに分けて、1分ごとの更新で混雑状況を表示してくれるとても便利なマップです。混雑を避けられるため、小さなお子さんを連れている場合は特に助かるでしょう。混雑マップは、日本語と英語の2種類表記となります。
季節に応じて服装や持ち物を工夫しよう

上野動物園はほとんどのスペースが屋外です。敷地は広大で、長い距離を徒歩で周ることになります。そのため、慣れた靴を履き、歩きやすい服装で来園することが楽しむためのポイントです。
また、季節に応じた準備も欠かせません。夏には熱中症対策として、日傘の持参がおすすめです水分補給に関しては自動販売機も多くありますが、水筒を持参すると安心できるでしょう。冬は防寒グッズを持ち、暖かくして出かけましょう。
荷物が多くなってしまった際は、西園と東園に1か所ずつ設置されているコインロッカーを使用するのがおすすめです。
上野動物園内の売店・レストラン情報

園内には売店やレストランがあり、食事や飲み物、お土産品などの購入ができます。
お土産を買うなら「リトルトランク」か「プチカメレオン」
動物園に行ったら、やはり欲しくなるのが動物たちのかわいらしいグッズの数々。上野動物園では東園のアジアゾウ運動場前に「リトルトランク」、西園の不忍池脇に「プチカメレオン」というギフトショップがあります。
文房具やぬいぐるみなど、オリジナルグッズが盛りだくさんですが、やはり一番人気はパンダグッズ。来園の思い出になる、お気に入りのグッズを見つけてください。
ちょっと一休みなら「さるやまキッチン」でランチ
園内で飲食できる施設は4か所あります。そのなかで、おすすめなのが「さるやまキッチン」です。ネーミングのとおり、東園のサル山前にある飲食店で、無料休憩所も併設しています。
焼き鳥丼や牛肉うどんなどのボリューミーな品から、フライドポテトなどの軽食、ドリンクやキッズメニューも充実。サル山のニホンザルを眺めながら食事ができます。
上野動物園の近隣スポット

上野動物園がある上野公園の敷地内には「東京国立博物館」や「国立科学博物館」などの施設もあります。科学博物館は子ども向けの展示や特別展も多く、親子連れにぴったりです。
自然が多いのも特徴で、都内でも屈指のお花見スポットとして知られており、桜の季節には大勢の花見客で賑わいます。
さらに、近隣に位置する「アメ横」は下町情緒を感じられるショッピングストリートとして有名で、食品から衣料など、お買い得に買い物を楽しめます。
東京に来たら必見の上野動物園!親子で動物に会いに行こう
ご紹介してきたように上野動物園は、日本を代表する動物園であり、パンダを始め多種多様な動物たちを展示しています。
都心にあるためアクセスも良く、近隣にもさまざまな観光スポットがあるため、親子連れに人気で国内外から多くの人が訪れています。東京に来たら、ぜひ上野動物園に足を運んでみてください。
Written by Cakutama editorial team