日本海に浮かぶ、隠岐諸島。4つの有人島からなる小さな島ですが、たくさんの自然の宝がそこに潜んでいます。この記事では、隠岐諸島を訪れたら、見るべきスポット10選を紹介します。
〒684-0303 島根県隠岐郡西ノ島町
1938年に国の名勝・天然記念物に指定された国賀海岸は、自然の驚異が点在しています。
この海岸の注目すべき点は馬天蓋崖です。高さ257m、日本有数の高さを誇る断崖絶壁で、まるで大地を巨大なナイフで切り出したかのような姿をしています。
切り立った崖の上に立って海を見下ろすと、自然の偉大さを感じることができます。
馬天崖の下には、巨大な岩のアーチ「通天橋」があります。 海や風によって長い年月をかけて削り取られたアーチは、自然の力強さを感じさせます。
国賀海峡の美しさを楽しむには、ハイキングが最適です。観光バスや観光タクシーを予約して、ゆったりとした旅を楽しんでください。(天候が良ければ)観光船で海食洞に入ることもできますよ。
高さ約20メートル、岩の先端にちょうど夕日が重なると、まるで巨大なロウソクに火がついたように見える不思議な岩です。
遊覧船は日没に合わせて出航します。カメラを持って絶景を狙ってみてください。
〒684-0100 島根県隠岐郡知夫村仁夫
この貴重な断崖から、約600万年前の火山活動を知ることができます。ここから噴出した溶岩は鉄分を多く含んでおり、空気に触れて酸化したため、このように鮮やかな赤色に変化しました。その後、火口から成分の異なるマグマが上昇し、展望台から見える白い堤防が形成されました。それが強い波によって削られ、今のような赤い断崖ができあがったのです。火山の中をのぞいてみませんか?
栗生港からハイキングで行くこともできます(片道1.5~2時間)。
〒685-0412 島根県隠岐郡隠岐の島町布施
この木は樹齢800年、高さ約30m、幹は5mで15本に枝分かれしており、そこから大小24本の根が垂れ下がっています。夏でも涼しく、特に雨上がりは神秘的な雰囲気に包まれています。
この木の近くには、大万字山への登山道入り口が2つあります(片道1時間程度、急勾配)。さらに15分ほど登ると、鷲ヶ峰や屏風岩への登山道入り口があります。これらのコースを歩くときは、ガイドを雇うことをお勧めします。沖ノ島町観光協会にお問い合わせください。
〒685-0102 島根県隠岐郡隠岐の島町油井
この海岸沿いの海域は遠浅で、天候に恵まれると水面が天然の鏡となり、太陽を反射します。
この地形は、現在の島を形成している陸地が大きな湖の底にあった時代(約2000万年前)の堆積物からできています。その後、風や波によって侵食され、現在も侵食が続いている。
サンダルを持参して、夕日を眺めながら浅瀬をのんびりと歩いてみてはいかがですか。
〒685-0103 島根県隠岐郡隠岐の島町那久
海を一望できる岬で、遠くには堂前島が見えます。展望台の横には、名久地区の人々が毎日灯していた灯台の役割を果たした懐かしい古い灯籠が立っています。
半島の先端にある灯台までは、短い遊歩道が整備されており、この辺りには牛が放牧されているため、牛を怖がらせて昼食を邪魔しないように気をつけましょう。
名久崎は夕日の名所でもあり、夕暮れ時、水平線に沈む夕日と道祖神は、とてもロマンチックです。
〒684-0100 島根県隠岐郡知夫村古海
赤羽根山は、標高325mの千振島最高峰の山です。
360°の大パノラマが広がり、4つの島が目の前に広がる絶好のスポットです。天気がよければ、本州や鳥取県の大山(1729m)まで見渡すことができます。
春には野生の大根の花が一面に咲き乱れ、牛や馬が静かに草を食む風情ある光景を楽しむことができます。
〒684-0402 島根県隠岐郡海士町豊田
海の青さと、切り立った岩の断崖の鮮やかな赤さが対照的な海岸です。海面にはインスタ映えする岩、ハートロックが鎮座しています。
秋谷海岸、秋谷キャンプ場(要予約)もここにあります。
秋谷海岸は中之島北東部の海岸で、道後海峡に面しています。最高潮位は崖沿いの道の一部を覆い、海が荒れることもあります。天候には十分注意してください。
〒684-0403 島根県隠岐郡海士町
この3つの岩は、太郎(一番大きい)、次郎(真ん中)、三郎(一番小さい)と名付けられています。兄弟岩といわれ、フェリーや海中展望船「あまんぼー」に乗船する観光客に人気のスポットです。陸から見るなら、西ノ島からがベストです。
「三兄弟」は海食と風食によってできた面白い岩の形の海食台です。水面下は、海洋生物のワンダーランドとなっています。