一面の苔が神秘的!苔と杉木立が美しい平泉寺白山神社の魅力を徹底解説
福井県勝山市にある平泉寺白山神社は「苔宮」「苔寺」として有名で、京都の西芳寺と並び称される絶景スポットです。この記事ではそんな平泉寺白山神社の隠された魅力をお伝えします。
平泉寺白山神社は、約1300年前に白山信仰の拠点として開かれた白山平泉寺を前身とする神社です。境内の一面に広がった美しい苔の様子から「福井の苔宮」と呼ばれています。
-
目次
- 平泉寺白山神社とは
- 福井の苔宮「平泉寺白山神社」の魅力
- 平泉寺白山神社へのアクセス
- 見どころとおすすめの楽しみ方
- 1. 一面に広がる神秘的な苔の絨毯!
- 2. 白山の女神が現れた「御手洗池(みたらしいけ)」
- 3. 樹齢約450年巨木「若宮神社の大杉」
- 4. 中世最大規模の石畳道
- 1300年の歴史と苔の絶景を見に行こう
平泉寺白山神社とは
平泉寺白山神社は、1300年前の717年に越前の僧「泰澄」によって開かれました。
やがて平泉寺は僧侶や山伏たちの白山信仰の拠点となり、白山の越前側の登山口として栄えた宗教都市です。最盛期には敷地内に、48の神社、36の寺院と6000の坊院(僧の住宅)があり、約8000人もの僧兵が生活をしていたといわれています。
しかし1574年の一向一揆との戦いで敗れ全て焼き尽くされてしまいました。現在の境内は約500年前に再興された社殿などが残ったものと言われています。
福井の苔宮「平泉寺白山神社」の魅力
平泉寺白山神社は、その美しい苔で有名です。ヒノキゴケを主とした苔が境内を覆い、特に6月から7月の梅雨時期が見頃です。
雨上がりの翌朝に訪れると、苔が木漏れ日に照らされてキラキラと輝く様子が見られます。早朝の静けさの中で見る苔の絶景は、まるで異世界にいるかのような幻想的な雰囲気を醸し出します。
平泉寺白山神社へのアクセス
公共交通機関の場合
平日
JR福井駅からえちぜん鉄道「勝山永平寺線」に乗車(約55分)
終点の勝山駅から市内循環バス「ぐるりん」平泉寺線バスに乗車(13分)
平泉寺白山神社前で下車
土日祝日
JR福井駅からえちぜん鉄道「勝山永平寺線」乗車(約55分)
終点の勝山駅から観光バス「ダイナゴン」平泉寺方面に乗車、または勝山駅からタクシーで10分
自家用車の場合
北陸自動車道 福井北JCTから中部縦貫自動車道へ
勝山ICから車で約15分 ※駐車場有り
自転車の場合
えちぜん鉄道勝山駅にてレンタサイクルを実施しています。天気のいい日にはぜひ利用してみてください。
所要時間:約30分
※ e-bikeレンタサイクルプラン:1台 1000円(要予約)
※ えちぜん鉄道のレンタサイクル:普通自転車1回100円/電動アシスト自転車 1回 500円(予約不可)
あわせて読みたい!平泉寺白山神社までの行き方
見どころとおすすめの楽しみ方
平泉寺白山神社の魅力は苔だけではありません。
境内には杉の大木や歴史的な遺構が点在しています。
御手洗池や若宮神社の大杉、中世最大規模の石畳道など、見どころが満載です。
また、白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」では、平泉寺の歴史や自然に関する展示があり、参拝前に訪れるとより一層楽しめます。
1. 一面に広がる神秘的な苔の絨毯!
平泉寺白山神社といえば一番の魅力は境内を覆う苔です。
苔が絨毯のように広がり、ついつい寝転びたくなってしまうほど。
苔はヒノキゴケを主としており、周辺を含めると220種類以上が自生しています。
これほどの規模に広がる苔は寺社では全国屈指といわれています。
そんな苔の見頃は6月〜7月の梅雨頃。特に雨が上がった翌朝が一番美しいと言われています。
スタッフオススメ:6~8月の早朝散策
杉の大木の隙間から差す木漏れ日を受けてキラキラと光る苔は神秘的です。特に早朝は人が少なくおすすめです。
まだ薄暗い境内に光芒が差し込み、とても幻想的な景色が広がり静寂に包まれた境内を独り占めすることができるでしょう。
2. 白山の女神が現れた「御手洗池(みたらしいけ)」
御手洗池はその昔、僧がこの場所を訪れ拝んでいたところ、池の中に女神が現れ、その女神のお告げを受けて白山を開山したという伝説の地です。
1300年前から湧き出る泉の前で、ぜひ心を落ち着かせてみてください。
3. 樹齢約450年巨木「若宮神社の大杉」
1300年の歴史がある平泉寺白山神社ですが、一番目を引くのが「若宮神社の大杉」です。
一向一揆との戦いに敗れ全山焼失しましたが、その中で残った杉の木の一つといわれています。
幹回りは5mもあり、四方八方に伸びる枝が力強さを感じます。
触れるくらいに近づくことができるので、足を運んでぜひ行ってみてください。
4. 中世最大規模の石畳道
1989年に始まった発掘調査によって石畳道や坊院跡が発見されました。
発掘調査によって整然と区画された形で姿を現し、中世宗教都市としては国内最大の遺構が確認され、当時の繁栄がうかがえます。
石畳の道は1キロにも及び敷き詰められ、当時の僧たちが九頭竜川から取ってきた河原石を人力で運んで作った道だそうです。
1300年の歴史と苔の絶景を見に行こう
福井の苔宮・平泉寺白山神社は、歴史と自然が融合した魅力的なスポットです。
美しい苔や歴史的な遺構を楽しみながら、神秘的な雰囲気を堪能してみてください。
自然のパワーを感じられるこの場所に、ぜひ一度足を運んでみてください。
勝山市は、福井県の東北部に位置しています。 市街地は九頭竜川の流れに沿って形成された川岸段丘に位置し、明治以来の地場産業である繊維産業を基幹産業とした商工業と、古くから農林業が盛んな水と緑の豊かな田園都市です。 当社は地域と協働し、観光地域づくりを行うDMO(観光地域づくり法人)です。 勝山市は恐竜博物館や平泉寺など魅力溢れる観光コンテンツの宝庫!勝山を多くの方に体感していただくガイドツアーや恐竜博物館の駐車場内にある「ジオターミナル」、2020年6月にオープンした「道の駅 恐竜渓谷かつやま」の運営など、勝山を訪れたお客様にきめ細かなサービスを提供しています。 また、観光を軸として新たな事業の創造にも積極的にチャレンジし、勝山のまちの活性化を目指しています。