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【湯布院湯平温泉】あの国民的映画の主人公が被災地を応援!
日本の国民的映画といえば、主人公の愛称が「寅さん」で有名な映画『男はつらいよ』ですね。この主人公「寅さん」と2020年7月に豪雨災害に見舞われた湯布院湯平温泉とは深い繋がりがあるのです。
映画『男はつらいよ』
映画『男はつらいよ』は、主演の渥美清さんが亡くなるまで、27年間で48本も制作された世界でも稀にみる超長寿人気作品です。
また、その後、生前の撮影シーンを含めて撮影された作品が2作公開されていますが、同一俳優が主演を務めたシリーズ映画としては世界最長の記録としてギネスブックにも認定されています。
物語は、中年のおじさんが好きな女性にふられるだけのお話ですが、それを温かく見守る故郷の家族であるとか、人と人との思いやり、現代人が忘れかけたやさしさなど、観る者にひとときの安らぎと希望を与えてくれる映画です。
そして、この映画の第30作『男はつらいよー花も嵐も寅次郎』のロケ地が大分県湯布院町の湯平温泉なのです。
九州豪雨災害に見舞われた湯平温泉
2020年7月7日、熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨は、ここ湯平温泉においても甚大な被害をもたらしました。
この豪雨により、湯平温泉の中心を流れる花合野川(かごのがわ)が氾濫し、避難途中だった家族4名が亡くなるという痛ましい事故もありました。
また、この年の初めから始まった新型コロナウイルスの影響と重なり、湯平温泉は大きな打撃を受けました。
私たちのヒーローが現れる!
人々の気持ちが暗く沈んでいたある日、信じられないほどのビッグニュースが飛び込んで来ました。
あの映画の主人公「寅さん」が、湯平温泉の復興支援のためにやって来たのです!
それは、湯平の被災を知った映画会社「松竹株式会社」さんからのご厚意で贈られた寅さんの等身大パネルでした。
そして、そのパネルにはなんと、映画監督である山田洋次監督と、第30作の出演俳優である沢田研二さん・田中裕子さんの直筆応援メッセージが書かれていました!
「寅さんも心配しています。湯平温泉頑張れ!」(山田監督)
「湯平の皆様の発憤興起に敬意!!です。」(沢田研二さん)
「寅さんが来たよ。ここで少し休んでいってください。日々のお元気を心から祈っています。」(田中裕子さん)
御三方のお気遣いと心温まる応援に湯平の人たちは大いに励まされたのです。
「寅さんの部屋」のある旅館ー湯平温泉 旅館山城屋
この寅さんとのご縁を大切にしたい一心で、旅館の中に「寅さんの部屋」を作ってしまった旅館があります。
それが「旅館 山城屋」です。
元々、主人が大の「寅さんファン」であったこともあり、館内は映画『男はつらいよ』に関するポスターや書籍が随所にみられます。
わたしたちは、これからも、映画『男はつらいよ』と湯平温泉のご縁を永遠に語り継ぎ、山田洋次監督が選んだ日本の温泉地の原風景ともいえる風情をいつまでも大切にして行きたいと考えています。
旅館 山城屋
大分県由布市湯布院町湯平309-1
電話 0977-86-2462
e-mail: yamashiroya310@gmail.com
公式サイト:https://www.e-yamashiroya.jp/
湯平温泉・旅館山城屋の詳しい紹介は下記記事をご参考ください。
https://matcha-jp.com/jp/12046
石畳に情緒を感じる湯布院町湯平温泉にある宿は豊富なお風呂を貸切で満喫できます。また、人気の料理は「おおいた豊後牛」をはじめ旬の食材が満載。九州八十八湯にも認定されました。