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【2023年開催レポート】広島県庄原市東城の伝統文化行事「お通り」まとめ
広島県庄原市東城に400年以上伝わる伝統文化行事「お通り」が2023年11月4日、開催されました。多くの方にお越しいただき、有難うございました。本年のお通り行列について、まとめてみました。2024年の実施日は未定(11月上旬予定)ですが、来年はぜひ現地でご参加ください。
400年以上伝わる伝統文化行事「お通り」とは?
「お通り」とは、東城町に400年以上続く伝統文化行事で、華麗な衣装を纏った母衣(ほろ)衆や、勇壮な武者行列、大名行列、華童子が一体となり、城下町の面影を残す街並みを行列します。詳細については、以下記事も併せてご覧ください。
東城小学校での開会式とオープニングイベント
今年も大いに盛り上がった「お通り」についてレポートします!
お通り行列の出発会場には多くの屋台が出店し、にぎやかなお祭りの雰囲気です。開会式では庄原市長・木山耕三氏が「殿」、東城高等学校校長・西村洋子氏が「奉行」に扮し、二人の面白い掛け合いで会場が盛り上がりました。また本年の「姫」役の伊藤綺星さん、桑原百花さんによって、「お通り」が永遠に続くよう祈りを込めた書道パフォーマンスが行われました。勇壮な鉄砲隊の演武や、大迫力の大砲の爆音に皆様びっくり!
「お通り」は一路、JR東城駅へ
「下にぃ~、下にぃ」の掛け声のもとゆっくり行列は進みます
今回は特別に立ち止まって華麗な母衣(ほろ)衆と記念撮影させて頂きました。母衣は約15㎏もあり、重ねて気温も例年より高くなったため、担いで歩くのはかなり大変!笑顔で写真撮影が素敵です!東城駅ではお通り行列の皆様との記念撮影が楽しめます。写真は殿と姫と長刀の大名行列の皆さまです。
「お通り」いよいよ佳境!古き良き街並み残る東城路へ
東城のシンボル三楽荘付近の街並本陣で、殿と奉行による名産品紹介や鉄砲隊の演武が行われました。そして「お通り」はいよいよ古き良き佇まいを残す東城路へ。歴史ある街並みの中で「お通り」が練り歩く姿は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。列の最後方の花童子(はなわらべ)も頑張って歩いてくれています。
お通りのフィナーレ・城山橋へ
東城川にかかる城山橋は、母衣衆が整列する最大の撮影スポットです。多くのカメラ愛好家など写真撮影を行います。多くの皆様のご協力、ご支援により開催されている「お通り」、今年も無事に開催する事が出来ました。心より感謝申し上げます。それでは皆様、また来年、第31回大会(2024年11月上旬予定)でお会いしましょう。
広島県の北東部に位置する庄原市東城町に、江戸時代より伝わる伝統文化行事「お通り」の魅力をご紹介します。 毎年11月上旬に開催されるこのイベントは、壮麗な母衣(ほろ)と呼ばれる衣装を身に纏った母衣衆や、かわいらしい華童子、お姫様や、甲冑を身に纏った勇壮な武者達が隊列をなし、城下町を練り歩きます。「お通り」や城下町東城の魅力を発信していきますので、皆様ぜひ東城町にお越しくださいませ。