愛媛県大洲のシンボル「大洲城」の見どころ完全ガイド
木造4層で再建された大洲城は大洲市のシンボルであり、大洲観光の際には外すことのできないスポットです。今回の記事では大洲城観光がより楽しめるよう、簡単な歴史や注目ポイント、楽しみ方などを簡単に紹介します。
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目次
- 大洲城の見どころを簡単に紹介!
- 地域に根付くシンボル
- 当時の姿を忠実に復元した4層木造天守
- 取り壊しを免れた4つの櫓
- ちりばめられた遊び心
- 夜にはライトアップも
- 日本初!泊まれる天守閣
- 当時の面影がが残る城下町
- 施設概要
大洲城の見どころを簡単に紹介!
大洲観光の際には外すことのできない大洲城。
「行ってみたいけどお城のことはよく分からない」という方も少なくないと思います。
今回の記事では大洲城をより楽しめるよう、簡単な歴史や注目ポイント、楽しみ方などを簡単に紹介します!
また、大洲城に来られる際の宿泊は「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」がおすすめです。宿泊で来られる方は下記記事もご参照ください。
地域に根付くシンボル
まずは大洲城の簡単な歴史を紹介します。
大洲城は1617年に大洲を脇坂安治によって築城されたと考えられています。
1888年、惜しくも大洲城の天守は取り壊されてしまいましたが、当時の写真や天守雛形と呼ばれる木組模型などの史料をもとに2004年に木造で復元されました。
また、台所櫓、高欄櫓、苧綿櫓(おわたやぐら)、三の丸南隅櫓は、解体をまぬがれ、いずれも国の重要文化財に指定されています。
当時の姿を忠実に復元した4層木造天守
大洲城は木造で正確に復元されていますが、復元前は鉄筋コンクリートで復元する案もありました。
しかし地元住民の熱い要望、専門家の調査と多くの職人さんの手によって、当時の姿の木造天守を復元することに成功しました。
大洲城再建に使用された木材はすべて日本産、4割は大洲産で、残りは全国各地から集めたものを使用しています。
築城当時の姿に近づけようと、どの場所のどの木材を使用するかを職人が入念に調査して決められました。
木の組み方や内部構造など、コンピュータがなかった時代に当時の人々がどのようにして作り上げたのか、訪れた際には想像してみてください。
取り壊しを免れた4つの櫓
大洲城の天守閣は再建されたものですが、台所櫓、高欄櫓(こうらん)、苧綿櫓(おわた)、三の丸南隅櫓の4つの櫓は取り壊しを免れ、いずれも国の重要文化財に指定されています。
写真の高欄櫓と台所櫓は天守閣と連結しているので、現存の櫓と復元の天守閣を見比べてみるのもおすすめです。
ちりばめられた遊び心
大洲城には復元の際の遊び心が多く見られますのでいくつか紹介します。
天守閣の中には大洲城が建てられたされた当時の様子を再現したジオラマがあり、400年前にどのようにして大洲城が建てられたのか、当時の様子に思いを馳せることができます。
ジオラマの人形のうち70体は当時の職人、50体は一般公募の当選者がモデルとなって作られています。
また、木の節を利用して、当時の大工が掘った木彫りのテントウムシがいます。
訪れた際には目を凝らして、ぜひ探してみてください。
他にも「ねずみが乗る船は沈まない」という言い伝えから、復元の際に大工が験を担いで梁の上にねずみの人形が置かれていますので、訪れた際には是非探してみてください。
夜にはライトアップも
大洲城は夜になるとライトアップされます。
大洲の夜は明るくはないため、光り輝く大洲城の存在感がより大きくなります。
また、閉館時間を過ぎても天守閣の下までは行けるので、ぜひライトアップした大洲城を間近で見てみてください。
日本初!泊まれる天守閣
大洲城では一泊110万円から天守閣に宿泊することができます。
ただ天守に泊まるだけではなく、入城シーンの体験や、かつての城主たちも嗜んだ伝統芸能の鑑賞、そして、大洲藩に献上したとされる地域の食材を用いた贅沢なお殿様御前を楽しむことができます。
また、宿泊のみならず大洲地域の観光や、さまざまな体験もご用意しており、それらの旅程をオーダーメイドで提供しております。
当時の面影がが残る城下町
現在大洲では明治・大正の建物の空き家を改修し、ショップやホテルにすることで大洲の歴史的資源を保全する取り組みが行われています。
当時の面影が残る大洲の町歩きは、まるでタイムスリップしたかのように感じることができます。
大洲城に訪れた際には、ぜひ城下町を歩いてみてください。
施設概要
大洲城は、年中無休で営業しております。営業時間は午前9:00から午後5:00まで、札止めは午後4:30です。
▼営業時間
9:00~17:00 (札止16:30) 年中無休
▼観覧料
大人:¥550
小人 :¥220(中学生以下)
▼共通券(大洲城・臥龍山荘・盤泉荘)
2施設(大洲城・臥龍山荘)
大人:¥880
小人:¥330(中学生以下)
3施設(大洲城・臥龍山荘・盤泉荘)
大人:¥1,100
小人:¥440(中学生以下)
保護者の同伴する5歳以下の幼児は無料です。
市内に住所を有する65歳以上の方は無料です。
身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者福祉手帳を所持する方は無料です。
20名以上の団体の方は2割引です。
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。