旅の準備はじめよう

今回ご紹介するコースは、高瀬渓谷の最奥地、湯けむりが立つ湯俣エリアにある天然記念物「噴湯丘(ふんとうきゅう)」を目指すトレッキングありのコースです。 高瀬渓谷は高瀬川に沿って連なる3つのダムと秘湯「葛・七倉温泉」、天然記念物の「噴湯丘」などがある見どころたっぷりのエリアです。雄大な自然を四季ごとに様々な景色を楽しめますが、特にオススメなのが紅葉が美しい秋。ダム湖のエメラルドグリーンと紅葉のコントラストは必見です。紅葉の見頃は10月中旬から11月上旬です。 ほとんどが中部山岳国立公園内にあるため、ゴミはすべて持ち帰るなど美しい自然を守るため国立公園のルールやマナーを守りましょう。
1泊2日
7:00 信濃大町駅を出発しましょう!
大町ダムは、高さ107メートルの重力式コンクリートダム。高瀬ダム、七倉ダムと同じ高瀬渓谷と呼ばれる紅葉の景勝地にあります。
大町ダム情報館では、大町ダムの役割や周辺の自然環境について、パネルやパソコンでわかりやすく解説しています。大町ダムカードは情報館で配布しています。
大町ダム情報館の近くにはダム湖が望める展望公園があります。日本の昔話として有名な、『犀龍と泉小太郎』という話の元となった場所と言われていて、ダム湖の別名は龍神湖と呼ばれています。高瀬渓谷上流から流れてくる硫黄の細かな粒子が混ざった水が理由とされるエメラルドグリーンの湖水が特徴的です。
「日本秘湯を守る会」、「温泉遺産を守る会」の会員宿となっている源泉かけ流しの宿です。
四季の移り変わりが楽しめる開放感抜群の露天風呂や地元の食材をふんだんに使用した料理が自慢です。
日帰り入浴は10:30から19:30までです。
高瀬渓谷の畔にひっそりと佇む、信州の秘湯「葛温泉」。
葛温泉は湯量が豊富で泉質が良いと、古くから登山客に親しまれてきました。
春夏秋冬の”自然と一体化”した露天風呂は、湯の花が舞い、心地よいほのかな硫黄の匂いが漂います。
日帰り入浴は10:00から15:00までご利用いただけます。
客室からは、ブナ・ホオの木・モミジ・桜と四季折々の自然をご覧いただけます。
わずか6室の客室は、昔の文人宿をイメージした静かな空間です。
また、寒い時期、館内の床は温泉熱で温まる床暖房を設備しております。
冷え込む夜間も足元はポカポカ暖か。
いつまでもここに居たいと思うような、自然の中で移りゆく贅沢な時間を、どうぞお過ごしください。
中部山岳国立公園にある全13室の小さな宿です。
葛温泉高瀬館は北アルプス裏銀座登山の起点、下山後の疲れを癒す宿として多くの登山家の方々にご利用頂いております。
豊富な湯量で溢れ出る天然かけ流し温泉をお楽しみいただけるほか、旬の食材を使用したお料理を一品一品丹精込めてお出ししています。
日帰り入浴は10:00から20:00までです。
1978年に完成したロックフィルダム。堤高125メートルで、ロックフィルダムとしては上流にある高瀬ダムの次に高いダムです。高瀬ダムとの間で揚水式発電が行われているほか、下流の発電所の取水ダムとしての機能を合わせ持っています。
ダムの壁面にある階段を登ると、美しいエメラルドグリーンの湖水が見え、秋には紅葉との共演も楽しめます。
北アルプス裏銀座縦走路の登山口にある源泉一軒宿です。
沢音が心地よい源泉かけ流し露天風呂のあとは、七倉ダムカレーなどのお食事や生ビールでごゆっくりお過ごしください。
4月中旬から11月末までの営業となりますので、ご注意ください。
特定タクシーは片道約20分。普通車で2,600円/台、ジャンボタクシーで4,010円/台です。七倉山荘前に停車していることが多いですが、停車していなければこちらのタクシー会社へ連絡をしてください。
アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
アルピコタクシー TEL 0261-23-2323
特定タクシーの運行時間と時期はこちらをご覧ください。
https://kanko-omachi.gr.jp/access/bus-taxi/
湯俣温泉晴嵐荘/湯俣山荘までトイレはありませんので、えん堤の左側にある仮設トイレをご利用ください。
1978年に完成したロックフィルダム。ロックフィルダムとしては、日本一の高さを誇ります。
ダムの表面を覆う巨大な岩石は約8万個。
エメラルド色の美しいダム湖は2005年にダム湖百選に選ばれています。
しばらく歩くと「湯俣温泉登山口」に到着。
ここからなだらかな登山道が始まります。
吊橋を渡って湯俣川沿いに歩くと、湯けむりが見えてきます。
温泉があちらこちらで噴出している湯俣地獄に到着です!湧いている温泉の温度はなんと90℃!!
噴湯丘は対岸にあり、近くに行くには渡渉する必要があります。
水深が深い場所や流れが急な場所がありますので、渡渉する場合は十分注意して無理せず渡ってください。
高瀬渓谷の上流部、温泉が噴出して湯けむりが立つ「湯俣地獄」。
この場所にある小さな火山のような形をした「噴湯丘」は、温泉沈殿物が河床に堆積し造られたものです。自然が造り出した貴重な文化財であり、噴湯丘一帯が国の天然記念物に指定されています。
※写真撮影等で噴湯丘に登るなど、意図的に文化財をき損する行為は文化財保護法等に基づく処罰の対象となり得ます。また、噴湯丘以外にも「野湯」や「天然露天風呂」などとして周辺の土地の現状を変更することは、同様に禁止されています。噴湯丘の見学時には、くれぐれもご注意いただき、素晴らしい景色をお楽しみください。
最後に・・・
湯俣温泉で1泊して、2日目に葛温泉や七倉山荘の日帰り温泉で疲れた体を癒やすのがおすすめ!余裕を持ったスケジュールで安全に楽しみましょう。
お疲れ様でした!!
その昔、宿場町として栄えた当時の町並みが今も残り文化を感じることができる長野県大町市は、山々に囲まれた地形で市街地の標高も700メートルと高い場所にある山岳都市です。街からも迫力ある北アルプスの絶景を見ることができ、雄大な自然とも距離が近く、自然を感じながら歴史ある街散策ができるのも信濃大町の特徴です。観光客には、大町市の主要駅名の『信濃大町』と呼ばれることが多い人口3万人弱の小さい市です。 信濃大町は、世界的に有名な『春の雪の大谷』『夏の黒部ダム観光放水』を散策できる山岳観光ルート『立山黒部アルペンルート』の麓でもあり、年間100万人に近いお客様をお迎えしている街でもあります。 そして標高3,000m級の山々が連なる北アルプスへの登山客や、水が綺麗な信濃大町の青木湖、中綱湖、木崎湖での、ウォーターアクティビティ、キャンプ、サウナのお客様にも大勢お越しいただいています。 信濃大町は、長野県北西部に位置し、東は長野市、西は富山県、南は松本市、北は白馬村の中心に位置し、旅の拠点として利用いただけると更に便利です。 蕎麦・ジビエ肉・山菜などの自然が近い土地ならではの郷土食、美味しい水で作った日本酒・地ビール・珈琲、日帰り温泉・温泉宿など、魅力たくさんのこの街を世界中の方に知っていただきたいと思っています。 お越しいただいた皆様には、ぜひ #shinanoomachi を付けて魅力を発信していただければ有り難いです。よろしくお願いします。