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【福崎町】高岡の里「あじさいの小道」に行ってきた。レアな山アジサイを楽しむ
兵庫県神崎郡各地でも6月になると梅雨の時期を彩る紫陽花が咲き始めます。
神崎郡内で紫陽花の有名なスポットは数々ありますが、福崎町高岡、高岡の里「あじさいの小道」は山アジサイの品種の多さでは郡内随一。
管理人さんが平成14年からコツコツと整備された「あじさいの小道」。
こちらでは多くの紫陽花が色とりどりに目を楽しませてくれますが、いわゆる「アジサイ(てまり咲きの紫陽花)」と合わせて額咲きの山アジサイの種類の多さにも注目。「くれない」「楊貴妃」「伊予しぼり」「別子てまり」「伊予桜」「ひとみ」「黒姫」といった50種類もの山アジサイの花が楽しめます。(※2020年は33種類)
高岡の里「あじさいの小道」
県道406号線を北西に福崎町高岡へ。
「花の寺」としてこの時期、沙羅の花が有名な應聖寺手前にあじさいの小道があります。
看板を左にまがると駐車スペースが。さすがに勝手に停めてはまずかなーと思っていたところ、軽快にトラクターを走らせて来られた地元の方。お聞きしたところ「いーよ、いーよ、ゆっくり見ていって」と気前よくお返事を頂きました。(※2021年は分かりやすく駐車場の表示)
駐車スペース
そのまま進むと川を挟んで山手に紫陽花が見えてきます。なお手前川沿いには手毬咲き(一般的なアジサイ)、反対側の道路沿いに山アジサイ。
橋を渡って「あじさいの小道」へ。小道という名前がついていますがなかなかの距離。
途中には福崎町の観光ガイドやちょっと休憩できるようベンチが置かれていたりとおもてなしの心が。
いわゆる「アジサイ(てまり咲きの紫陽花)」はまだ咲きかけのものもありましたが「山アジサイ(額咲き)」は種類も多く見頃を迎えていました。(※2021/06/04)
「水の器」紫陽花
英語では「hydrangea(ハイドランジア)」と呼ぶアジサイですが、その意味は「水の器」。
雨の日によく映えるイメージの紫陽花の花。雨にあたるとなんだか元気なアジサイですが、葉が大きくて数も多いため、葉から水を発散する蒸散(じょうさん)が多く、晴れが続くと元気がなくなります。
雨の日に元気なのには理由があったんですね、アジサイの鑑賞には小雨の日、雨上がりがおすすめ!
山アジサイ(額咲き)
一般的なアジサイと異なり葉が小さく、縁に沿って装飾花をつけて咲くガク咲きとなるものが多いのが特徴。小ぶりな花ながらも「可憐」といった言葉が似合います。
こちらは「一般のアジサイ」と「山アジサイ」のハイブリッド種。山アジサイと同じく5月末ごろより咲くそう。
これだけの山アジサイを一度に見たことが無かったのでちょっと感動。
お近くに来られた際はぜひ。
アジサイ(てまり咲きの紫陽花)
6月中旬頃からはてまり咲きの紫陽花が小道に咲き誇ります。
福崎町は、かつて「播州」や「播磨の国」と呼ばれた兵庫県南西部に位置し、昔は東西と南北を結ぶ街道が交わる交通の要所として栄えました。昭和31年(1956年)5月3日に、田原村、八千種村、旧福崎町が合併し、現在の形となりました。 今でも、南北にはJR播但線や播但連絡道路、国道312号線が通り、東西には中国自動車道と県道三木宍粟線が走り、交通の重要な拠点であることに変わりはありません。 さらに、福崎町は緑豊かな山々に囲まれ、町の中央を市川が流れる自然豊かな田園都市であり、歴史と文化の遺産にも恵まれた地域です。