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旅館の作法【抹茶の飲み方】3つの基本!
日本の旅館やホテルでよくおもてなしの際にだされる「お菓子と抹茶」の基本的な作法を学びましょう。
抹茶とは
日本にくると、おもてなしで出されたりする「抹茶」を、お菓子の味などでみかけた方も多いと思います。抹茶とは、茶の葉を石うすなどで粉末にしたものです。これをお菓子に練り込んだり、お湯や水やミルクなどで溶かして飲みます。
おもてなしに出される抹茶は、抹茶の粉末をお湯でといて、茶筅とよばれる泡立て器のようなもので泡立てています。お菓子などでなじみがある方は甘い印象を受けるかもしれませんが「抹茶」だけだとやや苦いです。ただ、とてもよい香りにとてもリラックスできます。
抹茶のお作法
そんな抹茶ですが、お作法があります。なぜなら、もともとは、亭主と客の気遣いで成り立つ「茶道」からきているから。亭主が心をこめてたてた抹茶を、客は敬意をこめていただく。だからこその作法があるのです。作法は流派などにより多少かわりますが、基本的に以下のポイントをおさえれば大丈夫です。どれも簡単なのでぜひ実行してみましょう。
作法1 まず和菓子を食べる
抹茶と和菓子はワンセットです。和菓子が先にでたり、抹茶と和菓子が一緒にでたりするかと思いますが、先に和菓子から食べましょう。これは、先にお菓子を食べることで口のなかに甘味が残り、抹茶の苦味を中和できるためです。また、空腹のときの抹茶は胃への刺激が強いので、先に食べる意味合いもあります。
ちなみに、和菓子は食べきりましょう。メインは抹茶なので、和菓子と抹茶を交互に食べると抹茶の味がぼやけてしまいます。
作法2 抹茶椀をもったら礼をする
両手で抹茶椀をもったら、軽く礼をしましょう。これは抹茶をたてた亭主への敬意をこめておこないます。
作法3 抹茶椀は正面を避けて飲む
抹茶椀は、客に、いちばんきれいな正面をむけて出されます。客はその正面を見て楽しみます。そして、その正面を汚さないように、抹茶椀を時計回りに2回ほど回してから飲みます。
また、抹茶は、温かいうちに飲みましょう。茶道では、亭主はあらかじめ茶碗をお湯であたためてからたててくれます。それもひとえにいちばんおいしいときに飲んでいただきたいから。なので、抹茶を出されたら、おしゃべりや写真撮影などは最小限にしてすぐに飲みましょう。
源氏香では地元の和菓子と西尾の抹茶で御用意しています
愛知県南知多温泉郷の「源氏香」では、ロビーでのウェルカムサービスで、17時30分まで、地元の和菓子「なぎさ餅」と愛知県西尾市の「抹茶」を御用意しています。抹茶というと京都の宇治のイメージがありますが愛知県西尾市は京都に次ぐ抹茶の生産地なのです。
抹茶は日本のスーパーフードといわれるほど栄養が豊富です。しかも、茶葉からお湯で抽出する緑茶などと違って、粉末をそのまま食べるので栄養もしっかりとれます。日本が誇る「抹茶」をぜひお楽しみくださいませ。
薫りのもてなし優美を偲ばせる 香のもつ奥深く静謐な世界をとおして、 源氏物語の頃の優美を偲ばせる旅館、源氏香。 当旅館は、日本初の香りがテーマの和風旅苑です。 忘れかけた心の平安を呼び覚ます―。 お部屋や館内の至る所で、お香の心地よさを随所に感じていただけます。