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まちを支えた異形の巨大建造物【旧野方配水塔】
1929年竣工の歴史を誇る「旧野方配水塔」の紹介記事です。 写真ではおさめきれないほどの大きな建造物を、なんと自宅で再現!?
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「よしを」です。ふと空を見上げた時、視界に入った建造物の大きさに驚いた経験はないだろうか。
東京の都営大江戸線 新江古田駅から徒歩15分程、哲学堂公園の少し手前の住宅街を進むと、突如「旧野方配水塔」は現れる。
白壁の巨体にドーム状の屋根、どこかレトロで存在感のある建物だ。
竣工は1929年。高さ33.6m、基部の直径約18mの鉄筋コンクリート造り。約2000トンもの生活用水を貯蔵でき、戦災にも耐えて1966年までは中野区と周辺の生活を支えていた文化遺産である。
災害用給水槽としての役割は終えているものの、国登録有形文化財(2010年)や、中野区認定観光資源(2014年)にも指定されている立派な建造物だ。
足元は「みずのとう公園」として整備されていて、きっと平日は隣接している保育園の児童が駆け回っているのだろう(取材時は土曜日なので静かでした)。
それにしても本当に大きい。住宅街のど真ん中に現れる異世界チックな建造物。もし中に入れたなら奥義を授けてくれる伝説の戦士くらいはいてもおかしくない、そんな雰囲気だ。
巨大さゆえ、足元からだと一部分しか写せないのが悔しいが、中野区のWebサイトから全景を見ることができる。
遠目で見ても素敵なフォルム。これを自前の写真で伝えきれないのが本当に惜しいので、近所の100円ショップに駆けこんで資材をそろえ、ミニチュア姿で再現してみた。
プラスチックの茶碗やごみ箱、温度計などを組み合わせて、
こうすれば、旧野方配水塔の素晴らしさを2%くらいは再現できるだろうか。
簡単にできるミニチュア旧野方配水塔。皆さんも自宅でつくってみてはいかがだろうか。
旧野方配水塔
旧野方配水塔周辺のおすすめホテル
所在地:中野区江古田1-3 みずのとう公園内
アクセス:西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩15分
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。