これでもう困らない!旅館の浴衣の着方&帯の結び方講座
温泉旅館に宿泊する際に用意されていることが多い浴衣ですが、あまりなじみがないとなかなかうまく着ることができなかったりしませんか?折角の温泉旅行ですから、バッチリ着こなして素敵な浴衣の写真を残したいものです。そこで本記事では浴衣の着方について、旅館スタッフがご紹介いたします。
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目次
- これで解決!迷いがちな「旅館の浴衣の着方」
- 浴衣の着方~実は簡単4ステップ!~
- Step.0 浴衣の丈のおはなし
- Step1 浴衣を羽織る
- Step2 右側の衣を左腰から体に合わせていく
- Step3 左側の衣を右腰に巻き付ける
- Step4 帯の結び方
- 男女別の着こなしのポイント
- 浴衣を着ている時の注意点
- 畳の歩き方
- 色浴衣もある!下呂温泉 水明館に泊まって温泉街散策を楽しもう!
これで解決!迷いがちな「旅館の浴衣の着方」
多くの宿泊旅館で用意されている「浴衣」ですが、正しい着方が判らなくて悩んだりした経験はありませんか?浴衣で温泉街を歩きたい!という旅行目的を持つ方もいらっしゃりますし、折角なら綺麗に着こなして温泉宿らしいお写真も残したいですよね。
そこで本記事では、老舗旅館スタッフがばっちり旅館の浴衣の着方をレクチャー致します!
浴衣の着方~実は簡単4ステップ!~
普段来ている洋服とは全然異なる形ですので、苦手意識をもってしまいがちな浴衣ですが、実は浴衣の中でも旅館で提供されている浴衣は丈が短く、意外と簡単に着付けることが出来ます。
Step1 浴衣を羽織る
Step2 右側の衣を左腰から体に合わせていく
Step3 左側の衣を右腰に巻き付ける
Step4 帯を結ぶ
ちなみに浴衣での外出はもちろんOKなのですが、一般的には寝間着として用意されているものなので、こうでないといけないというルールがあるわけではありません。気楽にチャレンジしてみて下さいね!
Step.0 浴衣の丈のおはなし
先に旅館の浴衣は丈が短いと聞きましたが、一般的な丈の長い浴衣とは異なり、着るときに丈の調整をする必要はありません。なので始めに自身の身長に合った丈の浴衣か確認をしましょう。丈が短かったり長かったりする場合は、旅館スタッフに声を掛ければ合ったものを用意してくれるはずですよ。旅館によってはチェックイン時に丈の確認をしてくれるでしょう。
Step1 浴衣を羽織る
では早速浴衣を羽織ってみましょう。この時背筋をピンと伸ばして、背中の縫い目を体の中心(背骨)に合わせるのがコツです。羽織ってみたら一旦浴衣を広げてみると、どのくらい体に巻き込んで着ればいいかの目安が付きます。この時、先に合わせた浴衣の縫い目と身体の中心がずれないように気を付けてくださいね。
Step2 右側の衣を左腰から体に合わせていく
必ず右側から先に体に合わせます。身体に巻き付ける際に、なるべく奥の方に布を入れ込むイメージです。足元の方の布の先(つま先)を少し持ち上げておくと着あがった時にスッキリした印象になります。
この時もStep1で確認した中心はずらさないように気を付けてください。
Step3 左側の衣を右腰に巻き付ける
襟は左が上に来るようにして右腰に巻き付けます。襟が左右逆になると亡くなった人の着方になってしまうので気を付けましょう。
左のつま先を上げすぎて後ろの衣(右側の布)が見えすぎないように気を付けましょう。
ここまでで浴衣の着付けは完了です!
Step4 帯の結び方
浴衣は左手で押さえたままで位置がずれないようにして、帯紐の真ん中を右手で持ちます。右手をおへそのあたりまで持ってきたら、浴衣が崩れないよう押えるのを意識しつつ、帯を両手で持ち換え広げます。そのまま手を両側に滑らせるようにして背中側へ手(帯)を回し、後ろでクロスさせて前に戻ってリボン結びをします。
結ぶ位置に特に決まりはありませんが少し中心をずらして結ぶと女性らしく仕上がります。
男女別の着こなしのポイント
男性の場合
先に帯の結び方をお伝えしましたが、男性の場合は結び目を後ろにするのが理想的です。結んだ帯を両手で持って時計回りに回します。この時逆に回すと着崩れてしまうので気を付けましょう。男性は帯の位置をお屁をあたりまで下げると見栄えが良くなります。
女性の場合
襟元が開きすぎないように気を付けましょう。つまり過ぎていても苦しくなってしまうので、喉のくぼみが軽く見えるくらいがちょうどいいです。後ろの襟は少し引っ張ってこぶし一個分ほどの隙間を作ると襟足が見れ位に見えますが、温泉旅館の浴衣は襟が柔らかく難しいことが多い為、軽く引っ張って気持ち隙間を作る程度でOKです。
浴衣を着ている時の注意点
普段着慣れない形の和服だと思わぬ失敗をしてしまうこともあります。気を付けるポイントをまとめましたので是非ご確認ください。
・食事中、洋服よりも袖が長いので、食べ物がつかないように気をつけましょう。遠くのものを手に取る際は、もう片方の手で袖口(袂)を軽く押さえましょう。
・椅子に座る際は両膝を揃えて座りましょう。足を開くと下着が見えてしまうこともあるので要注意です。
・階段や段差の上り下りの際には裾を軽く持ち上げるようにしましょう。浴衣は裾が広がりやすく、特に段差では裾を踏んで転びやすいので気を付けましょう。
畳の歩き方
おまけですが、折角和服を着る機会の為に、和室で美しく歩くポイントもお伝えいたします。
畳の上を歩く際はすり足で静かに歩きます。畳の縁は踏まないように歩くのがマナーです。
また、背筋を伸ばして胸を張って歩くことを意識すれば、貴方も今日から素敵な和服美人に、、、!
色浴衣もある!下呂温泉 水明館に泊まって温泉街散策を楽しもう!
名古屋から1時間半の下呂温泉で90年以上の歴史をもつ「下呂温泉 水明館」は下呂駅から徒歩3分、温泉街までも徒歩10分という好立地の老舗旅館です。浴衣を着て散策するのにぴったりの立地ですし、女性の方は夏季限定で色浴衣も楽しむことが出来ます!東海地方へご旅行の際は是非水明館で心と身体の疲れを癒してください。
※色浴衣のご利用は事前のご予約が必要になります。
日本三名泉の【下呂温泉】に、昭和7年に湯宿として誕生した【水明館】。日頃の疲れを癒して頂ける、心を尽くしたおもてなしをご用意しております。美肌効果で名高い下呂温泉を、趣向の異なる3箇所の大浴場にてお楽しみいただけます。下呂の温泉街や飛騨の山々を一望できる展望大浴場や、檜の香り漂うサウナ付き大浴場、内風呂付の野天風呂を湯めぐり感覚でご堪能下さい。日本文化を大切にしている当館ならではの日本庭園、本格的な能舞台やお茶室など、著名な作家の美術品の展示もございます。 その他プールやアスレチックジム、エステサロンやバーも完備してございます。 ご夕食は和食会席とフレンチ、中華の3種類の中からお好みに合わせてご選択いただけます。 飛騨の名物「飛騨牛」をお召し上がり頂けるプランもございます。 お部屋は日本の伝統を感じて頂ける和室でのご宿泊はもちろん、ベッドのご用意のあるお部屋もございます。 諸外国よりご来館のお客様も安心してお寛ぎ頂けます。 老舗旅館【水明館】の心を尽くしたおもてなしで、至福の時間をお過ごしください。