日本一細長い半島、佐田岬半島までお得に行くなら?時間・料金を徹底比較
日本一細長い半島、佐田岬半島へ行くには、新幹線、高速バス、観光列車、飛行機など様々な交通手段があります。自分の旅行スタイルに合った交通手段を見つけましょう!
佐田岬半島はどこにある?魅力の紹介
佐田岬半島とは、四国にある愛媛県の最西端にある、宇和海と瀬戸内海の二つの海に囲まれた日本で一番細長い半島です。
晴れた日には九州まで遠く望めるダイナミックな眺望はもちろん、瀬戸内海と宇和海の境目、宇和海から昇る朝日、瀬戸内海に沈む夕陽を楽しめる素晴らしいロケーションが広がっています。
佐田岬半島は、渡り鳥の休息地、魚の宝庫として知られ、フィッシングポイントも豊富。陽光あふれる山の斜面の段々畑、展望台からの岬をめぐる船の眺め、素朴で暖かい人情など、今では忘れられつつあるものが、のどかな風景の中に残っています。
そんな四国最西端への行き方を旅のスタイルに合わせてご紹介します。
本州から佐田岬半島へ、電車での行き方(快適さを求める方)
本州から佐田岬半島に電車で行く場合は、2通りの行き方があります。
岡山駅を経由する行き方(特急しおかぜ利用)
まずは、JR山陽新幹線を利用し、岡山駅に向かいます。その後岡山駅で「特急 しおかぜ」に乗り換え、松山駅を目指します。松山駅からは「予讃線特急(約1時間)」か「伊予灘物語(約2時間半)」に乗り、八幡浜駅へ。八幡浜駅から観光地までは、バスや車を利用しての移動がおすすめです。
「伊予灘物語」は、2014年7月から運行が開始された観光列車で、伊予灘をはじめとした美しい景観、アテンダント・地元住民によるおもてなし、地元食材を使用した供食サービスなどが楽しめるようになっています。目的地までの移動も存分に楽しみたい方は、「伊予灘ものがたり」の利用がおすすめです。
呉駅を経由する行き方(クルーズフェリー利用)
呉駅を経由する場合もJR山陽新幹線を利用し、呉駅に向かいます。その後クルーズフェリーを利用し、松山観光港へ。松山観光港から伊予鉄道高浜線(横河原行き)に乗り換え、約25分で松山駅に到着します。松山駅からは「予讃線特急(約1時間)」に乗り八幡浜駅へ。八幡浜駅から観光地までは、バスや車を利用しての移動がおすすめです。
新幹線のきっぷは「みどりの窓口」などで購入することが可能です。普通車指定席の料金は、シーズンにより異なりますが、2024年11月の価格では、片道大人1人あたり17,130円(指定席)です。JR東海道・山陽・九州新幹線は最高時速300キロのスピードを誇りますが、揺れや騒音はほとんどなく快適です。
本州から佐田岬半島へ、フェリーでの行き方(安く抑えたい方)
本州から佐田岬半島へは、フェリーでも行くことができます。海上での旅を楽しみたい方におすすめの交通手段です。
行き方はそれぞれ、広島港からクルーズフェリーで松山観光港へ、大阪南港から四国オレンジフェリーで東予港へ、神戸港から四国オレンジフェリーで新居浜港へ、柳井港からは防予フェリーで三津浜港へ向かうことができます。その後バスか電車で松山駅に向かいます。
松山駅からは電車に乗り換え、八幡浜駅で下車しましょう。八幡浜駅から観光地までは、バスや車を利用しての移動がおすすめです。
フェリーの利用料金は予約する部屋タイプと時期によって異なりますが、2024年11月の価格では、片道大人1人あたり8,200円〜となっています(四国オレンジフェリーの値段)。
本州から佐田岬半島へ、飛行機での行き方(乗り換えを楽しみたい方)
佐田岬半島に最も近い空港・松山空港への便は、本州からは羽田空港、成田空港、伊丹空港、中部空港から就航しています。
羽田空港・伊丹空港から松山空港までの国内線は、ANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)の便、成田空港から松山空港までの国内線は、ジェットスター航空の便、中部空港から松山空港までの国内線は、ANA(全日本空輸)、IBEXエアラインズの便を利用できます。
航空券の料金は予約時期によって増減しますが、価格が13,000円〜30,000円前後です。
松山空港から松山駅までのリムジンバスが出ているので、自身で交通手段を確保するのが面倒という方におすすめです。また、空港ではレンタカーの利用もできるので、松山空港から佐田岬まで直接向かうことも可能。
移動時間は、関東から松山空港までは約2時間、関西から松山空港までは約1時間、松山空港から市内の松山駅までリムジンバスで約15分、佐田岬の最寄りの八幡浜駅までは電車で約2時間、さらに乗り換えや搭乗前の荷物検査などの時間を加味すると約4〜5時間かかります。時間に余裕を持って旅を楽しんでくださいね。
自分の旅行スタイルに合った交通手段を見つけましょう!
これまで紹介したように、本州から佐田岬半島までの移動手段は新幹線やフェリー、飛行機など多岐に渡ります。自分の旅程や予算、旅のスタイルに合った移動手段を見つけて、楽しんでください。佐田岬の楽しみ方は、是非以下の記事を参考にしてみてくださいね。
日本一細長い半島として知られる佐田岬半島は、その昔「陸の孤島」とも呼ばれていた。大自然が育んだ風光明媚な景色と、手つかずの大自然を活用したアドベンチャーツーリズムのコンテンツを開発し、商品化につなげていく。