世界遺産の温泉！熊野の秘湯「湯の峰温泉つぼ湯」で体験する日本最古の霊湯

世界で唯一の温泉世界遺産！熊野の秘湯「湯の峰温泉 つぼ湯」

和歌山県、三重県、奈良県の県境に広がる熊野地方。この地域は日本屈指の秘境でありながら、世界遺産に登録された熊野古道を有し、多くの観光客に人気です。その中でも、熊野探訪のハイライトともいえる霊湯「湯の峰温泉 つぼ湯」をご紹介します。

つぼ湯とは？

湯の峰温泉の「つぼ湯」は、熊野古道の歴史と深く結びついた温泉です。その歴史は古く、公式には4世紀ごろに熊野国造の大阿刀足尼が発見したと言われています。一説では縄文時代の先住民が利用していたとも伝えられており、日本最古の温泉のひとつとして知られています。

この温泉は、熊野詣でを行う参拝者が熊野本宮大社を訪れる前に身を清める湯垢離場（ゆごりば）として利用されてきました。そのため、歴史的にも文化的にも特別な意味を持つ温泉として、「入浴できる世界遺産」として世界遺産に登録されています。

日本最古の共同浴場

つぼ湯は、熊野参拝者たちに神聖視され、古代から利用されてきました。そのため「日本最古の共同浴場」とも呼ばれています。現在では30分の貸切制（先着順）で利用可能。780円でこの特別な体験を楽しむことができます。

所在地: 和歌山県田辺市本宮町湯峯110
営業時間: 6:00～21:30（無休）
料金:

つぼ湯: 780円（混浴、30分貸切）公衆浴場: 260円くすり湯: 390円

つぼ湯の楽しみ方

公衆浴場では「くすり湯」が楽しめ、こちらも加水・加温なしの100%源泉かけ流しです。また、公衆浴場の前には「湯筒」と呼ばれる熱湯源泉が自噴するスポットがあり、売店で購入した卵や野菜を茹でて味わうことができます。温泉ならではのユニークな体験をぜひお楽しみください。

川湯温泉 - 熊野のもうひとつの秘湯

熊野地方にはもう一つの秘湯、「川湯温泉」があります。この温泉も熊野信仰以前から知られる古湯で、河原に掘った湯舟で自由に楽しむことができます。特に冬季限定で設置される巨大な露天風呂「仙人風呂」は、地元でも有名なスポットです。

仙人風呂

利用期間: 12月～2月末時間: 6:30～22:00料金: 無料（混浴、水着着用可）

また、地元密着型の川湯温泉公衆浴場もおすすめです。250円という手頃な料金で、豊富な湧出量の源泉かけ流し温泉を楽しめます。

所在地: 和歌山県田辺市本宮町川湯1423
営業時間: 6:30～19:30（火曜休）
料金: 250円

熊野の温泉で特別な体験を

熊野地方の温泉は、その歴史や文化的背景から他にはない特別な体験を提供してくれます。ぜひこの機会に、世界で唯一の温泉世界遺産「湯の峰温泉つぼ湯」と、熊野の秘湯「川湯温泉」を訪れてみてください。温泉好きも歴史ファンも大満足間違いなしです！

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