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和歌山のオススメスポット17選!アクセス・グルメ・お得なパス紹介
京都や大阪観光とあわせてもう1ヶ所観光したい、都会の喧騒から離れて、ローカルな雰囲気を楽しみたい方にオススメなのが、和歌山。今回は、和歌山で訪れるべきスポットについて、アクセスやグルメ・お得なパス情報とともにご紹介します。
和歌山県とは
和歌山県は、関西地方・紀伊半島の西側に位置し、海と山に恵まれた地域。エリアごとに多種多様な魅力が集まっている場所です。
人気スポットは、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」や、宿坊体験ができる高野山。日本古来の神秘的な雰囲気が味わえる場所です。また白浜温泉など、日本屈指の温泉地が揃っているのも大きな特徴。ご当地グルメも豊富で、和歌山ラーメンや新鮮な魚介類なども人気。歴史・自然・グルメなど一度に楽しめるのが、和歌山の大きな魅力です。
本記事では和歌山で訪れるべき観光スポットを、各エリアごとにわけて紹介します。
目次
- ・5つのエリアからなる和歌山県
- ・和歌山市エリアの観光スポット
- ・高野山エリアの観光スポット
- ・熊野エリアの観光スポット
- ・白浜・串本エリアの観光スポット
- ・紀中エリアの観光スポット
- ・必ず食べたい和歌山グルメ
- ・天候・オススメの季節は?
- ・市内の移動手段
5つのエリアからなる和歌山県
和歌山県は、和歌山市、高野山、熊野、白浜・串本、紀中の5つのエリアにわかれています。各エリアごとに自然やグルメ、世界遺産など人気スポットが目白押し。
和歌山市エリアは、和歌山城をはじめとする歴史史跡が特徴。海沿いでは海水浴や新鮮な魚介類も堪能できます。和歌山駅までは新大阪駅から特急電車で約1時間、和歌山市駅までは難波駅から南海本線で約1時間とアクセスも便利。
高野山エリアでは、日本古来のスピリチュアルな世界観が味わえます。世界遺産の高野山を中心とした寺院を巡り、ぜひその神秘的な空気を感じてみてください。参拝者のための宿泊施設・宿坊に泊まる体験も人気です。
熊野エリアは、日本屈指のパワースポット。世界遺産の熊野古道では、大自然の中でトレッキングが楽しめます。周辺には温泉地が充実しており、トレッキングの疲れを癒すのにオススメです。
白浜・串本エリアは、美しい海とレジャーが楽しめるエリア。日本三古湯として知られる白浜温泉は、まるで南国の温泉リゾート。海を眺めながらリラックスできるスポットとして評判です。
紀中エリアは、1800年代の街並みが美しいエリア。カメラ片手に散策したくなる、情緒あふれる景色を楽しめます。
和歌山市エリアの観光スポット
1.和歌山城
江戸時代の徳川御三家(※1)の1つ、紀州徳川家の居城であった和歌山城は、和歌山県のシンボルとして外せない観光スポット。天守閣からは和歌山市を360度一望できます。とくに夕方は海に沈む夕陽が非常に美しく、カメラ好きの方は訪れたい場所です。
和歌山城の「おもてなし忍者」も必見。写真撮影や道案内、車椅子ユーザーのサポートまで、あらゆるおもてなしをしてくれるユニークな忍者たちがいます。和歌山城のパンフレットは、英語・韓国語・中国語(簡体・繁体)に対応しているので、もらっておくと安心です。
※1:徳川御三家……江戸時代に、徳川家の親族の中で最高位を誇った大名家。
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2.紀州東照宮
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
江戸初期の重要文化財(建造物)として有名な神社・紀州東照宮。1621年に創建された権現造り(※2)の社殿は「関西の日光東照宮」とも呼ばれています。
侍坂と言われる108段の石段を上ると、豪華な装飾の本殿に到着します。朱塗りの壁に施された青や緑の鮮やかな装飾と、精巧かつ豪華な彫刻は、目を奪われるほどの美しさ。本殿の正面に広がる、名勝・和歌浦の海も必見です。
※2:権現造り……本殿と拝殿を石を敷いてつないだ、神社建築様式の1つ。
紀州東照宮
住所:和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-20 Google Map
アクセス:JR和歌山駅からバスで約30分、「和歌浦口」下車後、徒歩約10分
公式HP:http://kishutoshogu.org/index.html
3.黒潮市場
Picture courtesy of 黒潮市場
和歌山マリーナシティにある「まぐろのテーマパーク」黒潮市場の目玉は、生マグロの解体ショー! 水揚げされたばかりの脂がのったマグロが、目の前で解体される様は迫力満点。さばかれたマグロは、すぐに寿司や丼料理として販売されます。日本人が好む本場のマグロを試せる絶好の機会です。
Picture courtesy of 黒潮市場
黒潮市場の中は、昭和の商店街をイメージして作られています。レトロな日本の生活風景が体験できる、貴重な観光スポットです。
巨大マグロの看板やショーで解体されたマグロのカブト(頭)など、ユニークなフォトスポットも充実。マグロなど新鮮な魚介類を堪能できるのはもちろん、場内を散策し写真撮影を楽しむのもいかがでしょうか。
黒潮市場
住所:和歌山県和歌山市毛見1527 Google Map
アクセス:南海和歌山市駅、JR和歌山駅からバスで約30分
公式HP:http://www.kuroshioichiba.co.jp/
4.友ヶ島
第三砲台跡の弾薬庫(Photo by Pixta)
スタジオジブリ制作の映画『天空の城ラピュタ』の世界観が体験できると人気の、友ヶ島(ともがしま)。
地ノ島・虎島・神島・沖ノ島の4つの無人島の総称です。特に沖ノ島は、明治時代から第二次世界大戦まで運用されていた砲台跡や弾薬庫跡を巡りながら、ハイキングが楽しめます。
沖ノ島へ訪れたら、ぜひ第三砲台跡の弾薬庫へ行ってみてください。緑に囲まれた赤レンガの建物は、どこか神秘的な雰囲気が漂い、まさにラピュタの世界に迷い込んだような不思議な感覚に陥ります。真っ暗な地下通路を探検し、非日常空間を楽しんでくださいね。
ほかキャンプやピクニック、釣りなども楽しめます。アウトドア好きにはたまらない和歌山の人気観光スポットです。
友ヶ島
住所:和歌山県和歌山市 Google Map
アクセス:和歌山加太港(かだこう)から友ヶ島汽船で約20分
公式HP:http://tomogashimakisen.com/
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高野山エリアの観光スポット
5.高野山
「和歌山「Guesthouse RICO」で過ごす癒しの時間。地域のぬくもりを感じる宿」より
日本仏教の宗派の1つ「真言宗」の総本山である高野山。1200年の歴史を誇り、「日本仏教の聖地」とされています。高野山は中国で仏教を学んだ弘法大師が、自ら受け継いだ教えを広めるために創建しました。
正式名称は「総本山金剛峰寺(そうほんざんこんごうぶじ)」で、金剛峰寺、壇上伽藍(だんじょうがらん)、奥之院(おくのいん)など117の塔頭寺院を含む、山全体を意味します。
周辺には52の宿坊があります。宿坊とは、参拝者のための宿泊施設。ホテルとは異なり、ご本尊の前で読経や礼拝をする「朝勤行(あさごんぎょう)」に参加できたり、仏教の戒律に基づいて作られる精進料理がいただけたりと、お寺の生活が体験できます。きっと貴重な経験になること間違いなし!
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熊野エリアの観光スポット
6.熊野本宮大社
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は全国に3,000社以上ある熊野神社の総本宮。次に紹介する熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)・熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)とともに「熊野三山(くまのさんざん)」と呼ばれ、2004年には世界遺産に登録されました。
また熊野本宮大社は「よみがえりの聖地」とされており、何か新しいことを始めたい・自分の原点を見つめ直したいといったタイミングで訪れると、ご利益が期待できると言われています。
緑に囲まれた熊野参詣道を歩き、158段の石段を登ると本殿に到着。境内は厳かで神秘的な雰囲気が漂います。
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
本宮をお参りした後にぜひ立ち寄りたいのが、旧社地(※3)の大斎原(おおゆのはら)。高さ約34メートルの日本一大きな鳥居は、熊野最大のパワースポットです。
※3:旧社地……1889年まで熊野本宮大社があった場所。神が舞い降りた場所ともいわれている。
熊野本宮大社
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮 Google Map
アクセス:JR新宮駅からバスで約1時間
公式HP:http://www.hongutaisha.jp/
7.熊野速玉大社
Photo by Pixta
鮮やかな朱塗りの大鳥居をくぐると、神秘的で厳かな空気に包まれる、熊野三山の1つ「熊野速玉大社」。
境内にある、天然記念物に指定された樹齢1000年の御神木・ナギの巨木は、左右対称の葉のかたちから、夫婦円満のご利益があるとされています。
熊野三山で販売されている熊野牛王宝印(くまのごおうほういん)は、病気や災害などあらゆる災厄から守ってくれる護符。熊野三山の神・熊野権現にゆかりのあるカラスを文字化した「カラス文字」で書かれ、熊野でもっとも神聖な護符と言われています。興味のある方は手に入れてみましょう。
Photo by Pixta
熊野速玉大社から徒歩10分ほどの場所には、「神倉神社」があります。ここは熊野三山に祀られている神「熊野大神」が最初に降臨した聖地とされ、日本でも有数のパワースポットです。
真っ赤な社殿に覆いかぶさるようにそびえるのは、御神体の「ゴトビキ岩」。迫力満点のその姿は忘れられない景色になるでしょう。
神倉神社へ行くには急こう配の石段を登ります。運動靴か底の平たい靴を必ず履いていきましょう。
熊野速玉大社
住所:和歌山県新宮市新宮1 Google Map
アクセス:JR新宮駅より徒歩15分
公式HP:http://kumanohayatama.jp/
8.熊野那智大社
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
467段の石段の上に建つ、朱色の社殿が目を惹く熊野那智大社。御主神の熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)は、人と人との縁を結ぶ神として崇められています。
社殿は標高約330メートルに位置しており、石段を登りきって振り返ると、目の前にはのどかな山間の風景が。社務所の横からは、大自然に囲まれた那智大社の全貌を眺められます。
熊野那智大社を訪れたらぜひ試してみたいのが、日本一大きなおみくじ。1回100円で、長さ133センチの細長い箱からおみくじを引きます。ユニークな旅の思い出にどうぞ。
熊野那智大社
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 Google Map
アクセス:JR紀伊勝浦駅からバスで約30分
公式HP:http://kumanonachitaisha.or.jp/
9.那智の滝
「和歌山「Guesthouse RICO」で過ごす癒しの時間。地域のぬくもりを感じる宿」より
那智原生林に位置する48の滝「那智四十八滝」の1つ、「一の滝」と呼ばれる那智の滝は、那智大社を訪れたらセットで巡りたいオススメスポット。滝口から水面までの高さは133メートル、落差は1段の滝としては日本一です。
那智の滝は飛瀧神社(ひろうじんじゃ)の御神体とされています。参拝は滝に向かって行いましょう。飛瀧神社の鳥居からは徒歩数分で到着。心まで浄化されるような、神秘的な雰囲気が感じられます。
那智の滝
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 Google Map
アクセス:JR紀伊勝浦駅からバスで約30分
公式HP:http://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall.html
10.熊野古道
Photo by Pixta
日本でも有名なパワースポットの、熊野古道。熊野三山の信仰が高まった古代から中世にかけて、多くの人が参詣した道です。中辺路(なかへち)・大辺路(おおへち)・小辺路(こへち)と呼ばれる3つの参詣道は、世界遺産に登録されています。
熊野古道のオススメの楽しみ方は、ずばりハイキング! 初めて熊野古道を歩く人から、トレッキング上級者まで、あらゆるコースが整備されています。熊野古道人気No.1は約7キロメートルのコース。熊野本宮大社を目指し、傾斜が緩やかな道を歩きます。初めての熊野古道ハイキングにぴったりです。
ハイキング初心者の方は、那智の滝まで歩く約3キロメートルのコースが最適。熊野那智大社へ向かう石段は、熊野古道ならではの神秘的な雰囲気が味わえると人気です。南紀勝浦温泉街からも近く、温泉とセットで楽しめます。
コース出発地
住所(7キロメートルコース):和歌山県田辺市本宮町三越字上久保1652 Google Map
住所(3キロメートルコース):和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町那智山392 Google Map
公式HP:http://www.hongu.jp/kumanokodo/
11.勝浦漁港にぎわい市場
Picture courtesy of にぎわい市場
生マグロの水揚げ日本一を誇る那智勝浦漁港に、2018年に「勝浦漁港にぎわい市場」がオープンしました。獲れたての魚介類が食べられる飲食ブースだけでなく、和歌山の特産品の直売コーナーも充実しています。
飲食ブースにある8つの店では、漁港が誇る新鮮なマグロの刺身や本マグロの握り寿司、まぐろカツなど、あらゆるマグロ料理が目白押し! 併設されたウッドデッキで、海を眺めながら食べるマグロ料理は絶品です。生マグロ解体の様子がいつでも見られるイベントコーナーも外せません。
勝浦漁港にぎわい市場
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-12 Google Map
アクセス:紀伊勝浦駅から徒歩約10分
公式HP:http://nigiwaiichiba.com/
12.橋杭岩
約850メートルにわたり、大小40ほどの岩柱が海の上に並ぶ橋杭岩(はしぐいいわ)。規則的に並ぶ様子が橋の杭に似ていることから名づけられました。この不思議な景色は、海の侵食により岩の硬いところだけが残ったためできたと言われています。
青い空をバックに、美しいコバルトブルーの海に浮かぶ橋杭岩は、日の出の名所としても人気です。橋杭岩の間から出てくる朝日はまさに絶景。カメラ好きには必見の観光スポットです。
橋杭岩
住所:和歌山県東牟婁郡串本町くじの川1549-8 Google Map
アクセス:串本駅から車で7分
公式HP:https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/wakayama/hasiguiiwa.html
白浜・串本エリアの観光スポット
13.白浜温泉
「紀州・白浜温泉むさし」 17F展望風呂(Picture courtesy of 紀州・白浜温泉むさし)
海と温泉のリゾート地「白浜」を訪れたら外せないスポットが、白浜温泉。道後温泉・有馬温泉と並ぶ日本三古湯の1つです。
Picture courtesy of 紀州・白浜温泉むさし
白浜唯一の和風旅館「紀州・白浜温泉むさし」では、1300年の歴史ある温泉を楽しめます。筋肉痛や冷え性、慢性皮膚病などの効能に定評がある温泉は、泉質はもちろん、露天風呂から望む絶景も見逃せません。
日帰り入浴が可能な「崎の湯」では、目の前に広がる雄大な太平洋を眺めながら露天風呂を満喫でき、観光の疲れを癒すのにぴったりです。
14.円月島
白浜のシンボルとして多くの観光客が足を運ぶ定番観光スポット、円月島(えんげつとう)。正式名称は「高嶋」ですが、小島の中央に円月形の穴がぽっかり空いていることから、通称「円月島」と呼ばれています。日本の夕陽100選にも選ばれている日本随一の夕陽スポットです。
白良浜駐車場から徒歩約20分の円月島展望地からは、円月島と海や夕陽を正面から眺められるのでオススメ。ほかにも船底がガラスでできた、海中世界と円月島を一緒に楽しめるグラスボートや、足湯に浸かりながら円月島が望める御船足湯などがあります。
円月島
公式HP:http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332736052
15.とれとれ市場
Picture courtesy of とれとれ市場
新鮮な魚介類が楽しめる「とれとれ市場」は、西日本最大級の海鮮マーケット。市場コーナーには、毎日日本全国から新鮮な魚が集まります。
市場内の飲食スペース「とれとれ横丁」では、新鮮な海鮮丼や魚介類のお造り、握り寿司、海鮮焼きまで、あらゆる海鮮料理が堪能できます。おみやげ売り場も充実しており、紀州和歌山の地酒や紀州の銘菓も必見です。
とれとれ市場
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521 Google Map
アクセス:JR白浜駅より車で約5分
公式HP:https://toretore.com/ichiba/
16.白良浜ビーチ
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
620メートルにわたり広がる白良浜(しららはま)ビーチは、まるで南国リゾートのような雰囲気が魅力的。毎年約60万人が訪れる、関西屈指の人気ビーチです。
サラサラの白い砂が広がるビーチと椰子の木、エメラルドグリーンの海は、姉妹浜であるハワイのワイキキビーチさながら。夏はカラフルなパラソルが立ち並び、海水浴を楽しむ多くの人でにぎわいます。イベントも多数開催しており、夏の花火大会や冬のイルミネーションなど、1年中さまざまな楽しみ方ができるスポットです。
白良浜ビーチ
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町864 Google Map
アクセス:JR白浜駅から明光バスで約15分
公式HP:http://www.town.shirahama.wakayama.jp/kanko/midokoro/1454401113276.html
紀中エリアの観光スポット
17.湯浅町
Photo by Pixta
熊野古道の宿場町として栄えた「湯浅町」は、情緒あふれる街並みが美しいエリア。1800年代の面影が残る建物が並んでいます。また湯浅町は、醤油醸造の発祥地としても有名。1800年代初頭には92軒の醤油屋が営業していました。
カメラ片手に古きよき湯浅町の街並みを散策しながら、醤油醸造の歴史に触れるのがオススメの楽しみ方。
散策の起点となる「北町通り」を中心に、江戸時代から受け継がれる手法で醤油を醸造する老舗店「角長(かどちょう)」や、明治時代から昭和初期に使用されていた古民具が見られる「銭湯跡歴史資料館 甚風呂(じんぶろ)」などを巡りましょう。湯浅町の歴史と伝統を感じることができます。
湯浅町
住所:和歌山県有田郡湯浅町 Google Map
アクセス:JR新大阪駅から特急くろしおで約1時間30分
公式HP:http://www.town.yuasa.wakayama.jp/
必ず食べたい和歌山グルメ
和歌山ラーメン
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
和歌山が誇るご当地グルメといえば、和歌山ラーメン。地元では「中華そば」と呼ばれることが多いです。やや細めの麺が特徴で、スープは大きく分けて、あっさりした醤油スープと、濃厚ながらマイルドな味わいの豚骨醤油スープの2種類があります。
あらかじめテーブルに用意されている早寿司(はやずし)は、和歌山ラーメン店ならではの特徴です。早寿司とは一口サイズの鯖の押し寿司。ラーメンを待っている間に食べるのが定番です。ラーメンとの相性もよく、お腹も十分満たされます。
和歌山ラーメンを食べるなら「丸田屋」がオススメ! 和歌山ラーメンが絶品なのはもちろん、接客も丁寧と評判です。
友ヶ島で獲れたのりを巻いた「チャーシューおむすび」や、和歌山産の釜揚げしらすを使用した「山盛りしらすめし」など、和歌山の特産品を使った店舗限定メニューもぜひ試してみてください。
熊野牛
Picture courtesy of 焼肉ひげ
和歌山県南部の熊野エリアで育てられた高級和牛「熊野牛」。きめが細かく柔らかい肉質が特徴で、焼いたときの芳しい香りも魅力の1つです。
新宮駅から徒歩15分ほどの「焼肉ひげ」は、熊野牛の指定店として認定された唯一の焼肉店。手作りの幻のたれは、熊野牛との相性抜群です。
また紀伊勝浦駅から徒歩7分ほどの「ステーキハウスひのき」もオススメ! 1972年に創業以来、熊野牛100%ハンバーグステーキにこだわっており、目の前の鉄板で好みの焼き加減で調理してくれます。
海鮮料理
「元祖もち鮪丼」(Picture courtesy of にぎわい市場)
海に囲まれた和歌山では、魚介は必食です! 特に人気なのが、マグロとクエ。マグロは冬から春にかけて旬となり、脂の乗りが非常によいと評判です。勝浦漁港にぎわい市場では、マグロの刺身から握り寿司まで、鮮度の高いマグロ料理が堪能できます。
クエは10〜12月にかけて旬になる、ハタ科の高級魚。ゼラチンたっぷりの皮やあらの味も、一度食べたらクセになります。
めはり寿司
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
「めはり寿司」は、握ったご飯を高菜の葉の漬物で包み、醤油ベースのタレで味付けした熊野エリアの郷土料理です。7世紀頃に、握り飯と漬物を片手で一緒に手早く食べられる、木こりの弁当として作られたのが始まり。日本最古のファストフードとも言われています。
出来立てのめはり寿司が食べられると評判なのが、「めはりや」。店舗は新宮市の本店と和歌山店の2つがあります。めはり寿司が家で再現できるキットもあるので、おみやげにいかがでしょうか。
天候・オススメの季節は?
「関西旅行にぴったりの服装は?9・10月の天気とオススメファッション」より
和歌山県は、標高1,000メートル前後の紀伊山脈を中心とし、面積の約8割を山地が占める地域です。1〜2月の平均気温は6度ほど。5〜6月は平均気温が20度を超え、7〜9月は30度以上になります。しかし海沿いは風が気持ちよく、夏でも蒸し暑さは軽減されます。
10月になると、平均気温が20度を下回り、一気に秋らしくなります。11月は15度以下、12月は10度以下になるため、コートを持参しましょう。
夏の扇祭りは一見の価値あり
Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟
7月に訪れたら「那智の扇祭り」は必見。毎年7月14日に熊野那智大社で開催される、和歌山の夏の風物詩です。高さ6メートルにもなる12体の「扇神輿(おうぎみこし)」を熊野那智大社から那智の滝まで運びます。
扇神輿を先導するのが、重さ50キロ以上もある大松明(おおたいまつ)。白装束に身をまとった男性が、大松明を担ぎ参道を練り歩く様子はとてもダイナミックで圧倒されてしまいますよ。
和歌山県内の移動手段
「世界遺産 熊野古道大門坂と那智山めぐりコース」定期観光バス(Picture courtesy of 公益社団法人和歌山県観光連盟)
和歌山の移動手段は、路線バスと電車が便利。訪日観光客向けの「伊勢・熊野・和歌山エリア周遊きっぷ」は対象エリア内のJR在来線・特急・バス・鉄道が乗り放題と、非常にお得なパスです。
対象エリアは和歌山の海岸沿いを一周するJR線のルートと、大阪の中心部から関西空港、奈良、名古屋、三重県の伊勢など。広範囲で利用できます。
日本国内で購入すると大人12,000円ですが、インターネットから事前購入をすると11,000円になります。
和歌山市エリアから白浜・串本エリアまでは特急を利用し約2時間、白浜・串本エリアから熊野エリアの紀伊勝浦や那智、新宮まで1時間30分〜2時間ほどでアクセスできます。
終わりに
京都や大阪など、関西の定番観光スポットを巡り終えた方は、ぜひ和歌山へ! 日本古来の神秘的な空間が残る熊野古道や高野山、白浜のビーチリゾートや温泉、新鮮な魚介が食べられる市場など、さまざまな魅力がぎゅっと詰まったオススメの旅行先です。