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1200年の歴史を誇る日本仏教の聖地、高野山に行こう!
和歌山県にある高野山は、1200年の歴史を誇る日本仏教の聖地で、山全体が真言宗の総本山となっています。今回は高野山のオススメのスポットやアクセス方法をまとめてみました。高野山で日本の歴史や文化、自然に触れてみませんか?
高野山とは
和歌山県にある高野山は、「日本仏教の聖地」とも言われ、日本仏教の宗派のひとつ「真言宗」の総本山(※1)です。正式には「総本山金剛峯寺」といいますが、金剛峯寺だけでなく高野山全体のことを指し、そこには117もの塔頭寺院(たっちゅうじいん)(※2)があります。
真言宗はこの世界で起きている、人間の言葉では表現できないような事象の根底にある意味を明らかにし、伝えていく宗派です。中国で仏教を学んだ弘法大師(こうぼうだいし)が自ら受け継いだ教えを広めるために、高野山を修行道場として開創しました。弘法大師は今でも高野山で「入定(にゅうじょう)」(※3)という修行に入っているとされています。
※1:総本山……その分野全体の中心となるところ。
※2:塔頭寺院……お寺の中にある個別の寺院。
※3:入定……真言宗の究極の修行のひとつ。断食をしてミイラ化しているが、死ではなく永遠の生とみなされている。
奈良生まれの旅好きライター。日本の魅力を世界の人々に伝えていきたいです。