【廃墟】まるでラピュタの世界「友ヶ島」和歌山の無人島でジブリ旅
『天空の城ラピュタ』はスタジオジブリが手がけた世界で人気の映画作品。和歌山県の友ヶ島の「第3砲台」はラピュタの世界観を感じられる場所として、世界中の旅行者を惹きつけています。この記事では友ヶ島の「第3砲台」の魅力や友ヶ島までの行き方を紹介します。
まるでラピュタの世界?「友ヶ島」は和歌山県の無人島
スタジオジブリの不朽の名作『天空の城ラピュタ』は、日本で繰り返しテレビ放送され、多くの人々に愛され続けている映画作品です。その『天空の城ラピュタ』が持つ独特の世界観を彷彿とさせる無人島が、実は和歌山県に存在します。今回ご紹介するのは、そんな「友ヶ島(ともがしま)」です。
友ヶ島は、朽ちた砲台跡やうっそうとした森が、まさにラピュタに登場する廃墟を思わせる景観を作り出しています。
また、この島は2022年に放送されたアニメ作品『サマータイムレンダ』に登場する架空の島・日都ヶ島のモデルにもなっており、作品の聖地巡りを楽しむファンも多く訪れています。
友ヶ島までの行き方は加太港発「フェリー」のみ

電車で和歌山市駅から加太駅へ
友ヶ島へはフェリーでしか行くことができないので、まずは和歌山県和歌山市の加太港まで行く必要があります。加太港から友ヶ島はフェリーで約20分。
和歌山市中心部から加太港に行くには、まず南海電鉄加太線の和歌山市駅から加太駅まで行ってください。そこから徒歩15分程です。近くまで行くと友ヶ島行きの案内が出ています。
フェリー乗り場でチケットを購入:大人往復2500円
乗船券売り場で、乗船チケットを購入してください。フェリーは定員に達すると乗船できなくなってしまうため、早めに行くことをオススメします。料金は大人往復2,500円で子供は往復1,250円です。
フェリーの時刻表をチェック!
船の時刻表をチェックしてから行くと安心です。
友ヶ島に到着


船で20分程行くと、友ヶ島に到着しました。波が穏やかに揺れ、風がやさしく頬を撫でます。島内には、のどかな時が流れていました。

港近くにテーブルと椅子があるので、ここで休憩したり、友ヶ島のスケジュールをゆっくり計画するのもよいですね。
廃墟好きは見逃せない!旧陸軍の第3砲台跡


友ヶ島の中でももっとも有名なのが第3砲台です。1905年ごろに建設され、きちんと整備されて中に入ることができるため、人気のスポットとなっています。
なぜ友ヶ島に砲台があるかというと、ここがかつて陸軍の用地だったから。1888年にはここに要塞と砲台が築かれました。第2次世界大戦が終わるまで、一般人は近づくことも禁止されていたほど、日本陸軍にとって重要な場所でした。

中はこのようになっています。実際はもっと暗く、懐中電灯がないと進むのが難しい場所もあります。スマホのライトでも大丈夫ですが、明かりは必ず用意してから行きましょう。

全体の構造が、略図で示してありました。じっくり見ると30分程の時間が必要です。

ほかにも、光が入る広い場所もあります。迷路のようになっているので、迷わないように気をつけてください。
展望台へ

展望台まで行くと、このように綺麗な景色を見ることができます。ただ、ずっと上り坂ですので、サンダルで行くのは危険です。スニーカーなど動きやすい靴を履いてから行った方がよいです。
島内ではお弁当などは売っていないので、船に乗る前にお弁当を購入して、こちらの展望台でランチしている人を多く見かけました。
友ヶ島に宿泊できる?

Picture courtesy of 和歌山県公式HP
友ヶ島には「南垂水広場キャンプ場」という宿泊施設が1軒だけあり、無人島でキャンプ体験をすることができます。
宿泊する場合は、5日前までにキャンプ場予約サイトから予約が必要。なお、こちらのキャンプ場は12月から2月の冬季期間は営業していないので、春から夏にかけての訪問時にぜひ検討してみてください!
詳細は、公式HPから確認できます。
ほかにも見る場所がたくさん

「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせる第3砲台のほかにも、島内には複数の砲台があります。歴史を感じたい人や廃墟が好きな人は行ってみてください。
ジブリの世界が息づく和歌山県の無人島「友ヶ島」でラピュタの世界へ!
いかがでしたか?和歌山県にある友ヶ島は、スタジオジブリ作品『天空の城ラピュタ』の世界観が広がる無人島です。特に「第3砲台」は、まるでラピュタの廃墟に迷い込んだような体験を提供します。
加太港からフェリーで約20分。島内では、時が止まったかのような静寂と、自然に還る廃墟群が独特の景観を生み出しています。
非日常を味わえる友ヶ島で、あなただけのジブリ旅を楽しんでみませんか。
※本記事は2016年7月に公開した記事を、2025年7月にリライトしたものです。
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