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【和歌山県】世界遺産の熊野古道に近い南紀勝浦温泉〜日帰り温泉・旅館など〜
世界遺産の熊野古道に近い、和歌山県那智勝浦町にある南紀勝浦温泉は風光明媚な温泉地です。日本三大火祭のひとつ「那智の扇祭り(おうぎまつり)」も有名。勝浦温泉へのアクセス、温泉の効能や楽しみ方とオススメの日帰り温泉と旅館などをまとめました。
南紀勝浦温泉とは
南紀勝浦温泉(なんきかつうらおんせん)は、関西地方の和歌山県東牟婁郡那智勝浦町(ひがしむろぐん なちかつうらちょう)にある温泉です。
那智勝浦町は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された那智山や那智滝、吉野熊野国立公園に近い海辺の町。那智勝浦町へは、紀州の霊場と美しい海岸を目当てに、毎年たくさんの観光客が訪れます。
町にある勝浦魚港は、マグロの水揚げ量・日本一を誇る漁港。現地の飲食店では、新鮮なマグロがいただけます。また、熊野那智大社のお祭り「那智の扇祭り(おうぎまつり)」も有名です。
南紀勝浦温泉の効能・特徴
南紀勝浦温泉の泉質の代表的な泉質は、硫黄泉です。硫黄泉はたまごのような独特の香りをもつ温泉。入浴すると血行がよくなります。また、皮膚病や婦人病への効果が期待できるといいます。
硫黄泉では、鉄や銅、錫(すず)製のアクセサリーは酸化して黒ずむことがあります。入浴前に外すようにしましょう。
※各施設の泉質によって、効能は異なります。
南紀勝浦温泉への行き方
東京から南紀勝浦温泉に行くためには、まず、新幹線で新大阪駅まで行きます。所要時間は2時間30分、料金は13,620円です。東京から大阪までの行き方について詳しくは「東京から大阪までの行き方を時間や料金で徹底比較!」の記事をご覧ください。
新大阪からはJR特急「くろしお号」・新宮(しんぐうう)行にのり、紀伊勝浦(きいかつうら)駅で降ります。新大阪からの所要時間はおよそ4時間、料金は6,370円です。
紀伊勝浦駅から南紀勝浦温泉郷までは、徒歩10分ほどです。
南紀勝浦温泉の日帰り入浴スポット
南紀勝浦温泉を日帰りで楽しめる入浴施設を紹介します。
はまゆ(天然温泉公衆浴場)
リーズナブルな価格で気軽に入浴できるのが「はま湯」。お湯は硫黄泉で入ると体がポカポカと温まります。地元の人に愛される温泉です。露天風呂はありません。
入浴料:大人320円、小学生130円、幼児60円 ※税込、入湯税込み
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦970
公式HP:http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=9408
那智駅交流センター 丹敷の湯(にしきのゆ)
アルカリ性単純温泉で、お年寄りや子どもでも安心して入れる温泉です。JR紀伊勝浦駅から2駅の那智駅に隣接しておりアクセスも抜群。露天風呂はありません。
入浴料:大人600円、子ども300円 ※税込、入湯税込み
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮(はまのみや)445-8
海乃湯(うみのゆ)
勝浦漁港内にある足湯「海乃湯」。眼前に広がる海を眺めながら、ほっとひと息つくことができます。浴槽は3つ、合計で25人が足湯をできる比較的大きな施設です。毎週日曜日には、地元産品の販売を行う「勝浦漁港にぎわい広場」が開かれています。
入浴料:無料
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地(つきじ)7-1181-442
公式HP:http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=9409
南紀勝浦温泉のオススメ旅館
勝浦でオススメの温泉旅館を紹介します。
勝浦観光ホテル
温泉だけでなく観光を楽しみたい方にオススメしたいのが、勝浦観光ホテルです。近隣の観光名所名所、熊野古道や勝浦港のまぐろ市場まで、車で送ってくれる嬉しいサービスを実施中。これなら観光地への移動で悩むこともありません。
このホテルだけでいただける、温泉水で淹れた温泉コーヒーも宿泊客に人気です。
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満(てんま)1530
公式HP:http://www.katuurakankohotel.co.jp/
Hotel & RentaCar660
紀伊勝浦駅から徒歩2分の場所にある、アクセスのいいホテルです。宿泊料金に3,780円(12時間)をプラスすれば、車のレンタルが可能。勝浦周辺の観光地へ到着後すぐに出発できます。お風呂は源泉掛け流しです。
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町朝日(あさひ)3-7-1
公式HP:http://hotel660.com/index.html
海のホテル一の滝(いちのたき)
全室が海に面したホテル。大浴場からも勝浦の青い海を眺めることができます。お湯は源泉掛け流し。贅沢なロケーションにありながら、素泊まりで大人1人5,000〜6,000円という良心的な価格で宿泊できます。
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦752
公式HP:http://www.ichinotaki.co.jp/
南紀勝浦温泉を楽しむポイント(那智の扇祭)
©JNTO
南紀勝浦温泉は、近隣の観光名所に足を伸ばしたり、お祭りに参加したりして観光を楽しみましょう。
毎年7月には熊野那智大社で「那智の扇祭(おうぎまつり)」が行われます。熊野那智大社の参道に、重さ50kgもの大きな松明が並ぶお祭りで、福岡の玉垂宮の鬼夜月、長野の野沢の火祭りとともに日本三大火祭りのひとつとされています。
また、世界遺産の熊野古道へは、温泉地から徒歩30分ほどで行けます。体力や時間に余裕のある人は、熊野古道を歩いて熊野三山(本宮、新宮、那智)を巡ってみてもよさそうです。
温泉の入り方について詳しくは「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」の記事をご覧ください。
※移動時間や交通費、入浴料等の情報は公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年3月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。