ローカルフードやおみやげ探しも楽しめる!日本の商店街・完全ガイド

ローカルフードやおみやげ探しも楽しめる!日本の商店街・完全ガイド

「商店街」とは、その地域に住む住民の暮らしの必需品を扱う買い物スポット。日本人がふだん食べている野菜や魚、肉を扱う店や家庭料理を持ち帰りできる店、日用品を扱う店が一同にそろうので、商店街に行けばリアルな日本の暮らしを体感できます。商店街ならではの食べものやおみやげも見つけられますよ!

目次:

1.日本の商店街ってどんなところ?
2.食品店から雑貨店までいろんな店に出会えます
3.留学生と一緒に商店街を体験してみよう!
4.商店街での買い物のルール&注意すること
5.商店街で使いたい買い物の日本語フレーズ

日本の商店街ってどんなところ?

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商店街(SHOTENGAI)」とは、商店が多く立ち並ぶ通りや地域のこと。駅の近くに設けられている場合が多く、中には屋根付きの「アーケード商店街(アーケード街)」と呼ばれるものもあります。

いわゆるショッピングストリートとの違いは、商店街は地域住民の生活に根差した品物を主に扱う場所であること。野菜や果物、肉、魚などの生鮮品を扱う店や、和菓子、お茶などの嗜好品を扱う店、履物や和服、洋服、家庭用品などの日用雑貨を扱う店が一同に集まり、人々の生活を支えています。

ローカルフードやおみやげ探しも楽しめる!日本の商店街・完全ガイド
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スーパーマーケットやショッピングモールとの違いは、店主と客との距離感の近さ。商店街では店主と会話を楽しみながら、買い物をすることができます。常連客の中には、お茶を飲みながら店主と話し込む人も。海外の「市場(MARKET)」に近い感覚で、買い物を楽しめる場所です。

この記事では、商店街によくあるお店の紹介のほか、商店街での買い物を楽しむために、知っておくとよいルールや知っていると便利な日本語についてもご紹介しています。

食品店から雑貨店までいろんな店に出会えます

商店街には、日本人の暮らしに密接に関係する店が並んでいます。ここでは、日本の大半の商店街で見つけることができるお店について紹介します。

■食品を扱う主な店

青果店

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野菜や果物を扱うのが青果店です。季節の旬の野菜やフルーツが店頭に並びます。一般的に「八百屋さん[yaoya san]」とも呼ばれます。

ナイフがなくても食べられるものとしてオススメなのが、春が旬のイチゴや、冬から春にかけて出回るみかん、いよかんなどの柑橘類、夏が旬のブドウ。どれも日本産のものはとても甘くておいしいと評判です。

精肉店

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日本でよく見かけるのは、牛肉、豚肉を扱う店と、鶏肉だけを扱う店、牛肉、豚肉、鶏肉を扱う店の3種類です。精肉店で扱われるものは産地が書かれた上質なものが多く、またスーパーよりも扱う肉の部位が多いのが特徴です。

ステーキ用の和牛や焼き肉用のさまざまな部位の肉を扱っている場合も多いので、宿泊先に調理設備がある場合には買って帰るのもオススメです。

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また、多くの精肉店ではトンカツやコロッケ、ハムカツなどの揚げ物や、焼き鳥などを販売しています。コロッケやハムカツは、日本では昔から学生のおやつとして人気のメニュー。注文するとその場で揚げてくれる店もあります。

揚げたてアツアツのコロッケの食べ歩きは、商店街散策の楽しみの1つです。

鮮魚店

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鮮魚店の店頭には、尾頭付きの新鮮な魚が並びます。もちろんそのまま購入することもできますが、買った魚を調理しやすいよう。その場で切り身にしてもらうこともできます。

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また、生魚と一緒に、刺身や焼き魚など、調理済みのものを扱っている店もあり、買って帰ればおいしい魚料理を宿泊先で楽しむことができます。

生魚や刺身は傷みやすいので、長時間持ち歩くことはせず、購入したらなるべく早めに冷蔵庫に入れる必要があります。鮮魚店は最後に訪れるとよいでしょう。

和菓子店

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和菓子店では、「練り切り」と呼ばれるお茶席で抹茶とともにいただく上品な和菓子や、羊かん、大福(餅で餡を包んだ和菓子)、だんごどら焼き(三笠)などの庶民のおやつとして親しまれるものが扱われています。大半の店では、和菓子はショーケースの中に並んでいるので、欲しいものを指さしで伝えれば購入することができます。1つから買うことができます。

和菓子店で扱われている和菓子は、工房で手作りされているものが多く、日持ちのしないものがほとんどです。購入したら、その日のうちに食べたほうがよいでしょう。おみやげにするのであれば、個別包装されて販売されている賞味期限の長いものを選ぶのがポイント。

製茶店(日本茶専門店)

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製茶店とは、日本産の緑茶や抹茶、ほうじ茶などを扱う店です。緑茶にはさまざまな産地や品種、グレードがあり、それぞれに味や香りが異なります。

試飲をさせてくれる店も多いので、好みのものを探してみるのもお茶の専門店を訪れる楽しみの1つ。お茶の煎れ方を教えてもらえる場合もあります。また、茶葉と合わせて、急須や湯飲みなどの茶器を扱っている場合も多く、おみやげにぴったりの品を見つけられるかもしれません。

惣菜店

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日本の一般家庭の食卓に並ぶサラダや煮物、揚げ物などの家庭料理を中心に扱うのが、惣菜店です。店頭に並ぶ惣菜を、グラム単位、または1パック単位で購入することができます。少量から購入できるので、日本の家庭料理がどんなものか、味わってみたい人にオススメ。

ただし、材料は表示されていないか、表示されていても日本語のみの場合が大半のため、なにが使われているか気になる方は聞いてみるとよいでしょう。こちらも気温の高い夏場は傷む可能性があるので、長時間の持ち歩きは避けましょう。

軽食店/持ち帰り専門店

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たこ焼き焼き鳥たい焼き、回転焼き(今川焼き)などの軽食を、店頭で調理して販売する店もあります。店の前を通ると食欲をそそるよいにおいがするので、気になったら買ってみましょう。

購入時に、持ち帰って食べるを意味する「持ち帰り[mochi kaeri]」か、今ここで食べるを意味する「ここで食べる[kokode taberu]」かを聞かれるので、この2つの日本語を覚えておくと便利です。その場で食べたり、街歩きをしながら食べる場合、ゴミ箱がない場合もあります。ゴミはマナーとして持ち帰りましょう。

喫茶店

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商店街で食事をしたり、休憩をするときに利用されるのが、喫茶店です。一般的な喫茶店では、コーヒーやケーキなどの軽食はもちろん、カレーライスオムライスナポリタンなどの日本で独自に発展した洋食を提供しています。

多くの店では日本語以外のメニューはありませんが、ショーウインドウに食品サンプルが置かれ、提供するメニューを紹介しています。入店前にショーウインドウを見てメニューを決めるとよいでしょう。

■雑貨を扱う主な店

家庭用品店/日用品店/金物店

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日本の家庭で使用されている、台所用品や日用雑貨に興味がある方は、家庭用品を扱う店を訪れてみるとよいでしょう。日本製の包丁や鍋などの台所用品や、陶器や皿などの食器、風呂桶、タワシなどの日用雑貨を見つけられるかもしれません。

家庭で一般的に使われているものを扱っているので、手ごろな価格でよい品を見つけることができるはずです。

呉服店

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呉服店とは、かつて日本人が日常着として着ていた和服、つまり着物や帯などを主に扱う店です。夏には大半の店で浴衣、冬には室内用の防寒着として用いられる和服の一種、半纏(はんてん)も販売されます。

お店によっては着物を着用した際に必要なバッグや草履、かんざしなどの小物や、和風の雑貨を扱っている店や、着物や浴衣を購入した方に着付けを教えてくれる店もあります。おみやげにぴったりの上質な着物や浴衣、和雑貨を見つけることができるかもしれません。

このほか、手作りの豆腐を扱う豆腐店、おかきや煎餅を専門に扱う店、手作りの味噌や漬物を扱う店、出汁用の昆布や鰹節を扱う店、文房具店、書店などがある場合も。商店街によって並ぶ店は異なります。

留学生と一緒に商店街を体験してみよう!

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大阪の大学院に留学中のエヴェリンさんが、日本の商店街を初訪問! 訪れたのは、大阪のパワースポットとして人気を集める住吉大社のおひざ元にある粉浜商店街です。

ここでは、エヴェリンさんが出会った商店街ならではの体験を少しだけご紹介します。粉浜商店街について詳しく知りたい方は「住吉大社のおみやげも見つかる!大阪の「粉浜商店街」は雨の日の観光にもぴったり」の記事をご覧ください。

体験1:日本ならではの食材を見学

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エヴェリンさんが目を止めたのが、青果店の店頭にいっぱいに並べられた野菜。新鮮な旬の野菜が並ぶ様子を見て、「マーケットのようですね!」とエヴェリンさん。粉浜商店街は関西地方にある商店街のため、万願寺唐辛子などの京野菜(京都特産の野菜)も見ることができます。

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鮮魚店には、レストランや居酒屋さんで見かけるマグロやカンパチなどの刺身が、パックに詰められて並んでいることにびっくり。高級魚として知られるフグの薄造りまで並んでいます。

店員さんが「おいしいですよ![oishi: desuyo!]」と声をかけてくれました。「これは何ですか?[kore ha nandesuka?]」と日本語で尋ねると、魚の名前を英語で教えてもらえました。「近くに宿泊しているなら、お刺身を夕食用に買って帰るのもよさそう!」とエヴェリンさん。

体験2:ローカルフードを食べる

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商店街を歩く中、エヴェリンさんが見つけたのが、たこ焼きや焼きそば、回転焼きと呼ばれる円形の焼き菓子などを扱うお店。地元の人と一緒に店に並び、「すみません! これください![sumimasen! kore kudasai]」と声を掛けて、たこ焼きをゲット。

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アツアツのたこ焼きをその場でいただくのが、商店街散策ならではの楽しみ! 「フー!」と息を吹きかけて冷ましながら食べるエヴェリンさん。たこ焼きは内側がとても熱いので、食べるときは気をつけましょう。

このあと、和菓子店で和菓子を買って食べたり、精肉店で揚げたてのコロッケを食べたりと、食べ歩きを楽しみました。食べ歩きを禁止している商店街もあるので、ルールに従い、ゴミは持ち帰るようにしましょう。

体験3:商店街ならではのおみやげ探し

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立ち寄った家庭用品店で見つけたのが、こちら。「亀の子束子(かめのこたわし)」とよばれるパーム椰子でつくられたタワシです。日本では昔から台所で汚れた調理道具の予洗いに使ったり、泥付き野菜を洗うために使われてきた日用品ですが、レトロなデザインのパッケージがエヴェリンさんの目には新鮮に写った様子。

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同じ店では、日本の鍋料理を楽しむときに使われる土鍋や、すき焼き用の鍋も販売されていました。

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着物などを扱う呉服店で見つけたのは、なんと屏風に描かれているような、勇ましい虎の絵が描かれた手ぬぐい。「着物だけを販売しているのではないんですね」とエヴェリンさん。

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製茶店では、桜が描かれたパッケージに入ったお茶「さくら茶」を見つけました。「春らしくて可愛い!」とエヴェリンさん。

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米から作られる日本のお菓子、煎餅やおかき、あられを扱う店では、おみやげにぴったりのお菓子を発見。お客さんが次から次へと訪れる地元の人気店のお菓子なら、友達に喜んでもらえるはずです。

粉浜商店街の散策を楽しんだあとは、近くにある住吉大社へお参りに。

「食べ歩きもしておみやげも買って、たくさん楽しめました! 日本人の暮らしをより詳しく知ることができた気がします」とエヴェリンさんは大満足の様子でした。

商店街での買い物のルール&注意すること

言葉について

商店街の多くの店は、地元のお客さんを相手にお店を開いています。そのため、日本語しか通じない場合が多いでしょう。「商店街で使いたい買い物の日本語フレーズ」の項目を参考に、片言でも日本語で話しかけてみるのがオススメ。買い物がもっと楽しくなるはずです。

営業時間について

商店街は地元の人が、夕食などの買い物をする場所のため、遅くまで開いている店は少なく、遅くとも18時または19時で閉まる店が多いようです。商店街へ行くときは、昼間に行くとよいでしょう。

入店について

小さなお店が多いので、大きなトランクやスーツケースを持っての入店は、避けたほうがよいでしょう。また、飲食物を食べながら、飲みながらの入店は日本ではマナー違反になりますので、しないようにしましょう。

価格について

商店街では市場と異なり、価格交渉はできません。商品の陳列棚または商品に値札が付けられているので、その価格を支払いましょう。商品の価格表記はたいていの場合税込み表記ですが、税抜き表示の場合もあります。価格の確認が心配な場合は、紙に書くなどして価格を確認するとよいでしょう。

商品名と材料名の表記について

商店街での商品名の表記は日本語です。総菜を販売する店もありますが、ベジタリアン向けの材料表記などは基本的にありません。簡単な英語で対応してくれる店もあるので、気になる場合はまず聞いてみましょう。

支払いについて

支払いは、ほとんどのお店で日本円の現金のみとなります。クレジットカードは使えない店が多く、また商店街の場所によっては両替所が近くにない場合も多いため、事前に現金を用意してから行くとよいでしょう。また高額のものの取り扱いは少ないので、千円札または小銭を用意しておくと便利です。レシートは出ないことが多いので、必要な場合は伝えましょう。

商店街で使いたい買い物の日本語フレーズ

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日本の商店街を訪れる際に知っていると便利な、基本の日本語を紹介をご紹介します。これがわかれば、地元の方ともっと触れ合えますよ!

お店の人を呼ぶとき

すみません/すいません
[sumimasen/suimasen]

値段を尋ねるとき

これは いくらですか?
[kore wa ikura desuka?]

品物について詳しく聞きたいとき

これは 何ですか?
[kore wa nani desuka?]

オススメの品物について聞くとき

オススメは ありますか?
[osusume wa ari masuka?]

指をさしながら注文するとき

これを ください。
[kore wo kudasai]

料理を食べて感想を言うとき

とても おいしいです。
[totemo oisi: desu]

日本語の発音や表現をもっと詳しく知りたい方は「敬語に関西弁?日本語の基本情報・発音・日本の英語事情について」を、音声付きで日本語のフレーズを紹介している「日本旅行・滞在で使えると便利な基本の日本語フレーズ集!」や「日本語でショッピングを楽しもう!便利なフレーズ13選!」をご覧ください。

いかがでしたか? 日本の商店街に行けば、観光スポットとはひと味違う本当の日本の暮らしに触れることができるはずです。

本記事を参考に、ローカルフードの食べ歩きをしたり、おみやげ探しをしたり、店主さんと日本語で話してみたりして、日本の商店街散策を楽しんでみてくださいね!

Sponsored by 大阪商工会議所

執筆者&翻訳者

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