旅の準備はじめよう

甲府は、四季の変化がはっきりしており、季節ごとに適した服装選びが重要です。この記事では、月ごとの気温データと観光の見どころを紹介しながら、快適に過ごすための服装選びのポイントをまとめています。旅行や観光をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
甲府市は、山梨県のほぼ中央に位置しており、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい盆地特有の気候が特徴です。
冬は乾燥しやすい傾向にあり、昼夜の寒暖差が大きいため服装選びには注意が必要です。
また、梅雨や台風シーズンにはまとまった雨が降ることが多く、甲府の2024年の年間降水量は1448.0mmと、日本の他の地域と比較しても決して少なくありません。
2024年のデータによると、甲府の最高気温は39.4℃(7月)、最低気温は-5.2℃(1月)とあります。
6月~9月の間は、梅雨や台風の影響で降水量が多くなる一方、12月〜2月は降水量が少なく乾燥しやすい傾向にあります。
特に、冬は寒暖差が大きいため服装選びには注意が必要です。
参照:気象庁 甲府(山梨県) 年ごとの値 詳細(気温・蒸気圧・湿度)
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甲府の1月~3月は冬真っ只中!この時期は、セーターやフリースの上にダウンジャケットや厚手のコートを着て防寒しましょう。
なお、この時期の観光は、澄んだ空気の中で見られる富士山の絶景や、温泉で体をあたためるのがおすすめです。昇仙峡の冬景色も見どころの一つです。
甲府の1月は、寒暖差が大きいのが特徴です。
日中は日差しがあたたかく感じることもありますが、朝晩は氷点下まで冷え込む日もあるので、寒さ対策が必須です。
服装は、ダウンジャケットや厚手のコートに加え、マフラーや手袋も活用すると良いでしょう。
甲府の2月は、1月に続き寒暖差が大きいのが特徴です。
晴天の日が多く、日中は比較的過ごしやすいものの、朝晩は冷え込むのでウールのコートや中綿入りジャケットで防寒してください。
甲府の3月は、冬の寒さが和らぎ春の訪れを感じる時期です。朝晩はまだ冷えますが、服装はニットやインナーで調整し、軽めのコートやジャケットを羽織ると良いでしょう。
観光では、梅や早咲きの桜が楽しめる「武田神社」や「甲府城跡」が人気です。春の陽気の中でワイナリー巡りを楽しむのもおすすめです。
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4月~6月の甲府は、徐々にあたたかくなります。4月は薄手のジャケット、5月はカーディガン、6月は半袖が快適です。
甲府の4月は、春らしい穏やかな気温です。この時期は、桜や花々が見頃を迎え、街全体が華やかになります。
昼間は薄手の長袖シャツやカーディガン、夜間は少し肌寒く感じるため、軽いジャケットを羽織ると良いでしょう。レイヤードスタイルで調整可能な服装がおすすめです。
観光では、「甲府城址公園」や「昇仙峡」など、自然を満喫できるスポットが魅力です。
甲府の5月は、初夏のあたたかさを感じられます。この時期は気候も安定し、観光には絶好のシーズンです。
日中は半袖や長袖のシャツが快適ですが、夕方以降は少し肌寒くなることもあるので、すぐに羽織れるものを持参すると良いでしょう。日差し対策として、帽子や日焼け止めも準備してください。
なお、この時期は「正ノ木稲荷祭り」や「甲府市緑化まつり」などのイベントが開催されます。
甲府の6月は、初夏の暑さが本格化します。
梅雨の時期でもあり、湿度が高く、雨の日が多くなることがあります。通気性の良い服に加え、レインコートや折りたたみ傘を持って行動すると良いでしょう。
観光には、梅雨の中でも楽しめる「甲府城跡」や「武田神社」などの歴史的名所が人気です。
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7月~9月の甲府は、夏の本格的な暑さが訪れます。観光時は、涼しい服装に加えて、こまめな水分補給が欠かせません。
甲府の7月は、非常に暑い日が続きます。日中の気温は高いので、熱中症対策が必要です。
服装は、通気性の良い軽装が基本となりますが、強い日差しに備えて帽子やサングラスも活用してください。
観光には「昇仙峡」などの自然スポットや、武田信玄にゆかりのある名所を巡るのがおすすめです。
甲府の8月は、厳しい暑さが続きます。
日中は特に暑さが強いので、観光や外出時には、日焼け止めや帽子、サングラスを忘れないようにしてください。
服装は軽くて通気性の良い服を選び、こまめに水分を取るよう心がけましょう。
観光では「ふじやま温泉」でゆったりとした時間を過ごしたり、「甲府盆地展望台」で美しい夕日を眺めたりするのが良いかもしれません。
甲府の9月は、まだまだ暑さが続くため、観光時は涼しい服装を心がけましょう。
観光地としては、昇仙峡がおすすめです。渓谷沿いの遊歩道を歩くことで、涼しい風を感じながら自然の美しさを楽しめます。暑さを避けて早朝や夕方に訪れるとより快適です。
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10月~12月の甲府は、秋から冬へと向かい、気温が徐々に下がっていきます。
この時期は、長袖のシャツや薄手のニットで体温調節をしながら、ジャケットやブルゾンを羽織ると良いでしょう。
10月の甲府は、日中は穏やかで過ごしやすい気候が続きます。朝晩は、薄手のニットやカーディガンがあると便利かもしれません。
なお、この時期の観光には、「愛宕山こどもの国」がぴったりです。甲府盆地を一望できる展望台があり、秋の澄んだ空気の中で素晴らしい景色が楽しめます。
11月の甲府は、秋が深まり紅葉が見頃を迎える季節です。日中は過ごしやすい半面、朝晩は冷え込むので、ジャケットや薄手のコートがあると安心です。
なお、観光では、紅葉が美しい昇仙峡でのハイキングや、湯村温泉郷でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
12月の甲府は、冬本番に入り、冷え込みが厳しくなります。朝晩は氷点下になる日もあるので、防寒性の高いコートやマフラー、手袋などで寒さ対策をしましょう。
この時期の観光には、甲府盆地の夜景を楽しめる「千代田湖」がおすすめです。澄んだ空気の中で、クリアな夜景を堪能できます。
2024年のデータによると、甲府の年間平均気温は16.6でした。
2024年のデータによると、甲府の最高気温は39.4℃(7月)でした。
2024年のデータによると、甲府の最低気温は-5.2℃(1月)でした。
2024年のデータによると、甲府の6月〜9月の気温は以下のとおりです。
・6月の最高気温33.6℃(平均28.4℃)
・7月の最高気温39.4℃(平均33.8℃)
・8月の最高気温38.1℃(平均34.8℃)
甲府は、四季の変化がはっきりしており、季節ごとに異なる魅力を楽しめます。
夏は通気性の良い服装と紫外線対策、冬は厚手のアウターが欠かせない時期となりますが、春や秋は気温が快適で観光に最適なシーズンです。
昇仙峡やワイナリー巡り、ライトアップされた名所など、季節ごとの見どころを楽しみながら服装にも気を配りましょう。
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ライター
スイス系企業、広告代理店や制作プロダックションで日系エアラインの旅行パンフレットや機内誌、新聞社系のホテル特集などのライターとして手がけ、2024年からMATCHAに参加しました。旅系YouTuberの動画を観るのが大好きで、欠かさずチェックしています。ホテル、エアライン、グルメなどが得意です。