【静岡・伊豆】「いずタビPickUp!レポ」~グリーンヒル土肥しいたけ狩り体験~

伊豆のいいコト・いいモノを完全な独自目線でしたためる 今回は牛乳で有名なグリーンヒル土肥で「しいたけ狩り」を体験した
「いずタビPickUp!」は、静岡県伊豆市の体験予約や特産品を購入できるウェブサイトです。
「いずタビPickUp!レポ」では、「いずタビPickUp!」に掲載されているところへ足をはこび、感じたことや体験したことをしたためます。
西伊豆にむかう途中でしいたけ狩りだって?!

伊豆縦貫道を進み、さて西側で海を見ようとなれば、多くの人は国道136号沿いに船原峠へと入っていくだろう。木々とトンネルをくぐり開けた視界の先に海が見えたとき、逆側に目に入るのは「おおき牛乳」「ソフトクリーム」「君だけプリン」などのキュンとしちゃう文字!最高の見晴らしのこのお店は大木乳業が手がけるモーモーミルクを楽しめるお店なのだ。その名も「グリーンヒル土肥」。夏はソフトクリームが大人気、冬はホットミルクもある。私的におススメはモーモーミルクの生クリームと手作り果肉ジャムがゴロゴロ乗ったコッペパンだ。…と多くの方はこのグリーンヒル土肥はスイーツとお土産物を購入できる場所として認知しているだろう。

だがしかし、この場所ではなんとしいたけ狩りも出来るというではないか。ということで今回は川﨑さん親子と共にしいたけ狩り体験に行ってきた。
子供たちおおはしゃぎ!

さっそく受付を済ませたら収穫用のかごを片手に、しいたけの原木がある場所へとレッツゴー!子供たちはおおはしゃぎで森の中をどんどん進む。若いパワー…恐るべし…!


歩いてすぐに原木しいたけがずらりと並ぶ「ほだ場」に到着。木の葉がふかふか、原木がずらり、キラキラとたまに入る陽射しが美しく、明らかに空気が美味しい。この日差しと空気と雨水で育ったしいたけを今から収穫するのだ。

「とったよーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(大声)」
早速小学校にあがったばかりのお兄ちゃんがあっという間のロケットスタート!それだけ子供にとっても魅力的な空間なのだと、スピードで感じさせられる。そのパワフルさ…大人も負けてられない!
スーパーにあるしいたけとは別物。

ここで少し原木しいたけとは?に触れておこう。普段町で買い物をして手に入るしいたけの多くは「菌床(きんしょう)しいたけ」と言われ原木しいたけとは区別される。菌床しいたけはおがくずを固めたブロック(菌床)で育てる。人工的に栄養を与え温度・湿度管理もされるため安定して収穫されるし、もちろん年中出荷できる。対して原木しいたけは、このように自然の中で栽培されるため、大きさも厚さも味や香りも個体差があるのが特徴。まさに森の「きのこ」なのだ!

そのため、このしいたけ狩り体験は、例年であれば10月中旬ごろから3月いっぱい楽しめる季節もの。雨が降ると一斉にしいたけが顔を出し、急成長するのでビックリさせられることもしばしば。


収穫では、自分の指に仕事をさせるが、想像よりもちょっと力がいる。子供も採れるくらいなので、心配はいらないが、森の「きのこ」の力強さを石づきから感じるのだ。小学校にあがったお兄ちゃんは「とったー!」とどんどんカゴに入れていくが、弟くんはモノによってはお母さんの力を借りながら一緒に収穫した。それくらい想像よりもぶ厚く、強い。それが自然のめぐみが詰まった原木しいたけなのだ。

ちなみにしいたけは小さなものから、お化けしいたけなんて言われるくらい大きなものまで幅広い。味はどれも美味しいので用途によって選ぶといいかもしれない。例えば煮物や鍋に入れるのであれば丸いものを選び、焼いて食べるのであれば平べったい方が火の通りがよい。私はしいたけステーキを食べたいから平べったいものをいくつかチョイスした。個人的におススメはしいたけのアヒージョ。(オリーブオイルに塩・にんにく・鷹の爪を入れて、その中にしいたけをいれるシンプルなもの。)白ワインをおともにこれもまた作ろうと思う。
採れたてしいたけを炭火焼!



さて、お母さんと兄弟3人は、合計2キロ超のしいたけを1時間弱で収穫!スタート地点に戻ってグラム計算していざお会計だ。(夢中になるとお財布がビックリするかもしれないが、それもまた一興。)

ここでは七輪で採れたてしいたけを焼いて食べることができちゃう。石づきをカットして、みずみずしいしいたけをいざ七輪へ!ものの数分で香ばしさと湯気が漂い、まだかまだかと見ながら醤油を垂らす。

いざ実食。含んだ瞬間の香りの豊かさ、肉厚さ、弾力、じゅわっと出てくるしいたけのダシと醤油のコラボレーション。お母さん、お兄ちゃん、弟くん、満面の笑みでハフハフしながら、自分たちで収穫したしいたけがどれだけ美味しいのかを言葉以上に表現してくれていた。

どんな方がしいたけ狩りにいらっしゃるのか聞いてみたところ、「西伊豆でマリンスポーツをする前に、ここでしいたけ狩りと七輪焼きをするって方が結構いらっしゃるんですよね、うらやましいです!」とのこと。なんて贅沢!七輪焼きももちろんだが、冒頭にも書いた通りここにはパンもあるので、しいたけの形をしたしいたけパン(なんと丸ごと1本入っている)や、しいたけドッグなどもご一緒に、しいたけ三昧のランチっていうのもありだと思う!しいたけフルコースを旅の想い出にご堪能あれ!
おまけ。大木乳業さんの新たな試み。
全国初となる津波避難複合施設「テラッセオレンジトイ」が土肥の海岸沿いにオープンしたのは2024年7月。その1Fに大木乳業さんが手がける「マジックアワーカフェ Porto101」が。グリーンヒル土肥とはコンセプトがガラリと異なり、映えメニューを選ぶ楽しみと共に海と空を間近にカフェタイムを過ごせる。おススメはマジックアワーと言われる夕暮れ時だそう。こちらも是非立ち寄って最高のいずタビをプランしてみて!
📷2024年12月27日撮影
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この記事の制作者
📷: 齋藤洋平│観光カメラマン
伊豆市インバウンド推進プロジェクトチーム(通称「IIP」)は、伊豆の観光資源を活かした魅力ある国際観光地を目指し、伊豆市への外国人観光客の誘致や受け入れ体制の整備等を促進することを目的として設置した組織です。 伊豆市は、自然と農業が豊かで、温泉や海水浴場、山岳地帯など、様々な観光スポットがあります。また、東京から電車で約2時間とアクセスが良く、日帰り観光や週末旅行にも最適な場所です。 【カバー画像に関する注意事項】 カバー画像は、伊豆市を彩る写真コンテスト入賞作品です。 撮影者:尾島 裕樹 作品名:「小雪(しょうせつ)を彩る」 カバー画像の無断転用及び複製を禁止します。 カバー画像の利用については、伊豆市観光情報サイトでご確認ください。