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「一生に一度は伊勢参り」と表される伊勢神宮は、日本人が古来より大切にしてきた価値観や文化、豊かな自然、そして神々が宿る聖地です。本記事では、伊勢神宮の歴史から見どころ、グルメ、アクセスまでを徹底解説。
「一生に一度は伊勢参り」という言葉が示す通り、伊勢神宮への参拝は非常に特別な体験をもたらしてくれます。
日本の神道の中心であり、内宮(ないくう)に祀は天照大御神、外宮(げくう)には豊受大御神という神様が祀られている聖地です。実際に訪れた人にしかわからないほど、現地は神聖な空気に包まれ、日々の喧騒から離れ、静謐な時間を過ごすことができます。
伊勢神宮の魅力は、その歴史深さと文化にあります。神宮の建築様式や神事、そしてそこに込められた精神性は、日本人が古来より大切にしてきた価値観を今にも伝え、伊勢の地が育んだ豊かな自然と育まれた食文化も、伊勢参りの大きな魅力の一つです。
参拝の前後には、おかげ横丁で地元の味覚を堪能したり、伊勢志摩の美しい景色を眺めたりすることで、心身ともに満たされるでしょう。伊勢参りは、単に神社を訪れるだけでなく、日本の精神文化、歴史、自然、食といった魅力を体感できる唯一無二の場所であり、一生に一度は訪れたいと言われる場所なのです。
日本の心のふるさととも言われている伊勢神宮。前述した内宮(ないくう)と外宮(げくう)」を中心とした125の社から成り立っており、20年に一度、社殿を建て替えています。
神様を新しい社殿に移す「式年遷宮」という儀式と言われており、古くなった社殿は木材として再利用されているとか。
伊勢うどんや伊勢海老など、伊勢ならではのグルメは押さえておきたいところ。実は、料理名に伊勢名が使われているのにはちゃんとした意味があり、例えば伊勢うどんのルーツを辿るとその由縁がわかります。
元々は、伊勢神宮への参拝客をもてなすための料理として出されたのが、伊勢うどんの起源とされており、参拝客の胃と口に優しい味付けと食感を目指したことで現在の伊勢うどんとして定着していったとか。
津エアポートラインの高速船は、最新の設備に加え、船の揺れが少ないのがポイント。
船酔いしやすい人でも乗りやすい他、各設備も清潔に保たれているので、快適な船内空間でリラックスしていただけること間違いなし。
また、無料Wi-fiや広々とした座席など、客室の充実性も侮れません。
津なぎさまち到着後は、伊勢神宮まで送迎タクシーが付いてきます。通常の車移動や私鉄移動よりも、時間とコストが半分近くまで浮き、観光客にとっても嬉しいポイントが盛り沢山。
タクシーは貸切のため、伊勢までの景色を楽しみながら移動が可能です。
伊勢神宮へのお参りは、古くからの習わしに沿って行うことで、より深く神聖な体験となります。ここでは、一般的な順路とおすすめの参拝方法をご紹介。
伊勢神宮では、まず外宮、次に内宮の順に参拝するのが習わしです。
外宮では、衣食住の神である豊受大御(とようけのおおみかみが祀られており、外宮の正宮を参拝後、別宮の順に回るのが正式な順序です。外宮では左側通行がセオリー。
下記、参拝手順です。
内宮では、皇室の祖先神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。厳かな雰囲気の中、日頃の感謝と願いを込めて参拝しましょう。
内宮の正宮を参拝後、別宮の順に回るのが正式な順序です。外宮とは違い内宮は右側通行がマナーです。
その理由は明確になっていませんが、参道の外側を通って神前に進んだ参拝者の「慎みの心」の表れと考えられています。
参拝前にお清めをする御手洗場が内宮は右側、外宮は左側であったことも理由と考えられており、海外では車が左ハンドルであるのに対し、日本では右ハンドルです。このように、右と左の違いにはさまざまな解釈がありますので、参拝しながら考察を巡らせていくのも面白いかもしれません。
伊勢神宮の門前町として多くの観光客が訪れる「おかげ横丁」では、隠れた伊勢グルメが盛り沢山。
ここでは、そんなおすすめの伊勢グルメを3店舗ご紹介。
言わずと知れた伊勢の名物。柔らかいお餅と上品な甘さのこしあんが絶妙なバランスで、多くの人々を魅了しています。本店では、出来立ての温かい赤福餅をいただくことができ、冬場はお茶とのセットが格別です。
また、「赤心慶福(せきしんけいふく)」という言葉から名付けられたため、「赤子のような、いつわりのないまごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味が込められているとか。
お土産にも人気ですが、ぜひお店で出来立てを味わってみてください。
明治42年(1909年)創業の老舗精肉店で、おかげ横丁の食べ歩きグルメとして大人気。
地元で長年愛されてきた精肉店の惣菜として販売されていたコロッケは、おかげ横丁でテイクアウトが始まってから、その味が評判となり、名物となりました。
黒毛和牛のミンチを贅沢に使用し、旨味を閉じ込めたコロッケは、外はサクサク、中はホクホクで、じゃがいもの甘みと牛肉の旨味が絶妙にマッチしています。
「すし久」の手こね寿司は、伊勢志摩地方の漁師料理として古くから親しまれてきた郷土料理の一種です。その起源は、漁師たちが船上で獲れたての鰹を醤油に漬け込み、酢飯と手で豪快に混ぜ合わせて食べたことに由来。
すし久では、この伝統的な手こね寿司を、新鮮な鰹と地元産のコシヒカリを使って提供。秘伝の醤油ダレに漬け込まれた肉厚の鰹は、口の中でとろけるような食感と濃厚な旨味が特徴です。
中部国際空港セントレアから到着後は、高速船を使用してなぎさまちまで向かいます。
なぎさまちからはタクシーでの移動に変わり、乗車人数や広さに応じてセダンタイプ(最大4名)とジャンボタイプ(最大9名)の2種類から選択可能です。
津エアポートラインの公式ウェブサイトから簡単に予約できます。お電話やFAXでも予約可能です。下記、片道の料金詳細です。
他にも回数券や通学通勤定期の料金プランもございますので、詳しくは津エアポートラインの公式ホームページをご覧ください。
*現金、クレジットカード、旅行会社クーポン券がご利用可能です。運賃のお支払いは乗船日当日となります
*Web予約のみ予約時にクレジット決済が可能(割引のある方、日帰り往復切符は、Web予約も当日払いのみ)
いかがでしたでしょうか。
日本人のみならず、日本の良き伝統が根付く伊勢神宮は今や海外諸国からも注目される偉大なスポットです。
まだ、伊勢神宮に訪れたことがない人をはじめ、三重県への旅行をご検討されている方は、ぜひ快適な船旅+タクシーのセットプランで、素敵な伊勢観光をお楽しみください。
津エアポートラインは、三重県の空港アクセス港(津なぎさまち)と、中部国際空港(セントレア)を最短時間でつなぐ高速船を運航しています。 その航路は、伊勢湾をショートカットする所要45分の船旅で、名古屋駅で特急列車を乗り継ぐ列車旅に比べ、速く安く移動することができます。