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抹茶と日本茶を楽しみながらゆっくりと時間を過ごせるカフェ「茶茶の間」
東京ではとても珍しい日本茶専門店が表参道にオープンしました。日本茶以外に、抹茶のデザートもいただくことができます。こちらの日本茶を味わうと、デザートに合わせるのはコーヒー、という固定観念が崩れるかもしれませんよ。
ウーロン茶、紅茶、コーヒーなどの飲み物は、どこでも簡単に飲むことができますが、日本茶はどうでしょうか? 意外とおいしい日本茶を味わえる場所は、日本でも少ないかもしれません。
東京・表参道に、こだわりの日本茶を提供する専門店「茶茶の間」がオープンしました。こちらではお茶を楽しむだけでなく、抹茶のデザートもいただくことができます。こちらでお茶をいただくと、デザートにはコーヒーという固定観念が崩れるかもしれませんよ。
「茶茶の間」の店主とお茶との関係
家でお茶を飲む習慣があったものの、当時は日本茶よりも紅茶や中国茶が好きだったという店主の和多田さん。
大学時代においしい日本茶を飲む機会が何度かあり、そのときに、日本人なのに自分の国のお茶文化を全く知らないということを恥ずかしく思ったそう。それがきっかけとなって日本茶インストラクターの資格を取得。現在では多くの人に日本茶文化を広めています。
お茶の種類とこだわり
日本で現在流通している日本茶は、さまざまな農園の茶葉や品種をブレンドしたものお茶が主流となっています。しかし「茶茶の間」では単一農園・単一品種をこだわりとしているそう。
こうすることでそのお茶がもつ本来の香りや味を楽しむことができ、自然の味わいをも感じることができるのです。
店内には静岡県産を中心に約30種類のお茶が置かれ、限定の茶葉が販売されることもあります。
お店では全てのお茶のイメージに合わせて名前をつけているので、日本茶が分からない人でもその名前からどのようなお茶か想像することができますよ。
注文したのは「桜薫(さくらかおり)」。湯のみを手に取り鼻に近づけるとほのかに桜の香りがし、和菓子にとても合いそうです。お茶に渋みはほとんどなく、後味には想像していたよりも濃厚な香りが残ります。
お茶を注文するとカウンターで、一杯ずつていねいにお茶を煎れてくれます。その煎れ方には、技術と優雅な姿を感じることができるでしょう。
視覚から楽しむ抹茶デザート
お店ではランチセットとデザートを提供しています。とくに抹茶の手作りスイーツはとても人気があるそう。
こちらの「茶茶パフェ」にはわらび餅、小豆、白玉、手炒り焙じ茶の寒天の上に、抹茶のアイスクリームがボリュームたっぷりにのっています。アイスの上には茶葉を振りかけられていました。
アイスクリームを口に運ぶと、濃厚な抹茶の味に驚きます。アイスと一緒に白玉や寒天を食べ、様々な食感を楽しむことができるのも、このパフェの大きな魅力です。茶茶パフェと本日のお茶セット1,500円(税別)。
こちらの抹茶ティラミスは冬季限定の商品で、イチゴの旬に合わせて3月末までの発売です。
香り高い愛知県・西尾の高級抹茶を使用したスポンジケーキに、特製のティラミスのクリームを重ねたもので、スプーンを入れた瞬間に幸せが広がります。抹茶ティラミスと本日のお茶セット1,400円(税別)。
お家でお茶をいれよう! オススメのおみやげ
形の珍しい急須は店主が自ら考えて職人に手作りしてもらったもので、このお店でのみ購入できます。急須の底が浅くて広いのは熱量を均等に分散させるためで、日本茶をよりおいしくしてくれるそう。
店内にはオフィスでも飲める便利なティーパックも数多くあるので、自分用にも、友達へのおみやげにもぴったりです。
上述した30種類の茶葉もお店で丁寧に包装したものを購入することができます。お茶の手前に置かれたカードには、それぞれの茶葉の特徴、産地、製法と、風味の比較表が書かれています。
まとめ
日本では今日、コンビニや自動販売機で買った缶やペットボトルのお茶を手軽に飲むことができます。しかしその一方で、お茶の品質やその裏にある歴史などを気にすることが少なくなってしまっているのかもしれません。
一杯のお茶を楽しむ時間を通して、日本茶の良さをより多くの人に知ってもらえたら嬉しいと店主の和多田さんは考えています。東京を訪れたなら、表参道に行き、「茶茶の間」で日本茶ののおいしさを体験しましょう!
この記事は繁体字から翻訳・編集されたものです。