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府中「大國魂神社」へ、武蔵野国(東京・埼玉・神奈川一部)の守り神に会いにいこう!
東京都府中市に、東京や埼玉を開いた神様が祀られていることをご存知ですか? 1900年以上の歴史を持ち、東京・埼玉の守り神やその他たくさんの神様に参拝できる「大國魂(おおくにたま)神社」を紹介します。
こちらが参拝を行う拝殿(はいでん)。本殿は拝殿の奥にあるのですが、参拝者が入れるのはここまで。なお、本殿は3つの扉があり、中央の中殿に大國魂大神が、左右の東殿と西殿に六所の神々が祀られています。ぜひお参りをしましょう。
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さて、前述のように大國魂神社の境内にはいくつもの神社があります。安産の神様やお酒の神様など、いろんな神様が祀られているので、気になる神社があれば、ぜひチェックしてみてください。一部を紹介します。
宮乃咩(みやのめ)神社
最初の鳥居をくぐったあと、すぐ左側に見えるのが宮乃咩神社。日本で最初の武家政権を築いた武将・源頼朝の妻、北条政子(ほうじょうまさこ)の安産を祈願した神社で、今も多くの妊婦さんが参拝に訪れます。
絵馬だけでなく、穴の開いたひしゃく(※1)も、たくさん納められています。こちらは、「底から水が抜けるように、簡単に出産できますように」という願いを込めたもの。無事に願いが叶った場合も、ひしゃくを納めるそうです。
※1:ひしゃく……水をくむ、大きなスプーンのような道具。
水神社
拝殿の左側にあるのが水神社。深井戸の地下水がくみ上げられ、澄んだ水の流れを楽しめる神社です。
松尾神社
水神社の右隣にあるのが、酒造の神とされる松尾神社。すぐそばでは、酒造会社が奉納したたくさんの日本酒を見ることができます。お酒が好きな人には、ぴったりの神社ですね。
巽神社
松尾神社の右どなりにある巽神社。芸事の神様として知られています。
住吉神社・大鷲(おおとり)神社
大阪・住吉の神社と、同じく大阪・堺の大鳥神社の神様がここに祀られています。住吉神社は海上守護、大鷲神社は商売の神様で、毎年11月の酉の市には、大変にぎわいます。
いくつもの楽しみに出会える、都内でもオススメの神社
樹齢1000年の銀杏の木>
1カ所でいくつものご利益を得られる大國魂神社。気になる神社はありましたか? 境内にはこの他、拝むと産後の体の調子がよくなるという、樹齢1000年の銀杏の木や、相撲場などの見どころもあります。
また「くらやみ祭((4月30日〜5月6日))」や「すもも祭(7月20日)」などのイベントも開催されます。東京を訪れた際は、一度にいくつもの楽しみを得られる大國魂神社へ足を運んでみてはいかがでしょう。
宝塚・ミュージカル鑑賞、Jリーグサッカー観戦、WWE観戦、お酒、読書、料理、旅行が大好きな、元フジロッカー。東京西部の魅力を中心に、日本の素敵なところを、たくさん発信していきたいです。