東京近郊の最強パワースポットの1つ!三峯神社と氷の絶景を巡ろう
東京から3時間の距離にある埼玉県秩父市の三峯神社は、東京近郊の最強パワースポットの1つで、仕事や恋愛運向上のご利益があると言われています。近くでは岩清水が凍ってできる三十槌の氷柱も鑑賞できます。パワースポットと絶景を巡るモデルコースを紹介します。
「参拝してから、急に仕事がうまくいくようになった」「金運が上がった」。
多くの参拝者がそう語ることから、いまや東京とその近郊の6県を含む関東地方において最大のパワースポットの1つとして知られているのが、埼玉県秩父市にある三峯(みつみね)神社です。
仕事や金運、恋愛にご利益があると言われており、冬は近くで巨大な天然の氷柱(つらら)である三十槌(みそつち)の氷柱を見られるため、あわせて巡る人が多いそう。
そこで本記事では、東京から三峯神社と三十槌の氷柱を巡る、日帰り周遊コースをご紹介します。
東京発、パワースポット・三峯神社と冬の絶景・三十槌の氷柱を巡る1日コース
7:30 東京・池袋駅から「特急レッドアロー号」で出発!
西武池袋線の池袋駅から「特急レッドアロー号」に乗り、三峯神社の最寄り駅である西武秩父駅に向かいます。7:30発の「ちちぶ5号」を利用すれば、8:13には到着できますよ。
秩父地方を周遊したい場合は、西武線全線が1日1,000円で乗り降り自由となる「ワンデーパス(※1) 」がオススメです。詳しくは西武鉄道の公式HPをご覧ください。
※1:ワンデーパス……レッドアロー号乗車の際には、別途、特急料金が必要となります。なお、「ワンデーパス」が使えるのは訪日観光客のみです。
9:10 西武秩父駅からバスで三峯神社に向かおう
西武秩父駅から三峯神社までは、三峯神社行き急行バスで約1時間30分。便は1日に5本あり、始発は9:10、次の便は10:05になります。バスの車窓からは、荒川の美しい渓谷や、巨大ダムの絶景が楽しめますよ。
10:45 日本では珍しい「三ツ鳥居」をくぐって三峯神社へ
9:10の始発便に乗ると、10:45に三峯神社に着きます。神社は標高約1,100mの山の中にあるため、周囲の森が発する力強い自然のパワーが感じられるよう。
ここで出迎えてくれるのは、3つの鳥居が連なる「三ツ鳥居」。大きな鳥居の横に、2つの小さな鳥居が並んでいる、とても珍しい光景です。
その先の参道には、一見、狛犬(こまいぬ)のように見える石像が鎮座しています。
実はこちら、犬ではなくオオカミ。三峯神社周辺の住民は、江戸時代、イノシシなどから農作物を守る神の使者として、オオカミを崇めるようになったそう。近くで見ると、守り神らしい力強さが伝わってきます。
神秘のパワーに満ちた三峯神社を参拝後、パワースポットを巡ろう
参道を10分ほど歩いた先にあるのが、創建1900年の歴史を誇る三峯神社の拝殿。こちらでまずお参りしましょう。
参拝の仕方は、記事「いまさら聞けない 神社の正しい参拝方法」を参照ください。
極彩色の美しい華やかな装飾には、神道に関連した深い意味が込められているそうです。
上の写真をよく見てください。石畳の上に、龍の姿が浮き上がっているのがわかりますか?
2012年に突如、本殿の正面左側の石畳に現れたこの「龍神」は、水をかけるとその姿が浮かび上がります。見ると縁起がよいと言われているので、見逃さないようにご注意を。近くに水の入った桶が用意されていますよ。
拝殿手前の両脇には、樹齢約800年の2本のご神木が並んでいます。参拝をした後は、これらのご神木に触れてみましょう。不思議なパワーが身体に流れ込んでくるような感覚を覚えるかもしれません。
本殿から奥へ向かって山道を5分ほど進むと、大きな絵馬をかたどった、ハートマークが描かれた看板を掲げた礼拝所が見えます。この裏側には、まるで恋人のように寄り添って立つ2つのご神木があることから、ここは恋愛のパワースポットと呼ばれています。
この礼拝所に好きな人の名前を紙に書いて”こより”(※2)にして納めると、恋が成就するとか。
※2:こより……紙を細かく裂いてより合わせたもの。
境内には、秩父の山々の絶景を楽しめる展望台、遥拝殿(ようはいでん)もあります。
銀メダリスト・浅田真央も持っている三峯神社の「氣」のお守り
神秘のパワーに常に触れていたい方に三峯神社でぜひ手に入れてほしいのが、こちらの「氣」のお守り。中にご神木の一部が入っており、いつでも三峯神社のパワーを感じることができるそう。1体1,000円。
「氣」のお守りは、常時、赤・黒・緑・桃色が販売されていますが、毎月の1日にだけ頒布される特別な白色のお守りも。
この白い「氣」のお守りは、特に強いパワーをもらえると言われ、2010年のバンクーバーオリンピックで銀メダルに輝いた女子フィギュアスケート選手、浅田真央(あさだ・まお)選手が持っていたことで有名です。
12:30 ランチは「大島屋」の人気グルメ「わらじカツ丼」を!
昼食には、絶品の秩父グルメを楽しみましょう。観光客に特に人気なのが、三峯神社のすぐそばの「大島屋(おおしまや)」。
地元食材を使った「くるみそば」をはじめ、さまざまな秩父らしいグルメが楽しめる「大島屋」。中でもイチオシは「わらじカツ丼」(税込1,000円)。甘塩っぱいソースにくぐらせたボリュームたっぷりのカツを食べれば、お腹いっぱいになること間違いありません。
広々とした店内には座敷も用意されているので、家族や友達とくつろぐこともできますよ。
14:55 雪と氷の絶景・三十槌の氷柱を見に行こう!
三峯神社を14:30のバスで発ち、25分ほどで三十槌の氷柱が見えてきます。冬の寒さによって生まれる巨大な氷柱は、氷の芸術と呼ぶにふさわしい絶景。
日本国内には、人の手によって作られた氷柱を楽しめるスポットが複数あります。しかし、三十槌の氷柱には、珍しい天然の氷柱もあります。
その氷柱は、天然でありながら、なんと最大幅30m、高さ8mにもなるそう。自然が作り出した氷の奇跡を堪能しましょう。
近くの「ウッドルーフ奥秩父キャンプ場」では、手軽に味わえるグルメや秩父の特産品も販売されています。帰りのバスを待つ間、ぜひこちらにも寄ってみて。
16:45 駅に併設された「祭の湯」で温泉を楽しもう
画像提供:西武鉄道株式会社
三十槌の氷柱から15:55発のバスに乗ると、16:45頃に西武秩父駅へ着きます。三十槌の氷柱を出発するバスの最終便は16:55なので気を付けてくださいね。
西武秩父駅に併設された施設「祭(まつり)の湯」には、温泉や秩父のおみやげもあります。ここで、冷えた身体を温めてから帰路につくのも、日本らしい体験になるのでは。
もっと堪能したい人には、レンタカーの旅や宿泊コースがオススメ
レンタカーを使えば、三十槌の氷柱のライトアップも楽しめる!
三十槌の氷柱では、17時過ぎから美しいライトアップが楽しめます。バスは16:55が最終便なので、ライトアップを楽しみたい方は、レンタカーやタクシーを活用しましょう。
レンタカーの借り方は、記事「日本でレンタカーを借りる方法。必要なものやかかる費用などまとめ」を参照ください。
ただし、寒さの厳しい季節なので、レンタカーを運転する場合は、道路の凍結にご注意を。雪道の運転に慣れていない場合は、無理をせずタクシーを利用しましょう。
三峯神社の宿坊に泊まれば幻想的な雲海が見られることも!
三峯神社の境内には宿泊施設「興雲閣(こううんかく)」があり、泊まりがけで楽しむことも可能。ゆっくりと過ごしたい方にオススメです。
画像提供:三峯神社
三峯神社の遥拝殿からは、早朝、幻想的な雲海が見られることがあります。宿泊する方は、がんばって早めに起きてみて!
このほか、秩父地方には多くの魅力的な宿泊スポット、グルメがあります。ぜひ秩父の旅を満喫してくださいね。
埼玉県のこのほかの観光スポットを知りたい方は、こちらの埼玉県特集もご覧ください。
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※本記事のバスの運行時刻は、すべて2017年のものです。時刻表も参照ください。
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