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岡山・倉敷の観光・グルメ・ショッピングを満喫!岡山モデルプラン
岡山の観光地、倉敷をはじめとする主要なスポットはもちろん、インスタ映えも狙った絶景スポットもご紹介。買い物&グルメで押さえておきたいお店もピックアップしました。
岡山で充実の旅を!
瀬戸内海に面した温暖な気候で名産物も多く、フルーツ王国としても知られる岡山県。
今回は、倉敷など岡山の人気観光スポットを回る、2日間のモデルプランをご紹介。また、少し足を伸ばしてでも訪れたいインスタ映え確実の絶景スポットや、買い物&グルメで押さえておきたいお店もピックアップしました。日本らしい風景と味が楽しめる、充実の旅になること間違いなしです。
台湾〜岡山は飛行機直通!
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
岡山へのアクセスはさまざまな方法がありますが、空路では「岡山桃太郎空港」が便利。
なんといっても注目なのが、日本の主要都市に就航している台湾の格安航空会社「tigerair」が岡山へも直行便を運行しているということ。2019年6月現在、桃園~岡山間を往路復路ともに毎日1便運行しています。
空港からはリムジンバスが出ており、岡山駅へは30分(片道760円)、倉敷駅へは35分ほど(片道1,130円)。
岡山桃太郎空港HP https://www.okayama-airport.org
1日目:
観光名所・倉敷を満喫!
まずは、岡山を代表する観光名所・倉敷を回る1日プランをご紹介。倉敷は岡山の西部に位置し、歴史的建造物が立ち並ぶ「倉敷美観地区」や美術館など、見どころが満載です。
1.古きよき街並みが広がる「倉敷美観地区」へ
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
はじめて倉敷を訪れるなら、必ず立ち寄りたいのが美観地区です。江戸時代から明治にかけて貿易の集積地だったことから栄えた土地で、倉敷川沿いを中心に蔵や町屋など、日本伝統の建造物が保存されています。
商店やカフェ、博物館などとして再利用されたり、人々が今も暮らしている建物もあります。美観地区へは、倉敷駅から1キロメートルほどで、徒歩約10分。
2.小舟に揺られながら優雅に街並み散策
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
美観地区を流れる倉敷川では、船でのんびり遊覧できる「舟流し」が行われています。柳がかかる川を船頭さんが案内してくれるので風情たっぷり。天気がよければぜひ楽しんでみてください。
倉敷川舟乗り場 Google Map
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
時間があれば、エル・グレコやゴーギャンなど世界的にも貴重な近代美術作品が展示され、町のシンボルともなっている「大原美術館」も押さえたいスポットです。
大原美術館
住所:岡山県倉敷市中央1-1-15 Google Map
公式HP:https://www.ohara.or.jp/
3.ぜひ立ち寄りたいカフェ
Picture courtesy of 有鄰庵
美観地区には古民家を改装したおしゃれなカフェが数多くあり、なかでも注目のお店をご紹介します。
まずは町屋をリノベーションした「有鄰庵(ゆうりんあん)」は、ゲストハウスも運営している和風モダンなカフェ。かわいらしい顔が描かれた名物「しあわせプリン」を求めて、訪日客も多く訪れます。中国語で内容を紹介したメニューも用意されてるので安心です。
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
「語らい座 大原本邸」は、この地の紡績産業を支えてきた大原家の歴史や貴重な史料を紹介する建物。この館内にも、建物の雰囲気を味わいながらコーヒーを飲むことができるブックカフェがあります。
4.デニムアイテムが集まる「倉敷デニムストリート」
Picture courtesy of 倉敷デニムストリート
倉敷市は国産デニム発祥の地として知られる土地。市南部の児島地区がその中心地です。その魅力は、縫製の丁寧さや美しい色。
そんな国産デニムアイテムがぎっしり並んでいるのが、倉敷川沿いに店を構える「倉敷デニムストリート」です。
Picture courtesy of 倉敷デニムストリート
ジーンズはもちろん、デニムのワンピースやジャケット、バッグやアクセサリーなどファッションアイテムが充実していて、きっとお気に入りの一品を見つけることができますよ。
デニムまん Picture courtesy of 倉敷デニムストリート
さらにデニムの色をモチーフにしたオリジナルのドリンクやデザートもあり、こちらの名物となっています。タピオカドリンクやソフトクリームもキレイな青色。その色のインパクトで人気を集めている「デニムまん」はぜひ食べておきたい一品です。
倉敷デニムストリート
住所:岡山県倉敷市中央1-10-11 Google Map
5.時代を超えて親しまれる「倉敷帆布」
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
「倉敷帆布」も、デニムとともに倉敷の名産。帆布とは、江戸時代末期から帆船に使われていた布で、現在もトートバッグや油絵のキャンバスなど、さまざまなところで使われている素材です。国内では約7割が倉敷で作られていて、倉敷帆布は高品質な帆布の代名詞となっています。
美観地区にもそんな倉敷帆布のお店があるので、ぜひのぞいてみてください。「バイストン倉敷美観地区店」のカラフルなバッグはどれもファッショナブルで、年代問わず楽しめますよ。
6.「三井アウトレットパーク 倉敷」でショッピング三昧
Picture courtesy of 三井アウトレットパーク 倉敷
美観地区で観光を楽しんだ後は、倉敷駅北口から徒歩約3分という便利なロケーションにある「三井アウトレットパーク 倉敷」へ。
こちらではパスポートを提示すればスペシャルクーポンをプレゼントなど、訪日観光客向けにさまざまなサービスが実施されています。国内外のブランドショップが充実しており、50以上の店舗で免税対応もしているので、ショッピングを楽しみたい方はぜひ立ち寄ってみてください。
三井アウトレットパーク 倉敷
住所:岡山県倉敷市寿町12-3 Google Map
公式HP:https://mitsui-shopping-park.com/mop/kurashiki/
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2日目:
岡山の定番観光地巡り
「【OKAYAMA】岡山の定番観光スポット「後楽園」「岡山城」へは路面電車が便利!」より
続いては岡山城や後楽園など、歴史的名所が多数ある岡山市内をご案内。
岡山城など、市内中心地の観光スポットを巡るには路面電車を利用するのが便利です。東山線に乗って「城下(しろした)」で下車すれば、徒歩10分以内で岡山城や後楽園に到着。料金も100円とリーズナブルです。
1.漆黒の天守閣がそびえ立つ「岡山城」へ
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
岡山城は、その黒い姿から烏城(うじょう)とも呼ばれている名城。地上6Fの天守閣(※1)からは、岡山市内を見渡すことができる絶景が広がっています。
ほかにも天守閣内部では、戦国時代にこの地を統治した宇喜多直家(うきた なおいえ)やその後代々城主を務めることとなった池田家の史料を紹介しています。当時の衣装を身に着けることができる着付け体験も無料で行われていて、旅の記念にぴったりです。
※1:天守閣……日本の城郭に建てられるもっとも高い建築物のこと。その城のシンボルとなる。
岡山城
住所:岡山県岡山市北区丸の内2-3-1 Google Map
公式HP:https://okayama-kanko.net/ujo/english/index.html
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2.日本三名園「後楽園」
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
岡山城の隣に広がるのが、金沢の兼六園(けんろくえん)、水戸の偕楽園(かいらくえん)とあわせて「日本三名園」として知られる、後楽園(こうらくえん)。江戸時代にこの地を治めていた藩主(※2)がつくらせた、大名庭園と呼ばれる豪華な庭園です。
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三ツ星も獲得していて、築山(※3)や水路、茶室などが配された景色はどこから見ても絵になります。美しい緑の芝生、桜やツツジなど四季折々の花々で彩られた庭園を散策したりお茶を楽しんだりしましょう。所要時間は1~2時間程度。
※2:藩(はん)……江戸時代に大名が支配していた領域。藩主は藩の領主。
※3:築山(つきやま)……日本庭園で、山に見立てて土や石を盛ったところ。
後楽園
住所:岡山市北区後楽園1-5 Google Map
公式サイト:https://okayama-korakuen.jp/
3.ランチに岡山のブランド牛「千屋牛」を
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
岡山での食事でぜひ食べておきたいのが、地元のブランド牛「千屋牛(ちやぎゅう)」。バランスのよい脂身と上質な赤身が特徴で、とても希少な牛肉として知られています。
岡山駅近くならば、駅西口から徒歩5分ほどの場所にある「焼肉J's苑」や、駅東口から徒歩5分の「肉のほそだ」などがカジュアルに楽しめる人気店。駅周辺のホテルレストランでも千屋牛を提供するお店があります。
4.岡山随一のパワースポット「吉備津神社」へ
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
岡山駅から今度はJR吉備線に乗り15分。吉備津(きびつ)駅から徒歩10分の場所にあるのが岡山随一のパワースポット、吉備津神社です。ここは日本を代表する昔話「桃太郎(※4)」のルーツともいわれる、鬼退治の伝説が伝わる神社。
本殿は日本でもここだけという、社殿が2つ重なったような珍しい様式で、また本殿から続く約400メートルの美しい回廊など、見どころ満載です。縁結びや安産、長寿などさまざまなご利益があるとされるので、ぜひ参詣しておきましょう。
※4:桃太郎(ももたろう)……桃から生まれた桃太郎という男の子が、猿・キジ・犬とともに鬼を退治しに行くというストーリーで、日本で広く知られる物語。
吉備津神社
住所:岡山県岡山市北区吉備津931 Google Map
公式HP:http://www.kibitujinja.com/
5.岡山駅すぐ「イオンモール岡山」でショッピング
Picture courtesy of イオンモール岡山
岡山駅からすぐの場所にあり、ファッション、雑貨、フードなど350店舗のさまざまな施設が一堂に集まっているのが「イオンモール岡山」。
特に飲食店は70店舗以上あり、寿司やしゃぶしゃぶなど日本食をカジュアルに楽しめるお店が多いので、ファミリーにはぴったり。免税店も60以上あり、フリーWi-Fiスポットも充実しています。JR岡山駅改札から地下道を通れば、約5分でたどり着きます。
ショッピングならば岡山駅の駅ビル「さんすて岡山」も、郷土料理や和菓子など地元の名店の味が一通りそろっているのでオススメ。
また岡山駅から岡山城までのエリアには商店街が多く、夜は居酒屋など飲食店がにぎわいます。岡山駅前商店街のほか、レトロな雰囲気の奉還町商店街や老舗も多い表町商店街など、時間があればぜひ歩いてみてください。
イオンモール岡山
住所:岡山県岡山市北区下石井1-2-1 Google Map
公式HP:https://aeonmall-okayama.com/
6.ディナーで岡山のソウルフードを満喫
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
夜は岡山の繁華街でローカルフードを味わってみてください。「デミかつ丼」は豚カツが乗ったどんぶりにデミグラスソースをかけたご当地料理。食堂や喫茶店などで提供していますが、その名店として人気なのが「味司 野村」や「やまと」。行列ができることが多いですが並んでも食べる価値ありです。
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
そして瀬戸内海の海の幸も忘れてはいけません。その贅沢な味わいで人気なのが「カキオコ」。岡山県の備前(びぜん)市日生(ひなせ)地区の名物で、お好み焼きに牡蠣をたっぷり入れて焼き上げた旨味たっぷりの料理。
岡山駅周辺ならば「お好み焼き もり」が人気店です。
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
ほかにも魚介やきのこ、野菜などさまざまな具材が酢飯の上にのった「岡山ばら寿司」や、酢で締めた小魚で作る「ままかり寿司」など、瀬戸内海の魚介で作る郷土料理はぜひ食べておきたい一品です。
番外編:わざわざ行きたい県内の絶景&癒しスポット
1.雲海に浮かぶ山城「備中松山城」
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
県北西部の山間にある「備中松山城」は日本三大山城に数えられる名城。天空の山城とも呼ばれ、その絶景を求め多くの人が訪れています。写真のような雲海に浮かぶ城を望むには展望台へ。特に10月下旬〜12月上旬にかけての、天気がよく寒暖差が大きい日の早朝を狙っていくと、見られる可能性が高いそうです。
岡山駅からは電車とバスを乗り継いで約2時間。標高430メートルの場所にある天守までは、さらに切り立った岩が並ぶ坂道を20分ほど歩きます。シーズンには最寄り駅の「備中高梁駅」から展望台まで往復してくれるタクシー(備中松山城観光乗合雲海タクシー)が運行しています。
備中松山城
住所:岡山県高梁市内山下1 Google Map
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2.搾りたてミルクを味わおう!「蒜山高原」
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
蒜山(ひるぜん)高原は、岡山県最北部にある山に囲まれた高原地帯で、酪農が盛んなことでも有名です。
ジャージー牛と触れ合ったり牧場グルメを満喫できる「ひるぜんジャージーランド」は特に人気のスポット。絞りたてのミルクで作ったソフトクリームやステーキ、チーズフォンデュなどをぜひ味わってみてください。ほかにも遊園地やハーブガーデン、温泉、キャンプ場などさまざまな施設があります。岡山市内からは車で2時間ほど。
蒜山高原
住所:岡山県真庭市蒜山上福田 Google Map
公式HP:https://www.maniwa.or.jp/hiruzen/
3.瀬戸内海に浮かぶ“猫島”「真鍋島」
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
瀬戸内海に浮かぶ真鍋(まなべ)島は、“猫島”として人気が高い島。島で出会うのは人よりも猫のほうが多いほど。写真を撮影したり、触れ合ったり、島の環境を損なわないことに気をつけて思い思いに楽しんでみてください。
岡山駅からJR山陽本線で約40分の笠岡(かさおか)駅から、定期旅客船が1日8本ほど運行しています。飲食店や展望台なども近い本浦(ほんうら)港で下船し、島へ上陸しましょう。
真鍋島(本浦港)
Google Map
公式HP:https://www.kasaoka-kankou.jp/island/manabeshima
台湾から直通飛行機で行く、岡山オススメ3泊4日コース
台湾から岡山へ直通便で来る方へ! 台湾から運行している飛行機の時間に合わせた、3泊4日のモデルコースを作ってみました。直通便を使う場合は、こちらのコースが回りやすいですよ。
1日目:移動&ショッピング
岡山駅 Picture courtesy of 岡山県観光連盟
台湾からの直通便は、岡山空港に夕方到着します。初日は岡山駅へ移動して、駅周辺でショッピングや食事を楽しみ、2日目以降に備えましょう。
15:05 岡山空港着
16:00 岡山空港発のバス乗車
16:30 岡山駅着
17:00~19:00 駅前商店街、イオンモールなどでショッピング
夕食 千屋牛を食べに鉄板料理店へ
2日目:岡山エリア観光
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
2日目は、岡山駅周辺の定番スポット、岡山城、後楽園、吉備津神社を訪ねます。ランチとディナーは岡山の名物グルメをぜひ!
午前中 岡山城、後楽園を散策
ランチ 路面電車で市内のデミかつ丼の店へ
午後 吉備津神社へ
ディナー 駅前のお好み焼き店でカキオコを食べ、商店街で庶民的な居酒屋をハシゴ
3日目:倉敷観光
Picture courtesy of 岡山県観光連盟
3日目は、倉敷を1日満喫! 美観地区や古民家カフェなどをまわり、アウトレットでたっぷりショッピングも。
午前〜午後 倉敷美観地区を散策&ランチ
夕方 三井アウトレットパーク倉敷でショッピング
4日目:ショッピング・移動
最終日は、午前中はフリータイム。イオンモールや駅ビルでおみやげ探しをするのもよいでしょう。お昼のバスで空港へ向かいます。
午前中 イオンモール岡山&岡山駅ビルでおみやげ探し&ランチ
12:30 岡山駅発のバスで空港へ
大阪・東京・広島から、岡山へのアクセスは?
大阪〜岡山駅へのアクセス
大阪からは山陽新幹線での移動が乗り換えもなく便利です。新大阪~岡山間は「のぞみ」で50分ほど(自由席で5,500円)。
東京〜岡山駅へのアクセス
東京からは羽田空港から岡山空港行の飛行機便が各社計10便ほど運行しています。
新幹線であれば約3時間20分かかりますが、空路ならば約1時間15分。安く効率よく、ということであれば21:00前後に新宿を出発し、翌朝岡山駅に着く夜行バスも運行しています。
広島〜岡山駅へのアクセス
人気の観光都市・広島は、岡山と同じ山陽エリアにあり、合わせて訪れたい都市。
広島駅から岡山駅までは在来線で3時間ほどかかりますが、新幹線に乗車すれば40分で行くことができます。ほかにも高速バスが1日約10往復しており、料金は片道2,900円、往復5,200円。通常は2時間30分ほどで到着します。
最後に
倉敷をはじめ魅力的な観光地が満載の岡山。シーズンならば、桃やブドウなど名産のフルーツを使ったジュースやケーキを味わうことも忘れずに! 東京や大阪のように人も多くないので、自然や歴史、地元の味に触れながらゆったり、のんびり旅を楽しむことができますよ。
Main image courtesy of 岡山県観光連盟
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旅とグルメをこよなく愛する、さすらいのフリーライター。