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【岡山県】後楽園とあわせて訪れたい岡山城〜概要・アクセス・見どころなど〜
岡山城は、岡山県岡山市にある城。壁や瓦が真っ黒な重厚な見た目が特徴です。城の隣には、城主が愛でた広大な日本庭園「後楽園」があります。後楽園と一緒に訪れたい岡山城の基本情報やアクセス、見どころを紹介します。
岡山城とは
岡山城(おかやまじょう)は、岡山県岡山市にある城。壁や瓦が真っ黒な重厚な見た目が特徴で、別名・烏城(うじょう、Crow Castle)と呼ばれています。天守(※1)に金の鯱が載っていることから、金烏城(きんうじょう)とも呼ばれることも。
城の隣には、広大な日本庭園「後楽園」があります。この庭は、金沢の兼六園、水戸の偕楽園とともに日本三名園にも選ばれるほど、景観の美しい庭とされています。
岡山城は、1346年ごろに築かれた城が起源とされています。以降、幾度かの増築・改築を経て1600年代頃に一応完成形となりましたが、1800年代後半に起こった明治維新(※2)や第二次世界大戦の戦火により天守や櫓(やぐら)といったほとんどの建物がなくなりました。
現在見られる城は、1950年代以降の戦後に再建されたもの。月見櫓(つきみやぐら)など、一部のみ400年前の建造物が現存しています。
後楽園と一緒に訪れたい岡山城の基本情報やアクセス、見どころを紹介します。
※1:天守……日本の城郭に建てられる最も高い建築物のこと。その城のシンボルとなる。
※2:明治維新……江戸幕府が倒されてから、明治政府誕生に至るまでの一連の改革のこと。
岡山城の基礎情報
画像提供:公益社団法人岡山県観光連盟
岡山城は12月29日~31日が定休日になっていますが、それ以外は9:00〜17:30まで開いています。入場は17:00までです。
入場料は大人300円、小・中学生120円です。
岡山城・後楽園共通券もあります。大人560円、小・中学生260円です。
岡山城への行き方
岡山の中心にあるJR岡山駅から岡山城までは、路面電車で行きます。東山行きに乗車し、城下(しろした)停留所で下車します。料金は大人100円、子ども50円です。停留所からは徒歩10分ほどです。
東京から岡山までの行き方について詳しくは「岡山・倉敷の観光ガイド保存版。エリア説明、観光スポット、グルメ、イベントなどまとめ」の記事をご覧ください。
岡山城の見どころ
画像提供:公益社団法人岡山県観光連盟
天守閣
天守は、望楼型(ぼうろうがた)と呼ばれる姫路城と同じ建築様式のもの。戦国時代に広まったスタイルで、建物の上部に遠くを見渡すための物見櫓(Defensive tower)をもっています。
外壁に黒く塗った板を張っているため全体的に黒く見え、このことからカラスを意味する烏城(うじょう)とも呼ばれています。
現在、天守閣の内部は、岡山城の歴史にまつわる資料を展示する資料館になっています。
月見櫓(つきみやぐら)
明治維新や戦争で大部分がなくなってしまった岡山城ですが、天守の隣に建つ月見櫓や一部の門は400年以上前に建てられたものが現存しています。
月見櫓とは、城の裏口を守護する役割を担っていた塔。天守とは異なり、こちらは白い壁が特徴です。国の重要文化財にも指定されています。
岡山城の季節のイベント
通年:ライトアップ
画像提供:公益社団法人岡山県観光連盟
日没~24時まで、年間を通してライトアップが行われています。また、4月末から5月はじめの日本の連休・ゴールデンウイーク期間中や8月や11月などの行楽の時期には、提灯や燈籠を使ったライトアップイベントが行われます。
ゴールデンウィーク:月見櫓の特別公開
毎年5月はじめの週末には、普段は入場できない月見櫓の内部を見学できます。
岡山城周辺の観光スポット
後楽園
画像提供:公益社団法人岡山県観光連盟
岡山城を訪れたら、ぜひ後楽園も訪れましょう。後楽園は、岡山城や遠くの山を庭の一部に見立てる「借景」と呼ばれる造園の技法を取り入れた日本庭園です。
春はサクラ、夏は睡蓮、冬は椿など季節ごとの花々が咲き誇る様子も見ることができます。
※移動時間や交通費の情報は各施設の公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年4月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。