旅の準備はじめよう

美しい着物を身にまとい、京都の街を上品に歩く舞妓さん。そんな舞妓さんの舞を鑑賞したり、お座敷遊びを体験できる、訪日旅行者向けのサービスを紹介します。一緒に遊んで最後は記念撮影もできる、大満足のプランです。
続いてはお待ちかね、舞妓さんの舞が始まります。
だらりの帯(※2)の舞い姿、素敵です。
※2:だらりの帯……着物を締める「帯」を、後ろに長く垂らす結び方。
日本を感じさせる優雅さや華やかさ、やさしく穏やかな風情に見惚れてしまいました。
本プログラムの目玉は、なんといっても舞妓さんと直接お話できる歓談の時間。
舞妓さんと通訳者が各テーブルを順番に回ると、参加者の方から様々な質問が投げかけられます。その一部を紹介します。
ーお休みの日はどんな風に過ごしているの?
ふく乃さん:パンが好きやさかいにパン屋さん巡りをしてます。
ーこの世界に入ったきっかけは?
ふく乃さん:11(歳)の時に京都に旅行に来て舞妓さんをみて、ええなぁ、と憧れたんどす。
ー舞妓さんになって良かったことは?
ふく乃さん:いろんなお仕事の方とお話できるのが楽しおす。ほかにも町で見かけたら一緒に写真を撮ってと言われるのは嬉しおす。
ー困ったことや嫌なことは?
ふく乃さん:外歩いてて触られたり、引っ張られたりするのは怖い思います。祇園町には、舞妓さんに触らんようにて立て看板があるんどす。
細かな質問までちゃんと答えてくれるふく乃さん。京都弁での控えめな物の言い方、声まで可愛いらしいです。
歓談のあとはお座敷遊び。昔から料亭や茶屋(ちゃや:芸者・舞妓がもてなしてくれる飲食店)で楽しまれたレクリエーションを、実際に体験できます。
こちらは、「とらとら」という屏風(びょうぶ:部屋のしきりに使う家具)を立てたじゃんけん遊び。
男女を問わずに遊べます。
これは「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」という拍子遊び(=リズムゲーム)。
負けるとお茶かビールを飲むのがルール。その折、舞妓さんが拍子をとって歌ってくれます。
飲み干せば「おにぃーさんはおつよい!」と褒めてくれるので、負けても気分は上々です。
勝てば賞品もありますよ!
最後は記念撮影の時間。参加者のみなさんの笑顔を見れば、プログラムが充実していたことがわかりますね。
アメリカからのご家族連れ。
ニューヨークからやってきた女性2人組。
舞妓さんとの自撮りをシェアしたら、友人にも驚かれそう。
最後に参加者のみなさんに感想を伺いました。
「今回そばで舞妓さんの舞を観たり話したりしたけれど、TVと違って本当にすごい! とてもきれいだしエレガント。所作がとても美しい」
「直接話すことで親しみを持てて良かった。特別な世界の人だと思っていたけど普通の女の子なのね。これは文化なのだと気付いたわ」
「体験することって大事ですね。ここに日本文化があるのだと感動しました」
どなたも楽しみつつ、日本について新たな発見ができた様子。舞妓さんと過ごす本プログラムは、オススメの京文化体験です!
プランへの参加は予約必須。 ENCHANTED TIME WITH MAIKOから申し込めますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ライター
京都生まれの京都育ち。日本の魅力をさまざまな角度からご紹介します。 趣味は、ケーキを焼いてのティータイムを過ごすこと。読書。寺社散策です。