広島空港発!「関西広島エリアパス」で5泊6日で岡山・広島グルメを制覇!
獲れたてのカキに、脂ののったあなご飯、新鮮ないちご狩り体験、卵かけご飯……。広島と岡山を訪れる際には、ぜひ食べたい絶品です。15,000円以下で購入できる「関西広島エリアパス」を使って広島・岡山のグルメを楽しむ5泊6日のモデルコースをご紹介します。
広島・岡山のグルメが楽しめる「関西広島エリアパス」
広島県や岡山県には、特大のカキやお好み焼き、新鮮ないちご、卵かけご飯などの多くのグルメがあります。
これらを制覇したい方には、JR西日本の「関西広島エリアパス」がオススメです!
15,000円以下で5日間乗り放題!「関西広島エリアパス」の使い方
JR西日本の公式HPより
JRのフリーパスというと、30,000円弱で7日間、JRが乗り放題になる「Japan Rail Pass」が有名ですが、「関西広島エリアパス」は関西をより集中的、かつお得に旅したい人に適しています。
「関西広島エリアパス」は、14,500円(6~11歳の子どもは7,250円、旅行代理店経由では13,700円)で関西方面のJRが5日間、乗り放題になるフリーパス。大阪⇔広島間の新幹線(自由席)、京都や鳥取への特急でも使えます。
購入する際は、事前予約をしましょう。旅行会社や、以下のサイトからできますよ。
※予約後は、所定のJRの駅の「みどりの窓口」あるいは「みどりの券売機」でパスを引き換えできます。QRコードが印字されたEMCO(E ticket)をお持ちで、かつパスポートがIC対応の方は、「みどりの券売機」での引換がオススメです。画面操作はこちら。紙のバウチャーをお持ちの方は「みどりの窓口」で引き換えてください。
広島・岡山グルメを巡る5泊6日のモデルコース
本記事では、「関西広島エリアパス」を使ったモデルコースを紹介します! 入国場所は広島空港としましたが、関西空港や岡山空港からでも楽しめるので、皆さんが行きやすい空港を選んでくださいね。
岡山・広島の定番スポットや絶景を巡りたい方は、以下の記事も参照ください。
※電車やバス、フェリーの時刻は2020年3月時点のものです。
1日目 広島空港から広島駅へ
Photo by pixta
広島での「関西広島エリアパス」の交換場所は、JR広島駅の「みどりの窓口」か「みどりの券売機」になります。広島空港から広島駅までは直通バスでおよそ50分で行けます。バスから電車に乗り換える方法もあります。
詳細は広島空港の公式HPをご覧ください。
2日目 宮島のカキ、あなご飯、もみじ饅頭
2日目は朝に宮島へ行きましょう! JR広島駅からJR宮島口駅まで電車に乗って約30分です。
島田水産の新鮮なカキ
Picture courtesy of 島田水産
日本三景の厳島神社で知られる宮島は、カキの名産地でもあります。新鮮なカキ料理を味わいたければ、JR宮島口駅から徒歩約10分の「島田水産」がオススメです。
「島田水産」は、新鮮なカキが食べられるカキ小屋(食堂)を運営しているほか、体験コース「水揚げ見学と厳島神社沖遊覧」(大人1人3,000円)を提供しています。
Picture courtesy of 島田水産
同体験コースでは、イカダからカキが引き上げられる迫力満点のシーンと、ベテランスタッフによる高速カキ剥きを見ることができます。実がぎっしり詰まったカキを使った漁師風の雑炊も味わえますよ。
体験の詳細は、「島田水産」の公式HPをご覧ください。参加したい方は主要旅行会社のHPやアクティビティ予約サイト「KLOOK」から申し込むか、島田水産のFacebookに英語でメッセージを送ってみましょう。また、宮島周辺の宿泊施設を通して予約することもできます。
あなご飯
Picture courtesy of 広島県
宮島はあなごの名産地です。タレを付けて蒲焼にしたあなごをご飯の上に置けば、宮島の郷土料理、あなご飯(めし)の出来上がり。柔らかいあなごの肉に、香ばしいタレの香りが食欲をそそります。
宮島には、「うえの」「まめたぬき」といったあなご飯の名店があります。
もみじ饅頭
Picture courtesy of 広島県
小麦粉、砂糖、卵、はちみつなどの素材で作った皮で小豆を包みこんだもみじ饅頭は、宮島の人気スイーツ。オススメ店は「藤い屋」「紅葉堂」などです。
3日目 お好み焼と日本酒
3日目は、広島市中心部でお好み焼を味わった後、日本酒の名産地である西条へと向かいましょう。
お好み焼
Picture courtesy of 広島県
広島のお好み焼は、まず小麦粉ベースの生地を薄く焼き、それから野菜、肉といった具材を焼き、最後に焼きそばと目玉焼きの上にそれらを載せてつくります。パリッとした生地、シャキシャキした野菜、しっかりした食感の焼きそばが、立体感のある味を生み出します。
広島市中心部にある「お好み村」には、お好み焼きの名店が軒を連ねています。広島駅から広島市内循環バス「めいぷる〜ぷ」グリーンルートに乗車して約20分、「新天地」バス停で下車し、徒歩3分ほどで行けます。詳細は広島市内循環バスの公式HPをご覧ください。
「賀茂鶴」の日本酒
JR西条駅から徒歩5分ほどの所にある「賀茂鶴」は、政財界の著名人たちに愛されてきた日本酒の蔵元。
「大吟醸特製ゴールド賀茂鶴」(180ml、税込600円)は、オバマ前米国大統領が訪日した際、非公式の会食で供されました。優雅で芳醇な味わいは、おいしい料理にぴったりです。
「賀茂鶴」の見学室直売所では、30種類以上のお酒を販売しています。訪日観光客にも人気の梅酒(720ml、1,650円)は紀州南高梅を使っており、日本の梅酒品評会で3度金賞を獲得し、殿堂入りしています。
写真が好きな人は、見学室直売所にある酒づくりの道具と一緒に撮ってみてはいかがでしょうか? いい思い出となりますよ。
JR広島駅からJR西条駅までは36分ほどです。JR山陽本線「糸崎行き」あるいは「白市行き」に乗りましょう。
4日目 倉敷の「しあわせプリン」と岡山市のいちご狩り
4日目は倉敷の人気プリンと、岡山市のいちご狩り体験を楽しみましょう。
「有鄰庵」の「しあわせプリン」
Picture courtesy of カフェ有鄰庵
江戸時代(1603~1868年)の雰囲気が漂う倉敷。ここにある築100年以上の古民家を改築した「有鄰庵」は、人気のゲストハウス兼カフェです。
Picture courtesy of カフェ有鄰庵
ここの人気スイーツが「しあわせプリン」(400円)。しっとりとした口当たりと、とろけるような濃厚な味わいが特徴です。
このプリンを食べた人が、その後、結婚したり、仕事が見つかったり、宝くじに当たったりするといった幸運が相次いだのだとか。そのため、今では倉敷で必ず食べたいラッキーグルメとなっています。
「有鄰庵」は、JR倉敷駅から徒歩約10分の距離にあります。JR西条駅から倉敷駅に行くには、まずJR山陽本線「糸崎行き」でJR糸崎駅まで行き、「岡山行き」に乗り換えましょう。所要時間は2時間ほどです。
岡山市サウスヴィレッジのいちご狩り
“あきひめ”、“かおりの”など5種類のいちごを栽培している「岡山市サウスヴィレッジ」では、いちご狩りが楽しめます。
ここには、「40分間いちご狩り食べ放題」(大人1,800円、幼児1,500円)と、「量り売り」(100グラム/230円)の2つのプランがあります。
受付カウンターで練乳を購入可能(300円)
スタッフが当日、いちごの生育状態を見て、収穫できる品種を案内してくれます。筆者が行った日は、”かおりの”でした。”かおりの”は果肉が厚く、果汁が多くて酸味が少なめです。10個食べてもまだ足りないほどおいしかったです。
体験の予約に関しては、公式HPをご覧ください。不明な場合、お問合せフォームから英語での問い合わせが可能です(いちごの収穫時期は1月初旬~6月初旬)。
「岡山市サウスヴィレッジ」は、JR備前片岡駅から徒歩約7分で行けます。倉敷から行く場合、まずJR山陽本線「岡山行き」でJR岡山駅に行き、JR宇野線「宇野行き」に乗り換えます。所要時間は1時間ほど。周辺に宿泊施設が少ないため、夜は岡山駅周辺に戻ることをオススメします。
「岡山市サウスヴィレッジ」以外にも、岡山県では、季節ごとのさまざまなフルーツ狩りを楽しめるフルーツ狩りバスもあります(岡山駅発着)。主要旅行会社のHPなどで調べてみてくださいね。
5日目 美咲町の卵かけご飯、津山のホルモンうどん
5日目は、卵かけご飯で有名な美咲(みさき)町と、ホルモンうどんが楽しめる城下町の津山に向かいましょう。
「食堂かめっち。」の 卵かけご飯
美咲町には西日本最大規模の養鶏場と、山の斜面を活用してつくられた棚田米があります。これらの特産物を活用したグルメを楽しめるのが、「食堂かめっち。」です。
濃厚で奥行きのある味わいの美咲町の卵と、弾力ある棚田米が合わされば、そのままで頬が落ちそうなグルメになります。写真上の「黄福定食」 (350円、オムレツは含まず)は、地域の醤油醸造所で調合された3種類のタレ(しそ、のり、ねぎ)をかけて、味の変化を楽しめます。
生卵が苦手な人でも、オムレツやだし巻き卵、オムライス、親子丼など、加熱した卵料理を楽しめますよ。上の写真は「黄福オムレツ」(300円)です。
「食堂かめっち。」は、JR亀甲駅から徒歩15分の距離にあります。JR岡山駅から行く場合、JR津山線「津山行き」でJR亀甲駅に行きましょう。所要時間は1時間10分ほどです。
「いっぱい茶屋 東宝」のホルモンうどん
津山周辺は古くから牛の流通が盛んでした。そのため他地域と比べて牛肉を食べる機会が多く、肉を健康のための薬として食べる「養生喰い」という食文化が育まれました。
さらに、現代の冷蔵・冷凍技術の進歩によって、腐敗しやすい内臓類(ホルモン)も人気食材の1つになりました。
ホルモンうどんは、もともと、ホルモン炒めだけで満足できなかった客が、残ったホルモンの中にうどんを入れるよう店に頼んだことが起源と言われています。それがいまや、津山のご当地グルメとなりました。
筆者のオススメは、1947年創業の「いっぱい茶屋 東宝」。ここの「ホルモンうどん定食」(1,000円)は、柚子みそ味のタレを使い、熱い鉄板でホルモンやキャベツ、もやしとうどんを炒めます。ホルモンの歯ごたえと野菜のシャキシャキ感は残しつつ、麺にもコシがある絶品です。
「いっぱい茶屋 東宝」は、JR津山駅から徒歩1分です。JR亀甲駅からは、JR津山線「津山行き」で13分で行けます。
6日目 広島空港へ
広島空港では、台湾行きなどの飛行機が早朝に出発します。もし早朝便に乗る場合は、徒歩またはタクシーですぐに空港に行けるよう、5日目の夜は広島空港周辺に宿泊するとよいでしょう。
JR津山駅から広島空港までは2時間30分ほどかかかります。JR津山線「岡山行き」でJR岡山駅まで行き、新幹線「博多行き」に乗り換えJR福山駅で下車。そこからバスで空港へ向かいます。
「関西広島エリアパス」1枚で、広島・岡山のグルメが堪能できます。詳細情報は、以下のリンクを参照ください!
「関西広島エリアパス」以外にも、JR西日本では訪日観光客向けにさまざまなお得なフリーパスを販売しています。詳細はJR西日本の公式HPから。また、JR西日本が提供する、岡山・広島を含む中国地方の周遊情報に関しては「西遊紀行」(英、繁、タイ語)をご覧ください。
各スポットの詳細は、MATCHAの記事もご覧ください。
Written by Chu
Sponsored by Okayama Prefecture, Hiroshima Prefecture, JR-WEST