【瀬戸内国際芸術祭】直島・豊島・犬島へ行くのに便利な岡山県でフルーツと観光を満喫!
現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」の夏会期が7月19日~8月25日に、秋会期が9月28日~11月4日に開催されます。特に人気スポットである直島や豊島、犬島へのアクセスには、岡山県からが便利。絶品のフルーツや倉敷の町歩きなども一緒に楽しめますよ。
直島や豊島、犬島へのアクセスに便利な岡山県
宇野港 Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
日本における現代アートの最大級の祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」が2019年4月に開幕しました。芸術祭の会場となる12の離島には、岡山県と香川県の港から行けます。中でも直島(なおしま)、豊島(てしま)、犬島(いぬじま)へは、岡山県からが便利。
岡山県の拠点となるJR岡山駅は、関西国際空港から特急と新幹線を乗り継げば2時間以内と、便利な位置にあります。Japan Rail Passも使えば、交通費もお得ですよ。
岡山県は、絶品フルーツのほか、江戸時代の町並みや美術館が楽しめる倉敷をはじめたくさんの見どころがあります。本記事では、「瀬戸内国際芸術祭」の会場である離島への岡山県からのアクセスと、芸術祭とあわせて楽しみたい岡山県の魅力を紹介します!
岡山県からアクセスしやすい直島、豊島、犬島とは?
犬島 Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
「現代アートの聖地」と呼ばれる直島には、安藤忠雄が設計した「地中美術館」や草間彌生が制作した「赤かぼちゃ」といった、著名アーティストの作品が多数あります。他方で豊島は、世界的に有名な「豊島美術館」や、島で採れた食材を使ったグルメが人気です。
また、犬島では、銅精錬所跡を再生した「犬島精錬所美術館」や、島の風土や文化に根ざした植物園「くらしの植物園」、島の生活を題材に創られたアートを展示する「家プロジェクト」などが楽しめます。
近年、直島や豊島は多くの訪日観光客が訪れる人気スポットとなっています。犬島も近代化の遺産を再生させたユニークな作品が多く、多くのアート愛好者の心を惹きつけています。
岡山県の海の玄関口・宇野港と宝伝港、牛窓港
岡山県から直島や豊島、犬島へ行く場合、宇野港や宝伝(ほうでん)港、牛窓(うしまど)港が玄関口となります。
宇野港‐直島・豊島
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
直島、豊島へのアクセスに便利なのが、JR岡山駅から電車で約1時間の距離にある宇野港。JR宇野駅を降りて、徒歩5分でフェリーターミナルまで行けます。
宇野港から直島への船は1日20便出ており、片道290円、所要時間は20分です。豊島の家浦(いえうら)港へは1日10便出ており、片道770円、所要時間は25~40分。
(左上、左下)小沢敦志「船底の記憶」と「終点の先へ」、(右上)淀川テクニック「真庭のシシ」(芸術祭の期間中のみ岡山県真庭市から移設展示 © Yodogawa Technique)、(右下)エステル・ストッカー「JR宇野みなと線アートプロジェクト」
宇野港は、「瀬戸内国際芸術祭」の会場の1つでもあり、ユニークな作品が多数あります。
今回の「瀬戸内国際芸術祭2019」では、船の発着場にLEDの文字を灯して歴史を回顧するプロジェクト「IN TRANSITION/IN PROGRESS」が実施されます。このほか、夏会期に新作も追加されますよ。
岡山駅‐宝伝港‐犬島港
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
犬島へのアクセスに便利なのが、岡山市内にある宝伝港。芸術祭の期間中は船が1日8便出ており、片道300円、約10分で行けます。宝伝港はJR岡山駅から直行バスで行くことができます。詳細は両備バスの資料(日英併記)を参照ください。
岡山京橋‐犬島港‐牛窓港
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
「瀬戸内国際芸術祭2019」の期間中は、岡山市の中心部にある京橋から犬島、牛窓港をつなぐ「岡山京橋クルーズ」も毎日就航します。岡山市を観光してから「瀬戸内国際芸術祭」を見に行く際に便利な同クルーズの詳細は、公式HPをご覧ください。
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
牛窓は「日本のエーゲ海」と呼ばれる人気の絶景スポット。「牛窓オリーブ園」では特産のオリーブを使った食品や化粧品が購入できます。「瀬戸内国際芸術祭」とあわせて観光するにもオススメですよ。
このほかにも、各島にはさまざまなアクセス方法があります。詳細は「瀬戸内国際芸術祭」の公式HPをご確認ください。
「瀬戸内国際芸術祭」と一緒に岡山県で楽しみたい3つのこと
グルメや歴史スポットなど、魅力がいっぱいの岡山県。「瀬戸内国際芸術祭」と一緒に楽しみたい3つのことを紹介します。
1.岡山県の名産・フルーツを堪能しよう
気候が温暖で日照時間が長い岡山県は、高品質でおいしい果物がたくさん採れる「くだもの王国」。シャインマスカットやピオーネをはじめとするブドウや白桃は、国内外で大人気です。
「ホテルグランヴィア岡山 ロビーラウンジ ルミエール」のパフェ Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
岡山県内には、フルーツを味わえるカフェが多数あります。例えば岡山市で人気なのは、バラ、ライチのジュレや白桃などを幾重にも敷き詰めたパフェが楽しめるカフェ「ホテルグランヴィア岡山 ロビーラウンジ ルミエール」。
「凛空」のパンケーキ Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
岡山市には、フルーツをのせた絶品パンケーキが楽しめる「凛空」もあります。
2019年7月1日~9月30日には、200以上のカフェ・レストランでフルーツを使った期間限定メニューが楽しめるキャンペーン「おかやま絶品フルーツめぐり」が実施されます。写真映えするフルーツメニューもたくさんありますよ!
2.倉敷で江戸時代の町並みを楽しもう
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
岡山市の隣にある倉敷市には、エル・グレコやクロード・モネといった欧州の巨匠の作品を展示する「大原美術館」をはじめ、多くの見どころがあります。
中でも人気なのは、江戸時代の町並みが残る「倉敷美観地区」。船で川下りしながら美しい町並みを楽しめるほか、周りにオシャレなカフェやおみやげ店が多くあります。
3.日本3名園の1つ「岡山後楽園」を周遊しよう
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
岡山市の中心部にある「岡山後楽園」は、日本3名園の1つに数えられ、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星の評価を得た大名庭園。季節ごとの美しい景観は見ごたえがあります。
隣には岡山城があります。黒漆が塗られた外壁がカラスの濡れ羽のように美しく見えることから、烏城(うじょう)という異名を持っており、岡山県の人気のスポットの1つです。
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夜の岡山後楽園・岡山城のライトアップも!宿泊がオススメの岡山観光
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
「岡山後楽園」では2019年8月1~31日、18:00~21:30に「幻想庭園」が開催されます。これは、園内と岡山城を美しくライトアップする夏の風物詩。ビアガーデンやバーのほか、浴衣を着て歩く体験などさまざまなプログラムも実施予定ですよ。
夜の岡山県の魅力を味わうには、宿泊がオススメです。岡山市周辺に宿泊する場合は、岡山観光連盟の公式HPも参照ください。英語や繁体字などさまざまな言語で予約できるので便利ですよ。
「瀬戸内国際芸術祭」の期間中に楽しみたいツアーも
Picture courtesy of Okayama Prefectural Tourism Federation
JR岡山駅を起点に、宇野や、広島県の人気スポット「尾道」や香川県の金刀比羅宮まで行ける観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」が走っています。
「ラ・マル・ド・ボァ」では、車内でアート作品が楽しめるほか、岡山県ならではのおみやげも販売されており、アートを巡る旅を一層楽しくしてくれます。切符はJRのみどりの窓口で購入できますよ。
このほか、宇野と倉敷を結ぶバスツアーも運行します。こちらは日本語のみの対応となりますが、関心のある方は日本旅行の公式HPをご確認ください。
Main image courtesy of Yodogawa Technique
Sponsored by Okayama Prefectural Tourism Federation