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日本人なら一生に一度は訪れたい神社、香川県「金刀比羅宮」
秋空が高く空気が清々しいこの季節、楓を楽しむのにも絶好の時期となりました。高松市琴平町では歴史を楽しんだり、絶品のうどんを味わったりするだけではなく、日本人なら一生で一度は訪れる「金刀比羅宮」も人気スポットです。金刀比羅宮の1368段の階段を制覇しつつ、広々とした讃岐平野を眺めに行きましょう!
秋空が高く空気が清々しいこの季節、紅葉を楽しむのにも絶好の時期となりました。もしも四国地方で紅葉を楽しむなら、香川県高松市琴平町がオススメです。
琴平町に行ったなら美しい紅葉と一緒に、日本人が一生で一度は訪れたいと考える神社、「金刀比羅宮(ことひらぐう)」にも行ってみてください。金刀比羅宮の1368段の階段を制覇しつつ、広々とした讃岐平野を眺めに行ってみましょう!
緑で囲まれた「金刀比羅宮」
琴平にやって来た人のほとんどが、標高521mの金刀比羅宮への参拝を目的にこの地を訪れます。金刀比羅宮は日本全国にある金刀比羅神社、琴平神社、金比羅神社の総本宮で、航海の安全にご利益があるとされている神社です。
江戸時代には「一生に一度はお参りすべき神社」と言われていたほど、日本人には馴染み深い場所。参拝の道がとても長いことでも有名で、表参道から最も高いところにある厳魂(いづたま)神社までは1368段の階段があり、参拝者の体力と信心が試されます。
琴平町に行くなら鉄道がオススメ
琴平に行くためには、JR線で「高松駅」から「JR琴平駅」まで行くか、琴平電鉄で「高松築港駅」から「琴電琴平駅」まで行くかのふたつの方法があります。時間は約40分〜約1時間です。今回は琴電琴平駅を利用してみました。
というのも、琴平電鉄ではお得な「琴平電鉄1日フリーきっぷ」(1,230円)を販売しているのです。フリーきっぷを使えば、高松築港-琴電琴平の2駅を往復(1,240円)するよりも安く、高松から琴平までを旅することができます。
琴電琴平駅に降りたら、目の前の大鳥居と大宮橋を通り抜けます。ここが金刀比羅宮表参道のスタート地点です。
風情漂う表参道を散策
金刀比羅宮に行く前に必ず通ることになる表参道は、日本らしい風情がたっぷり。道の両側に大小さまざまなうどん屋や飲食店、おみやげ屋が軒を連ね、食べ歩きしている間に金刀比羅宮境内の大門に到着してしまいます。
さまざまな琴平のおみやげを扱う店舗。その多くは無料で登山用の杖を提供しているので自由に手にすることが出来ます。杖は下山時に返却すればOKです。
Photo by juson.tw
足が動かなくなったらどうしたらよいでしょう? そんな方は表参道の入り口で登山かごに乗ることもできますよ。運び手の方々に担がれ心地よく登山下山が可能です。しかしこのかごは大門までしか行くことができません、残りの道はやはり自分の足で進まなければなりません。
御本宮に向けて出発
琴平の最大の目的は、もちろん金刀比羅宮を参拝することです。金刀比羅宮に登ることは容易なことではなく、多くの参拝者が御本宮(785段)に着いたら足を止めてしまいます。大門をくぐると、そこにはお店などはありませんが、清らかで静かな空気に加え澄んだ雀の鳴き声が響き、神宮はさらに厳かなで神聖な空間に見えます。
宮内での商いが特別に許された飴屋「五人百姓(ごにんびゃくしょう)」が見えたら、神聖な金刀比羅宮に正式に足を踏み入れた証拠です。「五人百姓」とは5軒の加美代飴(かみよあめ)を専門に売るお店で、唯一神宮内で販売が認められています。この5軒のご先祖がかつて、金刀比羅宮の祭祀に大いに貢献していたから、というのがその理由。この5軒以外のお店は大門前の表参道と商店街でしか商いをすることが出来ません。
参拝の道すがら「こんぴら狗」を見つけることもできます。こんぴら狗とは、主人の代わりに金刀比羅宮を参拝する犬のこと。
徒歩しか移動手段のなかった江戸時代には、遠方から金刀比羅宮に参拝することは大変なことでした。そこで飼っていた犬に代わりに参拝に行かせる習慣が生まれたのです。犬の首元には小さな袋が掛けられ、その中には木札とお賽銭、旅費を入れられました。あちこちから参拝に向かう旅人から旅人へと連れられ、金刀比羅宮へ無事到着することが出来たら犬の任務は完了となります。
神社内にも小さなこんぴら狗がいくつも置かれ、これらは主人に変わって参拝して来た狗たちを記念して作られています。狗の背中からおみくじを引いて、自分の運勢を占ってみるのもよいでしょう!
御本宮では限定の「幸運の黄色いお守り」(800円)と「笑顔元気くん守り」(500円)が売られていました。赤と青、白の三色からなる「笑顔元気くん守り」は、琴陵容世(ことおかやすつぐ)宮司が参拝する子どもたちの純粋無垢な笑顔をイメージして作った縁起物で、この笑顔を見るだけで元気と幸福を手に入れることが出来ます!
御本宮から讃岐平野を一望
御本宮の隣は展望台になっていて、そこから讃岐平野を眺めることができます。瀬戸大橋と讃岐富士の絶景を見れば、ここまで登って来た苦労が全て報われたと感じることができます。もしさらに気力が残っているのなら、奥社に向かってさらに歩みを進めましょう! 1368段の階段を登り終えたらより高い位置から琴平地区の全貌を眺めることができますよ!
紅葉のオススメスポット
Photo by juson.tw
高松のオススメ紅葉狩りスポットと言えば、もちろん金刀比羅宮が挙がります。見頃は11月で、11月中旬になると山々が赤く色づき、表参道から参拝する道中あらゆる場所で赤やオレンジ、黄色や緑の色が交錯し、その美しい風景に足を止めずにはいられません。
Photo by Naoki Sato
黄色く染まった葉が散っていく様子は秋の訪れを感じさせてくれます。
毎年11月10日には金刀比羅宮で「紅葉祭」も開催され、ここを訪れた人は紅葉を楽しむだけではなく、表参道で神職や巫女、舞人らによる参進する様子を見ることができます。本宮では「讃岐風俗舞」と「八少女舞」という伝統的な由緒ある奏進も行います。
金刀比羅宮を楽しもう!
琴平ではその歴史や絶品のうどんを楽しむだけではなく、秋がやってくると金刀比羅宮はハイキングにぴったりの季節となり、秋の美しい風景に飽きがくることはないでしょう。さあ、あの1000段以上もの階段に望む準備はいいですか?
有些事現在不做一輩子都不會做了,所以動身來到日本,準備瘋狂地實現夢想。