ことでんで女子力アップ旅!高松のデザート、雑貨店10選
女子旅にぴったりの街、香川県高松市。今回は地元鉄道「ことでん」に乗って、高松市内のスイーツ店や雑貨店を巡りました。老舗や人気店など目白押し。高松を旅するなら見逃せない女子旅の手引きです。
女子旅にピッタリの街、香川県高松市
香川県高松市は、女子旅にピッタリの街。そう聞いて意外に感じる方もいるかもしれません。
今回は地元鉄道「高松琴平電気鉄道(通称:ことでん)」に乗って、高松市内のスイーツ店や雑貨店を巡りました。老舗や人気店など目白押し! 意外と知られていない、高松のおしゃれでかわいい一面をご紹介します。
街角で見つける宝物、地元スイーツ4選
1.フルーツ専門店が手がけるスイーツ屋さん「三びきの子ぶた」
ことでん「瓦町駅」を出ると、駅前ロータリーの向かい側にスイーツ店「三びきの子ぶた」があります。可愛い子ぶたが描かれたこのお店は、高松の方なら誰しも懐かしい思い出を持つ、昔ながらのスイーツ屋さんです。
「三びきのこぶた」は元々、フルーツの専門店「丸新果実店」として営業を始めました。そしておよそ30年ほど前、皮に傷が入ったフルーツをジュースやフルーツサンドイッチとして販売開始。新鮮なフルーツを使ったメニューは、徐々に知られるようになります。
15年ほど前には2代目店主の野沢直弘(のざわ なおひろ)氏がフルーツケーキの開発に取り組み、すぐに広い人気を呼び始めました。ついには2014年、フルーツ店の中にスイーツを食べるための座席を設けるまでになったのです。
小さい頃よく来ていたお客さんが今では家族を持つようになり、地元では世代を超えて愛されています。
「三びきの子ぶた」の向かいにある系列店「toi toi toi」も忘れずに。高松では珍しいジェラートのお店です。フルーツサンドイッチを食べた後にジェラートまでいただけば、これ以上ない幸せを感じられるでしょう。
2. 40年の歴史をもつ老舗「菓子工房ルーヴ」
高松人の心に残るお店と言えば、もうひとつ、創業40年の老舗「菓子工房ルーヴ」を紹介しないわけにはいきません。
「ルーヴ」はドイツ語で「ライオン」の意味。この名前は創業当時にお店があった商店街「ライオン通り」に由来します。最初は入り口からわずか3メートルという非常に狭いお店でしたが、今では大きなお店を3店舗も持つ、高松で1,2を争うスイーツブランドとなりました。
空港通りにある店舗は最も規模が大きく、2階にカフェを併設しているお店です。
「菓子工房ルーヴ」の看板商品は「和三盆手卷(わさんぼんてまき)」(237円/税込)で、香川県特産の「和三盆(※1)」を香川県産の米粉と合わせ、丁寧に焼き上げた一品です。
たっぷりの生クリームも100%和三盆糖で仕上げられています。和三盆のおいしさを味わえるロールケーキで、とてもオススメです!
※1:和三盆(わさんぼん)……香川県や徳島県で作られる希少な砂糖のこと。まろやかでさらりとした口溶けが特長。
座ってゆっくりとスイーツを楽しむ以外に、9:30~14:00はモーニングの提供も行っており、軽食にサラダ、ドリンク、そしてミニロールケーキが付いています。ミニロールケーキでは満足できないという人はぜひ通常サイズのロールケーキにかぶりつきましょう!
※モーニングセットのミニケーキは毎日変更します。
3. 夏季限定、夢のようなかき氷「ヒダマリ カキゴオリ スタンド」
「ヒダマリ カキゴオリ スタンド」は5~8月のみオープンするかき氷屋さんです。小さな店舗が大きな通りに面し、静かに佇んでいます。
オーナーの内海芳美(うつみ よしみ)さんは、リノベーション専門の不動産業が本業です。8年前に東京で食べたフルーツ系ソースのかき氷を初めて食べた時の衝撃が忘れられず、「ヒダマリカキゴオリ スタンド」をオープンします。
店舗の営業期間には15種類のかき氷が提供されます。シロップは瀬戸内地方(※2)産のフルーツ(みかんやレモン、キウイなど)で作られており、それらのシロップを真っ白な氷にかけ、香川伝統菓子の「おいり(※3)」をトッピングしたものが一番人気です。
おいりは口に入れると瞬く間に溶けてしまうので、食べる前にはぜひ写真に記録しておきましょう。
※2:瀬戸内地方:……中国地方と四国地方の間にある瀬戸内海の沿岸地域。
※3:おいり……口に入れるとふわっと溶ける、ほんのり甘くて柔らかい口当たりの米菓子。
4. 高松でも珍しい、100年の歴史を持つ古民家カフェ「Café asile」
高松市は第二次世界大戦で空襲を受けたため、当時から保存されている建造物はあまり多くありません。そんな数少ない古民家を利用したのが、古きよき雰囲気の漂うカフェ「Café asile」です。
90年以上の歴史を持つ古民家は、元々オーナーが小さい時に生活していた家。伝統的な建造物と文化が日に日に少なくなっていくことに危機感を覚え、こちらのお店を始めたそうです。
2008年に古民家をカフェにリフォームし、みんなが集まれる空間を作るとともに、昔の風景を知ることのできる場所にしました。
「Café asile」の営業時間は夜9時までで、夜になると建物からこぼれる黄色い灯りが、仏生山通りを暖かく照らし昔の記憶を蘇らせてくれます。
このレトロなカフェでは地元食材と使用したランチ、コーヒー、スイーツが提供されています。写真にある幸福のふわふわスフレパンケーキ(780円税込)は柔らかいケーキの上に香川伝統のおいりがたっぷりと盛り付けられています。食べてよし、見てよしのスイーツです。
和三盆を使用した「和三盆ラテ」(630円税込)には和三盆カラメルもかけられており、味はしつこくなく、優雅な甘さを感じることができます。
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5. 50年の老舗、ボタン専門店「ボタンのアカネヤ」
高松市のライオン通り商店街の一角に、50年の歴史を持つボタン専門店「ボタンのアカネヤ」があります。
店舗ができたのは1968年ですが、2008年に改装を行った結果、店舗全体に欧州風の息吹が吹き込まれ「ボタンのアカネヤ」は新しく生まれ変わりました。
店内では世界各地のボタンが販売され、特にオランダなど欧州のものが多数を占めています。このほかテープやレースなどもあり、「世界で1つだけの」手作りレースも少なくありません。
小さくとも多くの手芸愛好家たちから愛されているお店。自分で何か物を作るのが好きな方はぜひ訪れてみてください!
6. ことちゃんを探そう!遊び心くすぐる雑貨店「TOYTOYTOY」
人気スポット「仏生山温泉」の近くにある「TOYTOYTOY」は、小さくこじんまりとしたお店です。店内には日本の職人によって作られた工芸品が所狭しと並べられています。
現代のデザイナーによる作品も多くあり、一般的な雑貨店と比べて「TOYTOYTOY」は「大人の雑貨屋」という雰囲気を持っています。おしゃれなものから、少し不思議なものまで品そろえはさまざま。きっとお気に入りが見つかるはずです。
またここには、地元のイルカ電車「ことでん」の関連商品も多く置かれ、缶バッジやことでん仕様のパスケース、ロゴTシャツなどがあります。
もちろんことでんのキャラクター「ことちゃん」も忘れてはいけません! 「TOYTOYTOY」の外には「ことちゃん」の特製カプセルトイが2台置かれているので、可愛い「ことちゃん」をゲットしましょう!
また店内では不定期で小さな展覧会を行なっています。毎回異なる作者が作品を展示しているので、気になったらぜひのぞいてみてください。
7. 本、写真、流行を感じる空間「BOOK MARÜTE」
高松のオシャレスポット「北浜Alley」にある書店「BOOK MARÜTE」。ここは緑の植物が置かれたシンプルな白の空間で、世界各国で撮影された写真や芸術関連の書籍が置かれ、隣接するギャラリーでは、定期的に展覧会が開催されています。
写真家本人を招待し、お客さんと交流を深めることも。そのため日本では写真好きが訪れる聖地として知られています。
店舗は海に近く、「BOOK MARÜTE」の店内から大海を望むことができます。太陽の光が直接店内に差し込み、その光の変化によって店内もさまざまに表情を変化させます。オススメの時間帯は早朝と黄昏時。
ドリンクをいただきながら雑誌を読む、最高の時間を過ごしましょう!
8. 高松最大の雑貨専門店「SKILLET」
広大な敷地面積を持ち、商品数も非常に多い「SKILLET」は高松最大の雑貨デパートです。
日本各地の特色ある商品を網羅し、文房具やプレゼント、キッチン用品、子供用衣服、生活雑貨、そして美容商品まで、あらゆる商品がそろいます。
一般的な商品の他にも、奈良県「中川政七商店」の品物、愛媛県の今治タオル、高知県のまな板など、人気で話題の商品を扱っています。きっとあなたを満足させてくれる商品があるはずです。
現在(2018年春夏)の人気商品はこの小さな黒板です。チョークで書いた文字はペンよりも書いた人らしさが現れやすく、メッセージボードにもオススメ。黒板にはトースト型と吹き出し型があります。
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9. 街角の学校「まちのシューレ 963」
にぎやかな丸亀商店街の中で、一際強烈な印象を放っているのが、こちらの「まちのシューレ 963」。真っ白の外観が目を引く、高松で大人気のカフェ雑貨屋です。
店内は雑貨、カフェ、展示の各スペースに分けられています。雑貨スペースはさらに食品と小物にエリアが分けられ、日本各地の農産物から作ったドレッシングや野菜、パンなどの食品が多く置かれています。
小物エリアは地元の特色ある商品がメインで、展示スペースでは期間限定でイベントやお店の出店があり、飽きることがありません。
「シューレ」とはドイツ語で学校のこと。「まちのシューレ 963」は、ただ単に買い物を楽しむだけでなく、買い物を通して香川県や四国地域の文化・特産について知ることができます。
まさに街の学校(シューレ)です。
カフェでは街歩きで疲れた体を休めることができます。
なんとこちらで使用されている机や椅子、家具全てが香川の職人の手によって作られたもの。休憩しながら、目や手で香川を感じられます。地元食材を使った料理をいただけば、嗅覚、味覚でもこの地域のことを感じることができることでしょう。
10. 木とともに時間を過ごす、カフェ&雑貨「KITOKURAS」
今回紹介した10の店舗の中で、最も穴場のお店がこちらの「KITOKURAS」。電車を降りて徒歩20分ほどの距離にありますが、誰もが満足すること間違い無し。親しい人にオススメしたくなるお店です。
「木と暮らす」を名前にしたこのお店は、元は木材会社「山一木材」が開いたものでした。
木への愛から8年前にカフェ、雑貨、展示スペースをオープン。人々に木を身近に感じてもらい、木材の特徴を理解してもらいたいと思ったことが、店名にも反映されています。
「KITOKURAS」は自然の中にあり、多くの人が窓際の緑がよく見える席に座り、手作りのスイーツやドリンクで思い思いの時間を過ごします。
雑貨店では主に木製の食器や装飾品など日用品を扱っており、全てが職人による手作り。木材の温かみを感じることができる商品ばかりです。
オススメは花入れ(写真左)。一緒に付いてくる試験管に植物を入れて飾れば、空間を温かに彩ってくれます。
高松のスイーツ、雑貨を制覇するための必須アイテム
今回実際に高松を訪れてみて、この街は本当に女子力があふれていると感じました!
スイーツや雑貨、そして海の景色。「ことでん一日乗車券」さえあれば1日何回でもイルカ電車「ことでん」の全路線を利用することができ、ここで紹介したお店に足を伸ばすことができます。乗車券購入可能駅はこちらをチェック
ことでん一日乗車券 大人1,230円、児童(6歳以上,12歳以下)620円
※「ことちゃん版」青色は大人用、ピンク色は児童用
※「電車版」のイラストは毎年異なる電車が採用される
オススメサイト:
高松琴平電気公式ホームページ:http://www.kotoden.co.jp/
あなただけの高松:「ことでん特集」
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Written by Chia
Sponsored by 高松琴平電気鉄道
※本記事は繁体字版の記事を翻訳・再編集したものです。