海の味をおいしく持ち帰るなら!高木商店の缶詰がオススメ
東京から気軽に行ける観光地・銚子。豊かな海に面した銚子港は、なんと水揚げ量日本一を誇る港です。そんな銚子漁港から直接魚を買い付け、一番おいしい時期の魚を閉じ込めた缶詰を製造している、高木商店にお話しを伺います。
年間水揚げ量日本一・銚子漁港で獲れた新鮮な魚を缶詰に
東京から特急「しおさい」に揺られること2時間弱。関東地方の最東端にあたる千葉県銚子市にやってきました。気軽に行ける場所ながら、首都圏に住んでいても行ったことがない人も多いかもしれません。
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銚子の観光スポットといえば「犬吠埼灯台」。日本で16ある「のぼれる灯台」のうちの1つで、地上から約25メートルの展望台まで行くことができます。展望台からは右にも海、左にも海の絶景! 強風が吹き付けている日も多いので、飛ばされないように気をつけましょう。
もうひとつ、観光スポットとして知られるのが「銚子電鉄」。銚子駅から外川駅を運行していて、犬吠埼灯台に行くときはこの銚子電鉄の犬吠駅が最寄りです。かわいらしいラッピング車両は、思わず写真を撮りたくなるはず。
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そんな観光地として知られる銚子は、魚介がとびっきりおいしい街として知られています。それもそのはず、日本一の年間水揚げ量を誇る「銚子漁港」を有しているからです。
銚子の沖には寒流である親潮と暖流である黒潮が合流していて、国内でも群を抜いて豊かな漁場があります。このため古くから漁業が盛んな地域として知られ、魚種も豊富です。
犬吠埼灯台近くにある「犬吠テラステラス」内のショップ
そんな銚子の隣町・茨城県の神栖(かみす)市で、こだわり抜いた缶詰をつくっているのが「高木商店」。高木商店は銚子漁港からすぐ近くにある好立地を活かして、漁港で直接買い付けた魚を缶詰にしています。
“旬”にこだわる高木商店の缶詰
高木商店のこだわりについて教えてくれたのは、高木商店の専務取締役・髙木俊和(たかぎ としかず)さん。神栖で生まれ育ち、幼いころから当たり前のように魚を食べて育ってきたといいます。
髙木さんが継いだ家業の高木商店では、主に缶詰の製造を手がけています。
「缶詰の製造工場では通常、他社が漁港で買い付けて冷凍した魚を缶詰の材料にしていますが、高木商店は漁場に近い立地と冷凍技術を活かし、自社で買い付けもしています。そのため、この場所だから実現できるおいしさが届けられるんです」
高木商店の缶詰は、すごく贅沢な食べ物なんですね。
冷凍された魚(工場内の様子)
「時期によって魚のおいしさが変化するため、もっともおいしい時期に集中して買い付け、冷凍保管しています。買い付けが集中する時期は、1日数百トン買い付けていますよ」
それも、高木商店の充実した冷凍設備があるから可能な方法なんだそう。このような買い付けによって、年間を通して旬の魚を使った缶詰の製造が可能になるのです。
10年ほど前からは、そのこだわりをぎゅっと詰め込んだ自社商品の開発もスタート。当初はおみやげ店のみでの取り扱いでしたが、スタンダードな商品を増やしていくことで、スーパーや酒屋などでも置かれるようになり、日常的に愛される缶詰になりました。
初めてならこの缶詰がオススメ!
高木商店の缶詰を初めて食べる方に向けて、髙木さんにオススメの商品を教えてもらいました。
高木商店の缶詰は、一度購入したら何度も購入してくれるヘビーユーザーの方が多いそうです。時には「とてもおいしかったので、これからも頑張ってください」と励ましの電話をもらえることもあるのだとか。
まずは自分で食べてみて、気に入ったらおみやげにするのもいいですね。
長きにわたるベストセラー商品「ねぎ鯖」
高木商店が自社商品の開発をスタートして最初に発売したのが、このねぎ鯖。もっとも長く愛されているベストセラー商品です。醤油だれ、塩だれ、味噌だれの3種類があります。
髙木さんいわく、このねぎ鯖の特徴は「野菜と魚を一緒に炊いていること」。2本入ったねぎがとろとろしています。脂が乗った大型のサバにねぎの風味が移り、まろやかで香り高い一品です。
この缶詰に使っているねぎは県内の農家と契約して直接送ってもらっているそう。魚だけでなく他の材料でも「旬」にこだわっています。
髙木さんが一番好きな味は、味噌だれ。塩だれはあっさりしているので、おつまみにぴったりです。料理として完成された一品なので、ぜひ温めて食べてみてくださいね。
ねぎ鯖 税込367円
お酒のお供に「焼きいわしのアヒージョ」
髙木商店ではスタンダートな缶詰だけでなく、おつまみ向けにつくられている手に取りやすい商品も多数あるようです。そのひとつが「焼きいわしのアヒージョ」。イワシを香ばしく焼き上げて、醤油を加えて和の風味をプラスしています。
このイワシも、脂が乗った旬のものを使用。エクストラバージンのオリーブオイルとにんにく、唐辛子で煮込んだイワシは、サイズも味も食べやすくつくられています。
魚の臭みも感じないので、缶詰に慣れていない人は、まずこのアヒージョ缶を試してみるといいかもしれません。こちらも温めて食べると香ばしさが増します。
焼きいわしのアヒージョ 税込248円
専務お墨付き!旬の時期しかつくれない「朝獲れさば味噌煮・水煮」
髙木さんが「親戚に贈り物をするときにも使う」と自信を持ってオススメするのが、この朝獲れサバの缶詰。漁港で水揚げされたその日のうちに缶詰にしているという、銚子漁港に近い高木商店だから実現できる商品です。
ほかの缶詰と比べてもサバがとろっとふわふわした食感。旬の時期だけしか製造できないため、11月〜1月の期間限定なのだとか。
そのまま食べるのが「朝獲れ」を味わい尽くせるこの缶詰ですが、鍋に入れたりサラダに入れたりと、サバのおいしさを引き立てるほかの食べ方もできるんだそうです。
朝獲れさば190g 税込313円
お酒好きに好評!「焼き鯖の燻製塩オイル煮」
高木商店の最新作、まさにおつまみのためにつくられた「焼き鯖の燻製塩オイル煮」です。
数あるサバの缶詰のなかでも特に大きなサバを使ったこの缶詰に使われているのは、なんと燻製された塩とオイル。サバを一切れ食べただけで、ほかの缶詰とは異なる香ばしさが口いっぱいに広がります。
高木商店では営業部を中心に商品開発を進め、新しい商品が完成したら社内みんなで試食するのだそう。このオイル煮は特にお酒好きのメンバーに好評で、髙木さんも「一押し商品です」と教えてくれました。自信ある最新作、ぜひ味わってみてくださいね。
焼き鯖の燻製塩オイル煮 税込320円
海を一望できるスポット「犬吠テラステラス」
高木商店が届けるこだわりの缶詰が実際に購入できる場所のひとつが、犬吠埼灯台の隣にある「犬吠テラステラス」です。2018年にオープンした明るい館内には、おみやげ売り場を中心に、パン屋からカフェまで揃っているので、旅の休憩にぴったり。
2Fからは、銚子の海を一望できます。ハンモックのような椅子が用意されているので、友だちや恋人とゆっくり海を眺めて思い出に残るひとときを過ごせますね。
こだわりの味を、旅先でも自宅でも
常に海を眺めながら満喫した銚子の旅。おみやげの缶詰をリピートしたくなったら、オンラインでも購入できます。自宅での飲み会やおかずの一品にオススメですよ。
海が恋しくなったら、高木商店のこだわりを閉じ込めた缶詰を、自宅で開けてみてはいかがでしょうか。
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Written by Yuriko Kikuchi
In cooperation with 高木商店、犬吠テラステラス
Sponsored by Reconstruction fishery processing industry market recovery promotion center