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小田原城、神社境内の名物カフェ「cafe小田原柑橘倶楽部」
一年を通して温暖な小田原は、柑橘類が豊富に実ります。報徳二宮神社境内にある「cafe小田原柑橘倶楽部」は、そんな小田原のフレッシュな果実を使った加工品が味わえるカフェ。半屋外の開放的な空間は、小田原城散策の休憩にもオススメです。
小田原城観光で外せない!報徳二宮神社のカフェ
天守閣から、青空と海を望む神奈川県の小田原城。
絶景を楽しんだあとに立ち寄りたいスポットが、城の敷地内で、報徳二宮神社の境内にある「cafe小田原柑橘倶楽部」です。
本記事では、小田原観光でぜひ立ち寄りたいcafe小田原柑橘倶楽部を紹介します。
小田原城・報徳二宮神社へのアクセス
小田原城と報徳二宮神社の最寄りの小田原駅までは、新宿から小田急ロマンスカーで約45分。小田原駅からは徒歩約10分なので、都内から1時間程度でアクセス可能です。
カフェのある報徳二宮神社って?
報徳二宮神社は、日本で知らない人はいない歴史上の人物・二宮尊徳(にのみや たかのり、別名・二宮金次郎)を祀った由緒ある神社。
江戸時代に小田原の没落農家に生まれた二宮尊徳は、貧しさの中で勉学と農業に励み一家を再興。自分の経験をもとに、小田原藩をはじめとした関東・東北の藩と農村の財政再建を担いました。
武士たちの生活を助けるため、日本で最初の信用組合「五常講(ごじょうこう)」を作ったのも二宮です。
一生懸命勉強し、よりよい生活を目指した模範的な人物であることから、日本の小学校には二宮尊徳の銅像が設置されていることも珍しくありません。
二宮尊徳を祀る報徳二宮神社は、小田原城の二の丸の一角に鎮座しています。神社境内の薪を背負って本を読む金次郎像に、懐かしさを感じる日本人も多いそうです。
農村や藩を貧困から救った二宮尊徳の功績は現代にも伝えられており、報徳二宮神社は全国の二宮ファンが訪れるスポットになっています。
境内には二宮の功績を伝える「報徳博物館」といった見どころもあります。
開放的な「cafe小田原柑橘倶楽部」の店内
二宮報徳神社の緑豊かな境内を歩くと見えてくる、雰囲気のよいカフェスペースが「cafe小田原柑橘倶楽部」です。
店内は、ベンチが並んだ開放的な雰囲気。窓は大きく、雨の日も景色を眺められます。
大きな窓からは境内の木々が見え、森林浴さながらの癒し効果も期待できそう! 城散策の休憩にもぴったりです。
地元の農業を守るためにスタートした取り組み
カフェを運営するのは「小田原柑橘倶楽部」。
海外や他県の農産物に押されて縮小する地元の柑橘農家を守るため、二宮報徳神社の宮司が発起し、地元企業の出資によって設立された会社です。
主に小田原産のみかん、レモンを使った商品開発をしています。商品のおしゃれで陽気なパッケージデザインにも注目!
カフェで味わうのはもちろん、おみやげとして購入すれば地域活性化にも貢献できるでしょう。
人気の柑橘サイダー、ジェラート
cafe小田原柑橘倶楽部でいただけるのは、小田原柑橘倶楽部が企画したスイーツやドリンクです。
みかんやレモンを使ったジェラートやサイダーが好評。さらにはレモンのようかんといった変わり種までさまざま。
とくに夏場は、柑橘の爽やかな風味が楽しめるジェラートが人気だといいます。
珍しいフレーバーも!柑橘系ジェラートを味わう
この日、筆者は人気のジェラートをいただくことにしました。
色とりどりのジェラートが並んだショーケースの前で、どれにしようかとしばらく迷ってしまいました。
苦心の末、珍しい柑橘類・タンカン(ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種)のジェラートをチョイス。
自然な甘さの中にも、ほんのり柑橘系の渋みが感じられるジェラートは絶品!
この日は残暑の厳しい日だったこともあり、スッキリとしたジェラートに癒されたのでした。
参拝と柑橘スイーツで身も心もスッキリ
由緒ある二宮報徳神社へのお参りで心を鎮め、柑橘類を味わえば、心身ともに清らかになれたような気がしてくるのが不思議です。
広い小田原城を散策した後は、cafe小田原柑橘倶楽部で一息ついてみてはいかがでしょうか。
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In cooperation with 報徳会館
Photo by Karin