東京の宿「お茶の水ホテル 昇龍館」で日本の美とおもてなしに触れる
東京の秋葉原にほど近いお茶の水エリア。たくさんの飲食店やおしゃれなショップが並び、散策にぴったりです。「お茶の水ホテル 昇龍館」に宿泊して街の魅力を味わってみましょう。旅館のルーツをもつ昇龍館では、日本の美やおもてなしに触れる優雅なひとときが過ごせます。
御茶ノ水を拠点に東京探索をしよう
神田明神の隋神門 Photo by Pixta
東京、秋葉原に隣接する御茶ノ水エリア。
JR御茶ノ水駅周辺には飲食店や楽器店、スポーツ用品店などが軒を連ね、散策やショッピングにぴったりです。駅から徒歩10分ほどのところには「神田明神」も。江戸三大祭りのひとつ・神田祭で知られ、祭りの時期には全国から人が訪れます。
ぜひ一泊して、賑やかな御茶ノ水を満喫しましょう。オススメは、日本の美意識とあたたかいおもてなしが体感できる「お茶の水ホテル 昇龍館」(以下、昇龍館)です。
「お茶の水ホテル昇龍館」――旅館にルーツをもつ宿
JR御茶ノ水駅から徒歩8分の昇龍館。1950年頃に旅館として創業しました。建物は建て替えたものの、宿としての長い歴史を誇ります。
建物の外観は上品でシンプル。木材をふんだんに使った温かみのある館内も魅力的です。
入り口の引き戸をくぐると、お神輿が目に飛び込んできました。単なる飾りではなく、祭りの時期には地元の人が担いで町を練り歩くのだといいます。
もうひとつ筆者の目を引いたのが、フロントに置かれたパンフレットの龍のロゴ。この天を優雅に舞う龍のモチーフは、館内のいたるところで見つけることができますよ。
日本の美が感じられる客室
昇龍館には全部で42の客室があり、そのうち18室は洋室です。
「萌黄(もえぎ)」や「菫(すみれ)」といった客室名は、日本の伝統色からつけられました。最近ほとんど使われない呼び方なので、日本の伝統色やその名前について知るよい機会となるでしょう。
和室は広々としていて、上品な雰囲気。最大で6名まで宿泊できます。
筆者は座布団の繊細な和柄に目を奪われました。和室では、日本の伝統的な美しさに囲まれて優雅に過ごせるでしょう。
一部の和室には、都内のホテルには珍しく、ヒノキの露天風呂があります。もちろん、外部からの視線は遮られているので、安心して入浴できますよ。
和風の洗練された雰囲気の洋室。オーナーが旅館だった歴史を大切に思い、洋室にも「和」の要素を取り入れたのだとか。ダブルとシングルの2タイプがあります。
写真のダブルはゆったりとした造り。
シンプルで機能的なシングルはひとり旅や、静かで落ち着いた環境でリモートワークしたいときによいでしょう。
このように、昇龍館には和室から洋室までさまざまな客室が用意されており、ひとり旅や家族連れなど多様な旅のシーンで宿泊できます。
朝食はホテル隣接のカフェでいただけます。夕食の提供はありませんが、お茶の水にはおいしい店が多数あります。ぜひ地元のグルメをお楽しみください。
大浴場でゆっくりと疲れを癒す
旅館の楽しみのひとつが広々とした大浴場です。昇龍館にも、男女別の大浴場があります。
浴槽には下部から気泡が出る"ジャグジー機能"も。ゆっくり浸かって気泡も楽しんでいきましょう。男風呂にはサウナが設けられています。
お風呂を楽しんだ後は、湯上がり処でくつろぎの時間を。宿泊者の利用は無料です。
壁の本棚には漫画やライトノベルが並んでいます。どれも日本語版ですが、言葉が分からなくても眺めるだけで楽しいものです。
マッサージチェアで体のコリをほぐしながら、のんびりと過ごすのもよさそう。
同行者がいる方は、日本のボードゲーム・囲碁を楽しんでみては?
湯上がり処の隣には、自動販売機や電子レンジ、洗濯機も。長期滞在の方に嬉しいですね。
「お茶の水ホテル 昇龍館」で日本の美に触れる
東京にはビジネスホテルが無数にありますが、旅館のような快適さと美意識、おもてなしは「お茶の水ホテル 昇龍館」ならではの体験です。
秋葉原や御茶ノ水で宿を探している方は、ぜひ昇龍館へ!
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Written by Chiara Mischke
Sponsored by 日本旅館協会 東京都支部