旅の準備はじめよう
山形蔵王温泉スキー場の樹氷観光~ロープウェイ、リフト情報等、おすすめルートをご紹介します~
国内外からの多くの観光客でにぎわう蔵王温泉。今回は蔵王温泉で有名な観光スポットの一つである「樹氷」への観光ルートをご紹介します。(アイキャッチ画像提供:蔵王観光開発株式会社)
樹氷とは
樹氷は特定の気象条件でしか生成されない、非常に貴重な現象です。蔵王の樹氷は、針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われ、風上に向かって成長することで生成され、その姿から別名「スノーモンスター」とも呼ばれています。樹氷のピークは例年1月下旬~2月下旬です。(画像提供:蔵王温泉観光協会)
樹氷鑑賞の際に推奨される服装
樹氷が見られるエリアは寒いので、温かい恰好がおすすめです。雪がたくさん積もっているので、防水で丈の長い靴だとより歩きやすいです。事前に蔵王の天候を調べておき、しっかり準備をして行きましょう。
紹介ルート
蔵王の樹氷原への行き方としては「ロープウェイで直行」と「ゲレンデを楽しみながらリフト乗り継ぎ」の2種類があります。(山形市観光協会HP:http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/zao/jyuhyoより)
今回は「ロープウェイで直行」パターンで、蔵王温泉バスターミナルから樹氷エリアのある地蔵山頂駅までのルートをご紹介します。
スタート地点
蔵王温泉バスターミナル外観。バスターミナルまでは山形駅からバスで行くことができます。
※山形駅で蔵王温泉バスターミナル行のバスに乗るには山形駅前の1番のりばから乗車します。ただし、このバス停には新潟行きや仙台行きのバスも停車するため、乗車するバスを間違えないように注意してください。よく蔵王温泉行きと間違えて仙台行きなどのバスに乗ってしまう観光客の方も多いそう。
蔵王温泉バスターミナル⇒蔵王ロープウェイ(徒歩約10分)
蔵王温泉バスターミナルを出て右手に進みます。
この分かれ道を左に進むと共同浴場や酢川温泉神社がある高湯通りです。今回は右の道をそのまままっ直ぐ進みます。高湯通りについてはこちらの記事で紹介しています。
雪が積もっていますが歩道は整備されていて歩きやすいです。
道なりに歩いていくと右手側にコンビニエンスストア・ローソン山形蔵王温泉店が見えてきます。
ローソンから少し歩くと、左手に蔵王中央ロープウェイが見えます。
蔵王中央ロープウェイを過ぎ、そのまま直進します。
緩やかな坂を上ると、右手に蔵王銘品館能登屋が見えます。蔵王のお土産の販売や、スキー・スノーボード・ウェアのレンタルを行っています。
蔵王ロープウェイ山麓駅⇒蔵王ロープウェイ樹氷高原駅(乗車時間約7分)
蔵王銘品館能登屋を過ぎると、蔵王ロープウェイ山麓駅に到着です。この日は平日でしたが、たくさんの人で賑わっており、駐車場には満車の文字が。
さっそく蔵王山麓駅からロープウェイに乗車します。
【蔵王山麓駅の主な設備】
・コインロッカー(有料)
・窓口
・チケット券売機
・Webリフト券販売機
・お手洗い
駅の入り口には営業案内が掲示してあり、その日の各駅付近の気象状況も記載されています。状況によってはここを確認して行程の変更を検討できます。
樹氷原がある地蔵山頂駅に向かうため、蔵王山麓駅~地蔵山頂駅間の往復チケットを購入します。現地でチケットを購入する場合、この券売機で発券します。現金・クレジット・QR決済以外の場合は窓口で発券します。休日などはチケットを購入するのに1時間~2時間かかる場合もあるそうです。
【蔵王温泉スキー場山麓駅の券売機で購入できるもの】
・地蔵山頂駅までの往復券
・樹氷高原駅までの往復券
・各片道券
【対応可能な支払方法】
・現金
・クレジットカード(VISA、JCB、MasterCard、American Express 等)
・電子マネー/QR決済(Suica、QUICPay、PayPay 等)
券を購入したら乗り場へ向かいます。観光客の他に、ゲレンデを利用するスキーヤー・スノーボーダーも一緒にゴンドラに乗車します。乗り換えの樹氷高原駅までの所要時間は約7分です。
ゴンドラ内は混んでいましたが、窓からの景色はよく見えました。車内のアナウンスは日本語の他に英語も流れています。画像はゴンドラから見える景色です。
蔵王ロープウェイ樹氷高原駅⇒蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅(乗車時間約10分)
樹氷高原駅に到着しました。ここからゴンドラを乗り換えて地蔵山頂駅に向かいます。
【樹氷高原駅の主な設備】
・窓口
・お手洗い
・レストラン「とまとの森」(冬のスキーシーズンのみ営業)
ゴンドラを降りて進むと、待合室やお手洗いもあります。
連絡通路。雪は降っていませんでした。
地蔵山頂駅行のゴンドラに乗ります。
改札を通るとスタッフの方が写真を撮ってくれます。撮った写真は復路で降車したときに購入することができます。
スタッフの指示に従って指定されたゴンドラに乗ります。赤の外観と窓のハートがかわいいゴンドラもあります。このゴンドラは「恋人の聖地」をモチーフにしているそうです。何色のゴンドラに乗れるかは運次第。地蔵山頂駅までの所要時間は約10分です。
地蔵山頂駅⇒蔵王地蔵尊・樹氷鑑賞
地蔵山頂駅に到着しました。樹氷高原駅までと比べてかなり寒いです。
【地蔵山頂駅の主な設備】
・窓口
・お手洗い
・レストラン「レストラン山頂」(通年営業 8:30~16:00)
ゴンドラを降りて改札を出ると、上に続く階段でテラスに出ることができます。他にもレストランやお手洗いもあります。
レストラン山頂の入り口。山形名物玉こんにゃくも販売されています。
早速地蔵山頂駅を出てみました。
地蔵山頂駅を出ると、樹氷を見ることができます。
この日は天候が悪く、はっきりとした写真を撮ることができませんでしたが・・・
天気がいい日はこんなに美しい樹氷が一面に広がっています!(画像提供:蔵王ロープウェイ株式会社)
蔵王地蔵尊
地蔵山頂駅には「蔵王三大神」の一つである「蔵王地蔵尊」があります。
蔵王三大神についてはこちらの記事にまとめてあります。
案内看板に従って蔵王地蔵尊まで進みます。30mほど歩きます。左の樹氷原コースはスキーやスノーボードでゲレンデを滑ることができ、樹氷を間近で体感することもできます。
到着しました。蔵王地蔵尊は災難除け・諸願成就のお地蔵さまです。
冬は積雪の為お地蔵さまが肩まで埋もれていますが、夏はお地蔵様の全体像を拝見することができます。
まとめ
以上が樹氷原までのルート案内になります。樹氷以外にも冬の景色を存分に楽しむことができるので、山形市に観光に来た際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
各ロープウェイのFacebookでは日々の天候やリフト運行情報等、観光に役立つ情報がUPされています。要check!
蔵王ロープウェイ
https://ja-jp.facebook.com/zaoropeway/
蔵王中央ロープウェイ・蔵王スカイケーブル
山形市は山形県の県庁所在地であり、山形盆地の東南部に位置しています。 周りを山々に囲まれた本市では、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。 有名な観光地としては樹氷と温泉で人気な「蔵王」や松尾芭蕉ゆかりの地「山寺」などが挙げられます。 また、食文化としては「山形芋煮」や「冷たいラーメン」をはじめ、「だし」や「玉こんにゃく」など、山形の豊富な食材を活かした料理が受け継がれています。 そんな自然と歴史のイメージが多い山形市ですが、実はカフェやレストランなども充実していて、ゆっくり寛げる場所もたくさんあるんです。 このページではおすすめスポットや記事の掲載を通して山形市の人気スポットや隠れた名所、美味しい飲食店などの魅力をより詳細に、よりわかりやすく発信していきます! (本ページ内画像・動画:山形市総務部広報課提供)