蔵王温泉「高湯通り」~3つの共同浴場「上湯」「下湯」「川原湯」~

蔵王温泉のメインストリートである「高湯通り」。共同浴場などの日帰り温泉があり、各所から硫黄の香りと湯気が立ち上るこの通りは、蔵王温泉の雰囲気を味わうのにぴったりです。今回は高湯通りの3つの共同浴場をメインにご紹介していきます。
共同浴場
蔵王温泉の泉質は強酸性の硫黄泉で、「美人の湯」として知られています。高湯通りにある共同浴場は「上湯」、「下湯」、「川原湯」。地域の人もよく利用する、地元に根付いた温泉です。
【3つの共同浴場共通の情報】
利用者:どなたでもご利用できます。
営業時間:6時~22時
料金:大人200円、子ども100円
※温泉に入る際は事前に小銭を用意しておくことをおすすめします。
入浴の際の注意事項(「蔵王温泉大露天風呂 「蔵王流」温泉の入り方 強酸性泉入浴7つの注意点」https://www.jupeer-zao.com/roten/)より引用
1. 泉質上熱く感じますので必ず掛け湯を。
2. 蔵王温泉は脂分が落ちやすいので、あまりゴシゴシこすらない。
3. 温泉が目に入ると大変痛みます。
4.飲泉はできません。
5. 酸性が強いので貴金属が黒く腐食します。アクセサリーは必ず外してください。
6. 衣類に温泉が付着すると傷みます。湯上りには身体をよく拭いてください。
7. 泉質上、床や湯ぶちが滑りやすくなります。転倒にご注意ください。
その他:
・シャワー等の設備はございません。
・アルカリ性の石鹸やシャンプーは強酸性の泉質により中和されてしまいます。そのため石鹸等はご利用できませんが温泉に殺菌性があるため、身体を洗わなくても問題ございません。
・お手洗いは上湯(洋式)、下湯(和式)にありますが、川原湯にはございません。
蔵王の3つの共同浴場の詳しい利用方法については下記サイトにも詳しく記載されていますので、ぜひご覧ください。
【VISIT YAMAGATA 「【特集記事】 蔵王温泉・日帰り入浴|上湯・川原湯・下湯 共同浴場|昔ながらの憩いの場」】
・日本語ver
https://www.visityamagata.jp/topics-zaohigaerionsen-kyodoyokujo/
・English ver
https://www.visityamagata.jp/en/topics-zaohigaerionsen-kyodoyokujo-en/
高湯通り

高湯通りの入り口は、蔵王温泉バスターミナルから少し歩いたところにあります。「ほのぼの 湯ったり 高湯通り」の文字が目印です。
下湯

高湯通りの入り口から道なりにまっすぐ進んでいくと右側に「下湯」が見えてきます。

下湯外観。下湯には温泉の他に誰でも無料で利用できる「足湯」と「手湯」があります(写真右側)。※「足湯」は冬季は利用できません。

ここにお金をいれます。
川原湯

高湯通りを奥まで進み上り坂が急になってくると、右側に足湯の案内看板が見えてきます。看板に従って右に進むと足湯があり、その先に「川原湯」があります。

道なりに足湯がありますが、冬季は利用できません。ここまでくると、川原湯まであと少しです。

川原湯外観。少し奥まったところにあります。

浴室の様子。足元はすのこになっていて、下からお湯が沸き出てきます。このような足元湧出の温泉は全国でも珍しいそう。(画像提供:蔵王温泉観光協会)

足湯の看板まで戻り、坂を上ると「上湯」に着きます。3つの中で最も歴史のある共同浴場です。

浴室の様子。(画像提供:蔵王温泉観光協会)
須川温泉神社

「上湯」から更に先に進むと「酢川温泉神社」があります。参道は温泉街の雰囲気に合っていてとても写真映えする場所です。ただし、階段が急なため上る際はご注意ください。
まとめ
今回は高湯通りから行くことができる3つの共同浴場についてのご紹介でした。高湯通りには本記事内で記載しきれなかった色々なお店や施設もありますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
温泉街を楽しんだ後は蔵王で有名な「樹氷」鑑賞もおすすめです。蔵王温泉スキー場の樹氷鑑賞おすすめルートはこちらの記事でご紹介しています。